ウヰスキーのある風景

読む前に呑む

沖縄の精霊かく戦えり

2012-07-01 | 雑記
沖縄にはキジムナという精霊がいるという。

しかし、あるお宅のKijimunaは一般的なキジムナの好物である魚の目玉は食べないのである。


とまあ、前置きはいいとして。



先日、そのキジムナさんが怪我をしていた、という話を読んだので、前々からちょくちょく拝見していたVegan Wrestler Chef Coupleへコメントを差し上げた。


野口整体のいう、「愉気」をしてみてはいかがだろうかと。「手当て」なんて胡散臭く思われるかもしれないがと。


コメントとKiji、じゃなかった(つまらない駄洒落を失礼)記事のほとんどは奥さんのKOKOさんが書いていらっしゃるようだが、「胡散臭いだなんてとんでもない。以前はよく手当てしてたんですが、最近はやってなかったんでやってみます」とのことだった。


「手当て」の効果が出るといいなぁ、と暢気に考えてから暫く経ったある日。


前々から、然るミュージシャンのイベントでケータリングをするという話が出ていて、「お二人はお忙しいようだが、元気そうで何より」と思っていた。



しかし、驚いたことに、そのイベントの日にはキジムナさんの大事な試合があったのである。


かなり白熱した試合だったようである。終わりの二十分くらいからのうち、八分ほどの動画が、そのことの記事に掲載されている。

ついでなので、動画をこちらにも。

Kijimuna vs Mongoose. Okinawa Pro Wrestling. 16 June 2012



試合前と後の怪我の状態については、お二人のブログの方をお読みになっていただくとする。

しかし、素晴らしい試合だった。出来れば最初から見たいくらいである。



スポーツはあまり好きではないのだが、格闘技は好いている。

こちらは剣道をやっていたり、某格闘技マンガに惹かれて、拳法式の基礎鍛錬をやったりしたこともあった。(剣道はともかく拳法は真似事なので細かいことは聞くな!)

それもあってか、昔の友人の影響も少々あり、プロレスは好きなほうである。


プロレスは、少々演技臭く見えるだろうが、あれはしっかりした基礎があってこそ出来ることなのである。(殴られてクラクラしてるのは演技だとしても)

入門したら最初に徹底的に習うのが「受身」だという。もしこれを疎かにしたら、本当に死んでしまうほど、重要なのだそうな。

実際に何年か前、有名選手が試合中に投げられた際、首の骨を折ったかで、あの世のリングに挑戦することになった。


ある程度コツはあるのだろうとしても、パイプ椅子の上に飛び込むのを素人がやると耐え難い苦痛となり、のたうちまわること請け合いである。のたうちまわるどころではないかもしれないが。



柔道でも「受身」をやるわけだが、こういうのもやはり、日本の「腰・肚文化」というものからの影響があるのだろうか?受身というのは、当たる部分だけ意識しても意味はない。

今は知らないが、相撲からプロレスに転向する人もいた。なにやら相通ずるものがあったのかと考えたりするが、ジャイアント馬場に至っては野球選手からプロレスラーだったので、あんまり関係ないのかもしれない。



話が逸れた。


そりゃ一大事だKOKOさん「お手当て」を!とコメントを差し上げた。

すると・・・。


こんにちは! キジムナが 君は安生さんからお手当ての話が出た時しかさわってくれないのね。。。昨晩言われてしまいました。。。 ドキ!!!
正座しなくちゃ。。
 返信コメントより


とのことである。


これじゃ正坐が罰則だぁ、というのはさて措き、少なくとも、「手当てを」と申し上げた時は行ってくれているようだ。よしよし、これからは毎日のように「手当てを」とコメントを差し上げよう、というのは冗談である。

キジムナさんも「手当て」が欲しいと思ったら、KOKOさんに向かって念じてみればきっとコメントがなくてもしてくれるようになると思うので、潜在意識に呼びかけるようにテレパシーを送っていただきたい。



さてさて、その話をやりたかったのもあったのだが(「手当てテレパシーを送ろう!」という話もだが)、お二人は完全菜食主義者である。

その上、キジムナさんは現役プロレスラー。



そのお二人が食生活を変えようかと考え始めておられるようだ。


しばらく前の話になるが、なんでも、きみしぐれさんが熱心に勉強されて実践中の80/10/10 DIETをご紹介されたそうなのだが、お二人が以前から気にされていたアスリートやRaw Vegan(生食の菜食主義)の方々もまた、実践されているのだとか。



世界的に有名なボディビルダーの方の動画が併せて掲載されていたので、こちらも載せておく。この方々もまたRaw Veganである。

World Class Bodybuilder is RAW VEGAN- huge muscles from meatless diet


しかし、冒頭のインタビューアの名前と年齢だろうか。四十八・・・。

今までの「常識」とやらからしたら、こちらのボディビルダーの方は信じられないだろう。

自分も、前なら信じなかったかもしれない。でも、こちらは完全なVeganではないが、この一年で感じたことからいえることは、体を大きくするのに肉は寧ろ邪魔であること、そして、体を大きくする効果のある食材もまた存在しないこと。豆類をよく食べている、というわけでもないのに、筋肉の感じは、若いころ?より強い。体重は落ちたが、疲れやすいだとか身体に力が入りにくいというのも少ない。
比較対象として我が愚兄が今の自分の年齢の時はどうだったかというと、まるで赤ん坊か妊婦のような腹をしていたが、無論、そんな腹はこちらにはない。



ところで、このビルダーの方の動画を見ていて、他と違うなと思ったことを少し。


ただ単にウエイトトレーニングだけをしているわけではなく、アメリカのレッドキャニオンだろうか、自然の中を走っている。そして、瞑想。


前にも「意識的な訓練だけで鍛えた体は心身を強張らせる」というようなことを書いたが、歩くにしろ走るにしろ、ああいう舗装されていない道というのは、しなやかな筋肉を鍛えるのに打って付けである。

ちょっと考えてもらいたい。何もないアスファルトの舗装道路を歩いて、何かこけるようなことがあるだろうか?たまに滑らせてとか、足の運びが悪くて躓きかける、というのは起こり得る。が、基本的に何もない。機械的なウエイトトレーニングも右に同じであろう。

さて、動画にあるような自然の道を歩くとしたらどうなるだろうか?ただ歩くだけでも、場合によってはこける。そして、こけなくても無意識にバランスを取ろうとする。結果、出来上がる筋肉は重量などは同じでも、質の違うものが出来上がるだろう。

アントニオ猪木は、若いころ、ブラジルだかで修行したときは、山に入って天然の岩石を持ち上げるといったことをして鍛えたそうだ。


そして瞑想である。
しっかりとした瞑想は、心身の緊張を解す。筋肉は弛緩した時がもっとも膨張する。これは、筋肉の膨張については野口整体でも同じ事を指摘していた。



というわけで、わしも肉体を鍛えるトレーニングをしようかと考えている。


というのも、最近、肩が妙な緊張をしている。


少々肩を回してもストレッチしても変わらず、正坐して瞑想したら治まるが、一時的である。


で、思い出したのだ。

「某格闘技マンガに惹かれて、拳法式の基礎訓練をやっていた」ことを。


なんてことはない。半身ごと突き出す感じでする突きをしたり、その場で突きを繰り返していたのだが、これが剣道をやらなくなってからサボりだした肩の筋肉を助けていたようだ。

突き出すと同時に拳に力を入れる感じは、剣道で当てるときに柄を雑巾しぼりするように握る感覚にも似ている。竹刀振った方がいいのだが、部屋では出来ないからやっていたのもある。

「わしゃ一体誰と戦おうというのだ」と思ってすぐ辞めるのだが、体が悲鳴を上げているのでは仕方がない。

これでしばらく、家にいる時は果物とちょっと抹茶でも飲んで、一日のうちどこかで軽く鍛え始めていこうかと考えている。

取りえず果物は、家の近くに八百屋があったので、スーパーよりはマシかと思い、そこで買うことにする。残念ながら今日は休みだった。



途中からまた自分の話しになってしまったので、最後にまた動画を。


去年のキジムナさんの試合である。タッグマッチで、サンダーライガーと一戦行ったという。

Kijimuna Vs Jushin 'Thunder' Liger



クラッカーで不意打ちしたり華麗な脚払いを見せたりと、大活躍である。

ついでに関連動画を見てたら、先日の試合の全部を収録したものがあったが、今回は動画が多い。ご覧になりたい方はご自身で。では、また。