ウヰスキーのある風景

読む前に呑む

無芸

2010-11-30 | 雑記
昨日、久しぶりに家で酒を飲もうと考えて、米が残り少ないから今日はパンとそれにあう洋食にしよう、ならばワインで、という感じで料理開始。

いつぞやもやった鶏肉のトマトソース煮込み。普段はブナピーとかいうしめじの白い奴を使うのだが、まいたけでやってみたら?といわれたのもあって、スーパー入ってすぐに特売していたまいたけを購入。

にんにくもおそらく、前からある奴は傷んではなかろうがちょっと日が経つ。このあたりで取り替えようかと考えてみてみると、安い中国産がいつも棚の前のほうにあったのに、今では後ろになっている。

値段は二個入りで八十円程度。国産は一つで百円近く。国産を買ったことがなかったのと、最近は使用量が減っていたので、一個でも構わないと思い、国産にした。


さて、戻ってにんにくを剥いてみると、よく使っていた中国産との違いに気づく。一粒が大きいのだ。昨日今日と二回使ったのだが、どちらも大きかった。

香りも違った。かなり控えめな香りで、中国産のと比べたらなんだか物足りないような気もする。まったくないわけではないが、もしかしたら減臭にんにくでも買ったのだろうか、と思ってまだ残ってたレシートを見てみたら、199と書いてある。品名は「にんにく」としかなく、単に国産の値段がうろ覚えだったのだろう。

刻みながら、大事に作られたのと荒れたところ(想像でしかないが)で育てられたにんにくでは香りや栄養に違いが出てて、中国産のほうが荒れたところで作られてそうだから、あんなに臭いが強いのかな、などと想像を逞しくしてみたが、別の意味で荒れてそうなので次からは国産にしておくかと結論づけた。


さて今回は、ちと油が多かったようで、麻婆豆腐の仕上げに油をかけたかのような具合になってしまった。肉から脂が出るから控えめでよかったわけだ。鷹の爪を二本入れて煮込んだので赤いというより赤黒く見える。なんとなく四川の趣が。


でも、特に変わりはなかったようで、飲みながら食べて、飲み終わったら転寝してしまった。


しばらくして電話で起こされる。父親からだった。

散々言ってきたが、父親は父親である。

あれから色々考えてみたが、父親の間抜けな話や考え方(大体どこかからか持ってきた話だろう)が嫌いであって、それ以外は特に問題ないのだろうな、と思う。

飲んで寝てたと、とかいって笑いながら話をしていた。ワインのボトル半分くらいだ、といったら「普通やな」と返された。

以前と比べると、以前というのは脳梗塞だかで倒れてからなのだが、しゃべりにくそうだという風は見受け、いや聞き受けられなかった。
ただ、ちょっと疲れてるのかな、という印象を受けるような声の感じはある。倒れる前の状態にきっちり戻っているわけではないのだろう。もしくはちょっと飲んだとか。

軽症だったのと、退院してから裕に半年を超えている。入院してから数えるとおよそ一年一ヶ月というところか。流石に親父殿は格が違ったか。



さて、最近のブログの更新が、あの下手くそな毛筆やら、動画を作った時ばかりになっている。今回も例に漏れず動画の掲載で修了。

前回の分に気持ちの悪いコメントが来てて、ついカッとなって作った。反省する必要はなかった。

物は作ってあったのだが、次回予告でも作ってみようかとしばらく置いてあった。しかし、カッとなったのもあってそのまま出したしだい。

いやしかし、「ぼそぼそいってて何しゃべってるかわからん」なんて久々に聞いた。コメントされてないだけで思っている奴も多いか知らんが。音量じゃなくて喋り方で聞こえにくいってのは確実にあると思う。自分で見直してても噛んでるような感じの時があるのを見かけるので。

チョンかシナなの?薬でもやってるの?はそのままお返しいたしましょうか。返しようがないけども。薬はまあアルコール。
しかし、どうやったらこんな動画を見つけられるのやら。しかもあんなに再生がないんだからつまらない動画とは思わないのか、つまらないだろうと予想してるし実際つまらなかったからつまらない罵倒をしていくのか、謎は尽きない。


二十八発目




さあ次はきっとフィリピン系だとか言われるに違いない。実際そういわれたことがあるが、飽くまで顔の話だが。
声はどうだろう。酔っ払いの声?では、また。

公開文書

2010-11-27 | 雑記
ある日、我れらがホテルでもスタッフによるブログをやろうではないか、という話が持ち上がり、発案者が早速登録を始めていた。基本は女性スタッフによるブログで、男性はたまにゲスト執筆をやる形で、とはいいながらも「安子ちゃんもやっていいのよ」といわれた。

じゃああれだ、色紙に「満室」とか書いて先着何名にプレゼントとかやればいいだとか、満室になった時の看板を例の毛筆で書けだのと、何故かそんな話まで持ち上がった。

というわけで、書いてみたらどうなるのかちょっと試してみた。力を抜いてササッと書いたので、元から変だがやっぱりに変になった。



いつもの名前を書くのを忘れたが、あまり気にしない。


ついでに、プロフィールの写真のあれも更新しようと書いてみた。



他に思いついた二字言葉を書いてみたが、残り少なかった半紙がついに底を突いたので、あきらめてここで終わり。

以前に筆と墨を新調した時に買った専門店の半紙だったのだが、次からは目の前のスーパーで売っている半紙で済まそうと思う。書いては捨て書いては捨て、になるので安いほうがよろしい。そんなに高いものでもなかったが。では、また。


失念

2010-11-25 | 雑記
およそ二年前の今頃だったか、Xbox360なるゲーム機を買った。誘われてとあるゲームをやろうということになったからだ。

しかし、そのゲームが発売(海外のゲームで、その当時は日本語版が未定だった。とある日本のゲーム発売のためのスケープゴートになったとも噂されていた)されるころ、プレイステーション2のほうでも気になるゲームが出ようとしていた。

ゲームの名前などは別に構わないのだが、その360のゲームを手に入れてからというもの、する機会がなくなり、クリアもせずに今日に至ったわけだ。


さて先日。その投げ出されたゲームのマンガを発見。なかなか上手に世界観を描けているな、と思ったらなんと、ゲームの製作者が関わっていたという。描いている人自身もそのゲームが好きらしく、違和感もなかった。

そして即座に購入してしまい、読んで思い立ったのが「クリアしてこよう」だった。

テレビの位置が360に邪魔されて見づらいだとか、地デジ対応したケーブルテレビのチューナーが刺さってるだとか、コンセントがマングローブの根のようになっているだとか、PCのモニターになれた今は小さい上に離れ気味のブラウン管で大丈夫かなどなど困難は多かったが、とりあえずは問題なく続いている。

一通り終わらせる気はあるのだが、色々やりこんでみようと思うと煩雑になる上に、昔よりも興味がわいてしまったので、ひどく困っている。

さて、そうはいうものの、一段落はついた。ストーリーは終わってないのだが、手近な目標を、単純に言えばアイテム製作をやったとかレベルいくつあげた、みたいなことをやりおおせた。やりながら、撮っておいて死蔵されていた動画の編集もやっておき、こちらも終える。

終わったといえば終わったのだが、次のネタを仕込もうかと思っているので、撮りおき分の最後はまだ出していない。
全部で三十六分あって、三分割にしている。その最後以外の二本およそ二十五分程度というわけだ。

というわけで、手短に動画を載せて終わり。気づけばここの更新が一週間を越えてなされていなかった。ゲームやりすぎだ。

まずは一つ目。

二十六発目



終わりにフェードアウトをかけてCMにつなぐ、ということをやっている。もう少し手間をかけずに編集する方法にやっと気づいたのでやってみた、といったところで見てる人にはあまり関係のない話。


二つ目。

二十七発目



あまりちゃんと考えずに設定したため、サムネイル画像が似たような絵になっているが、別の動画なのでご安心を。
では、いい加減に寝ます。では、また。


雪の日

2010-11-16 | 雑記
ここしばらく忙しかったり風邪引いたりで、休みの日は家で寝てる以外の選択肢があまりなかったのだが、二日ほど続けて休みになったので、一日目は家で丸一日ゲーム、二日目の今日は久しぶりに「和」へ行こうと考え、風呂に入って布団を干して出かけた。

他に考えていたのは、前日は丸一日家にいたとかいう状態だったので散歩がてら市の繁華街の方まで行くという、ものだった。

しばらく布団を干す時間が、近所の「和」に行っただけではあまり稼げないのではないか、と考えていたのだが、他にも理由はあった。

たまに寄る、というかここ一週間くらい立て続けに行っていたあるマンガ屋。小説もないこともないがマンガ屋でよい。

そこで買い物をしたあと、その通りをすすむと、二件ほど先にイタリア料理店のようなものがあった。ような、というのはカウンターが目立つので、コースで食べるような感じではなさそうだったから。

看板を見ると、ピザとスパゲッティを出すようだ。窯焼きのピザというのか、耳が歪に膨らんだピザの写真が貼られている。

マルゲリータがどこかの雑誌か何かで見たような形をしている。ひどく気になったが、少し悩んで今回は「和」にした。


いつもの兄さんがいた。寒くなったねぇと軽く受け答えしてすぐに、オリオン生と島ラッキョウを頼んだ。最近はこればかりの気がするが、なんとなく気に入っている。


飲み終わるころ、何を頼むか悩んでいたら、兄さんが「鍋焼きうどん風のものなんてどうですか?」ときた。元々食事するつもりだったので、二つ返事で承諾した。試作段階だとは言っていたが、変なものが出てくる可能性は、自分でアレンジするより遥かに低い。

さて、やはりもう少し飲もうと思い、手前に来ていたもう一人の店員にオリオン生ともずくを頼んだ。その試作料理に少し時間が欲しいというので、飲みながら待つつもりだった。なんだか「もずく」の聞き返しが「もず」に聞こえたが、気にせず頼んだ。

生ビールはすぐに出てきたが、もずくが遅い。おかしい、忘れたか?と思ったら、意外と早く鍋焼きうどんが出てきた。
そして食べ初めてすぐ、もずくにしては大きい器が運ばれてきた。中身はなんとモツ煮だった。ああ、間違えたかこの店員さん、と思ったが、自分の声も多少通りが悪いところもあるのと、キムチも一緒に添えられている不思議なモツ煮は、ちと寒い今日には丁度いいと思ったので受け取ることにした。


さて、肝心の鍋焼きうどんだが、もちろん入っているのはうどんではない。沖縄ソバである。このあたりはまったく問題ない。
一口食べて感じたのは、見た目の割りに味が薄い気がした、ということだった。辛味は少々利いているが、強くはない。酒飲んだ人には薄く感じるのかもしれない、とは兄さんの言だが、思い当たるところはある。

兄さん曰く「ぐーすをいれると辛味と酸味が後を引くようになってとまらない」とのこと。「ぐーす」とは泡盛に唐辛子を漬け込んだ調味料で、全席に備えられている。確かに、いつもの沖縄ソバに入れると辛いんだが止まらなくなる。その瓶には「ぐす」と書いていた気がするが、どっちがどうなのかはわからない。

入れてみたら言われたとおりで、何か物足りなかったところが解消された。無論、なくてもうまいのだが、鍋みたいな味付けだというと、作者もそういうつもりで作ったところがあるという。定食なんかのセットに出来ないかなぁと考えているのだとか。権力がないので難航しているそうな。

色々とメニューを作ってはいるそうだが、正式に格上げされたものは今のところないそうだ。こうやって裏メニューとして馴染みに出すのでも別にかまわないんじゃないか、とはお互い言い合った気がするがちょっと忘れた。

他には、餃子が好きで、沖縄の素材を盛り込んだ餃子を考えているそうだ。パートさんが休みでなければ、今日は食材を買ってきて作ってみる予定だったそうだが、それはまた次の機会にがんばってもらうことになった。

モツ煮もキムチ入れるのをやめたいという。これはこれでうまいという人もいるそうだが、キムチをトッピングにしてみたり出来ないか、という。

ひどく面倒だろうけど、二種類作るのはどうか、というと「モツ煮を二つ作るなら、別の料理作ります」と笑った。そりゃそうだとこちらも笑った。
ついでに、さっきの店員さん(話の直前に時間で帰っていった)が、もずくとモツ煮を間違えたことも伝えた。

最後に水一杯をもらって勘定をした。サーターアンダギーが今日はあったが、まだ家には戻らないのであきらめた。
「モツ煮、いいですか?」といわれたが、こちらも場合によっては食べたかもしれないので、構わないと答えて外に出た。


さて、まだ日は高いとはいえないが、西日が結構当たる我が家では布団を干しておくには丁度よい、ということで繁華街の方まで歩いていった。


久しぶりに歩いたその道は、覚えていないだけかいつの間にか出来たのか、「中国拳法用品」の店があった。ちょっと心惹かれてしまった。


八王子駅の駅ビルは「そごう」になっていて、高い階はレストランのテナントが並んでいる。
九階には紅茶専門の喫茶店があり、思い出したころに行くことがあった。思い出しても行かないことのほうが多いのは気のせい。

そこで紅茶とお菓子でも、と考えてまた思いだした。いつぞや、日本茶専門のお店が出来たはず。名前は忘れた、というか見た覚えがなかったが、同じく九階かその辺りに出ていた気がする。

店の名前は「一葉」とかいて「かずは」と読む。置いてあるものはぜんざいだったり抹茶を使ったパフェだったり。

こういう甘味処というのは、にしてはちと近代的な感じの店だが、とあるマンガの話を思い出してちと吹き出しそうになった。


とりあえず入ってみた。館内の広場に作った風なので、ドアやら入り口らしい入り口がない。出入り口はあるが、二つある。店員が気づくのか悩んだが、カウンターに腰を据えてみたらなるほど、ちょっと動けば全部見えそうだ。


甘味は書かれている値段でお茶もつくそうだが、銘柄は決まっている。単体でないと頼めないお茶もあるが、それはまたいずれ。
ちょっと飲んで食べたが故、腹に入りきるか不安だったが、いざ頼むとなったら食べられそうな気がした。しかし、後半はペースダウンしたが。

さて、果物が苦手なので、写真を見て添えられてなさそうなものを選ぶ。レシートをみると「クリーム白玉あんみつ」を頼んだらしい。

お茶は下記のうちの一つを指定すること、となっている。そこで選んだのが「雪」という銘柄。たしか、九州のほうの銘柄だったか。ちょっと覚えていない。

お茶は小さい急須と共に盆に載って出てくる。さて、ポットはいいとして、この土器のようなものはなんだろうか、と思う間もなく「湯冷ましの使い方はご存知ですか」と問われる。文字通り湯を入れて冷ますのだろうが、ちと酔いもあったため面食らって「いや、ぜんぜん」と話を伺うことにした。

どうやら、二煎目以降もある程度湯温を下げて飲んでいただく、という主旨らしい。
そういえば、我が家の抹茶入り玄米茶も、一煎目は沸かしたてに近いお湯をいれ、二煎目以降はポットのお湯で構わない、となっている。ポットは別に電気ポットのみを指すわけではないのだから。

結構な量で、五杯くらい飲めたと思う。これは意味が違うが、飲みすぎた感が否めない。

お茶の味わいは、茶葉の適温で煎れてあるのだろう、濃く出ているのに無駄な苦さや渋みがなかった。甘ささえ感じる。紅茶のような華やかな香り、というのはないが、お茶だけで満足できてしまいそうだった。出された一杯目は、あんみつが来る前になくなってしまった。

お茶も質や銘柄にもよるのだろうが、甘く煎れることが出来るようだ。表の看板に書いていた気がする。雑誌か何かの紹介文だったようだが。

入るのにちと躊躇いがあったため、意外と時間が延びてしまった。寄り道しないでまっすぐ帰ることにした。また歩いて。


家に着いたら着いたで動画の撮影をしておいた。夜は多分、疲れる。時間もあったので短く撮った分だけ掲載することにした。


またトラブルがあって、最初に撮影していた部分の音声がまったく入っていなかった。どうもこのゲームと撮影ソフトその他の相性がよろしくない。不安になったので短く撮影を区切ったが、結局、その直後に撮影を再開した。今回掲載するのはその短く撮影を区切ったところ。直後に再開した分は問題もないようだったので一安心だった。

二十五発目



バグというより、OSが悪い気がするが、ゲーム自体もWindows7でやる人をメインターゲットにしてるとは思えないので仕方がない。では、また。

向かい側

2010-11-13 | 雑記
去る休日。洗濯物を干し終えて、腰を下ろし、ふと本棚を見る。見るだけで収まらず、衝動的に手を伸ばした。

取り出だしたのは高島俊男『本と中国と日本人と』。昔、実に面白かったなぁというのを思い出し、なんとなく読み出した。

さて前回の終わりでちらっと存在を匂わせたのがこの本。内容が面白かった、ということ以外に、別のこともついでに。

著者は東京大学大学院修了、専攻は中国文学で、大学の先生もやっていたようだ。

今も続けてるのかはちょっとわからないが、辛口書評やエッセイが色々ある。中国がどうこうと最近騒がしいので、つい気になって手を出したのかもしれない。

平易な文章、深い知識と鋭いものの見方で、なるほどなぁと呻らされたり、笑わせてくれたりする。自身も学者だが、専門用語を捏ねくり回して訳の判らないことをのたまう学者は「頭が悪い」と斬って捨てる。

この本に収録されている内容自体は、雑誌『東方』で連載されていた書評。『東方』ってなんだ、というと東方書店という中国関連の書籍を扱う書店で、そこから月一で発刊されていた雑誌だそうな。

著者は西日本で個人では一番の購買量を誇る(誇ってるのかは知らない)顧客だったそうで、それだけが縁じゃなかったろうが、あるきっかけで書評をやることになったのだとか。

その百有余の連載のうち、言語関係などの一般向けじゃないのを除いたり、同じ著作者の書物は原則二回といった感じでまとめたもの。

東大は漢学、京大は支那学と名前が違うだけではない根本的な対立の話や、大陸に渡ったものや、日本に留学してきた中国人や、欧米の中国研究の話など、色々あげるとキリがないのだが、さして中国や漢文などに興味がない人でも実に楽しめる本だといえる。何が面白かったかといわれて、これだ!といえないのは、寝起きで寝ぼけてるせいだけではないだろうそうに違いない。

さて、本の内容そのもの以外で引っかかったことがある。悪いことではない。

ここでたまに「~した次第」と文を区切ることがあった。なんてことはない。追加で書かれたであろう余録にそういう書き方が散見されたというだけの話。本家のほうではひらがなだったけど。

~した次第と、何度か書いてたころ、どこでこんなのを覚えたかと悩んだが、恐らくこの本が元だったようだ。

また折に触れて読んでみたい一冊になったと思う。次はきっと三年後。



さて、昨日は夜勤明けで、体調も申し分ないが、どこかにでかける気もなかった。また一駅前から歩いて帰宅することにしたのだが、またちょっとマンガでも、とは考えていた。

その漫画屋(まんが王で検索すると多分出てくる。通販はまんが王倶楽部)で色々物色すると、地域色を出してみました、とかいって八王子空襲の記録なんてものが置いてある。余りにも興味を惹かれたので、つい買おうかと思ってしまったが、簡単にパラパラとめくるにとどめた。次に見かけたら買ってしまうかもしれないが、残っているのか、覚えているのかはわからない。

いくつか見繕ってレジに持っていくと、これまた珍妙なものが。ここで話が飛ぶ。


ある日、仕事場に行くとT君が「安生さん、見ましたか」と来る。
 「わしにわざわざ改まって見ましたか、と聞くということはその手のことか!」
 「ええ、そうなんですよ」
 「わかった!○○○ だな!」
という遣り取りが脳裏に浮かんだ。


というわけでこういう写真を撮ってきた。





これだけ見たらなんのこっちゃ、秋葉原かと思うかもしれないが、これが近所にあったのだ。あるのは知っていたが現物を見たのは初めてだった。

名を「日蓮宗 松栄山 了法寺」という。一般に寺は、寺そのものの名前で呼ばれるから、了法寺、というわけだ。さっそく調べてください。後は頼みましたよ。


レジで見たのは、そのマスコットのミニステッカー集みたいなので、以前にもその店では、とある客が店員と共になにやらガサゴソしているなと、気になって振り返ったら、客と思しき人が漁っていたのはそのマスコットつきペンだったりと、話題には事欠かない。

しかしこの看板、立てたのは去年の五月らしい。ちまよ・・・いや、記念に歌まで作って、PVまである有様。地元の祭りではメイド喫茶がどうとか。その辺はお調べください。ここでは触れません。

たまにこの近くを通っていたのだが、寺があるな、どこの宗派のだろう(そういうことは気にする)、としか思わなかった。歩いても向かいの道しか通らないので気づかなかった。

意外と看板は小さかったが、印象は大きかった。外から見た寺は、昔からある変わらない寺のイメージのままの建物だった。成金っぽいのが建てる、建立する?近代的な寺よりは余程いいとは思った。

たまには覗いてみようかと思う。場合によっては帰り道にあるわけで。そのうちステッカーとかペン買って、ここに掲載したりするかもしれないが、そこまでは今のところわからない。では、また。

郷愁

2010-11-11 | 雑記
先週、夜勤が四連続で続いたころ、風邪を引いていた。冗談で「そろそろ引くかも」と言っていたら、予言どおりになったわけだ。

幸い、というべきか、休むこともなく、順調に経過していたかに見えた。
しかし、ひどく咳がでる。現時点ではほぼなくなったが、この数日は大変で、横になっていると、咳が止まらないのではないかというほどで続ける。ひどく寝苦しかった。

仕事中でも出るので実に鬱陶しかった。そういえば、咳を止めるツボがあったはず、と調べて抑えてみたら、長時間は持たないとはいえ、ピタッと止まる。以前から一つ、喉もとのツボを知っていたが、すっかり忘れていた。調べた先によると、喉の痛みを抑えるツボ、とのことで、ついでに抑えておいた。

こいつは少しじっくり体を休める必要がある、恋わずらいでもないのに胸が痛いとか不安でしかない。

というわけで、昨日は休みをいただいた。予定では元々休みだが、午前0時ごろに電話が来た。夜中あがりのに出てほしいとのことだったが、先日から立て込んでいるのもあったので、勘弁してもらったしだい。

ただ、夜勤明けにすぐ帰って寝るのもよくないだろう、肺結核なんかは空気のいいところで静養するじゃないか、とこじつけて、火曜の夜勤明けは多摩動物公園に行ってきた。

乗換駅に着くまで、どうしようかずっと悩んでいたが、無理そうならすぐ引き返せばよいと考え直し、高幡不動駅に降り立った。

多摩動物公園に来たのはいつ振りだろうか、去年の十月の体育の日前後に行った覚えはある。その時は二人だったが。

さて、去年の十月以降で訪れたことがあっただろうか。行ったことがあったような、と思ったら、行こうと思った夜勤明けの日が意外と寒くて、前日の気温に向けた服装では少々耐え難いと感じて取りやめたのだった。

多摩動物公園は、入り口からすぐ坂が始まる。道は三つに判れる。どちらにしても坂道で、入場してそのまま歩けば、真ん中を進む事になるだろう。

右の道はちょっと勾配のある坂道で、子供向けに動物の足跡でけんけんぱを書いてあったりする。登りきれば右手に昆虫館が見える。昆虫館に向かわずに道なりに行けば、アフリカ園と呼ばれる区域に繋がる。

左を見ると、遊歩道と書いてある。前からそうだったのは知っているのだが、以前は奥が工事中で、予定されていた道が通れない状態だった。今はどうなっただろうか、と思い歩き出した。

かなり前に来たときは塞がれていた道が通れるようになっている。人もほとんどいない。あまり人もいないのに、何故だか日本の鳥が展示されている。

多摩はかなり高低差のある作りで、その遊歩道から他の区域を見ることが出来る。といっても真ん中の通りが見渡せるほどで、園内全域を見渡すほどではない。

時折、園内のシャトルバスが通る。他には園内の木材などを廃棄する場所が道沿いにあるため、そこで作業している人や、その手の作業用車両が通っていく。

入場してから二十分ほど、動物園らしいところが最初の方に見た鳥以外なかったわけだ。

それほど鬱蒼としているわけではないし、多少手入れはしているのかもしれないが、木だらけである。紅葉はあまり進んでいなかったが、そのうち綺麗に色づくだろう。

木々に囲まれた道を歩きながら、ふと実家のことを思い出した。父方の祖父母の家は、歩くと一時間程度はかかるであろう山の上にある。紅葉とは無縁だった気がするが、何故だか無性に懐かしくなった。勢いあまって、自分は実家に戻ったほうがいいんじゃなかろうか、と考える始末。やはり疲れている。


一通り歩き回って、おやつに自販機でアイスを買った。自販機のアイスはハーゲンダッツのみ。果物は嫌いだと公言しているにも関わらず、イチゴ入りのを買った。

アイスクリームは基本的にバニラ味が好きなのだが、イチゴ味を食べながらなんとなく思うに、バニラ味はアイスクリームの基本なのだと考えていたが、飽くまであれはアイスクリームの「バニラ味」であって、色々あるうちのひとつでしかないんだなと。バニラが基本なら、このイチゴ入りのにもバニラが入ってしかるべきだが、なかった。馬鹿馬鹿しいと思いつつも妙な感心を覚えた。


風邪を引いている間は、TV画面を見るべきではない。PCのモニターも同様。
なら、マンガでも買って帰ろう、そういえば例のマンガの最終巻が出たはず、と思い、自宅近くの本屋に立ち寄った。勘違いなのか、それとも未入荷なのか、置いてはなかった。
置いてあればついでに買う予定だった別のこれまた最終巻と別のマンガをつい一気に買い込んで帰途に着いた。

足を洗い、着替えてもう布団を敷いてしまい、入ったまま読んでそのまま寝た。

そして目が覚めかけた夜中、電話があったのだが、お断り申し上げたしだい。

目が覚めてしまったので、お茶漬けを食べたりしていた。帰宅して読むつもりだった本があったのだが、結局マンガに夢中になってしまったようで、延期になってしまった。

では次の日の休みに、と思ったら、これまた伏兵があった。このことについてはまた次回にする。では、また。

兆し

2010-11-06 | 雑記
最近、風邪らしい風邪をひかない(寝込みたくなるようなレベルとしては)と書いていたら、久々に寝込みそうになった。都合がよければ寝込んでもよかったが、そうもいってられない。動けそうだったので動いていたが、本のすこし咳が残るくらいでほぼ治まったようだった。

その風邪でくらくらする直前の夜勤明け。いつもの伊勢屋に寄る。今日は豆大福以外で何か買ってみようと思って買ったのがこれ。



左がくるみまんじゅう。右が六方焼き。豆大福は餅とりこがばらばら出るので、ちょっと食べづらいな、などと思っていたので気分転換に。思えば、こう考える状態がが風邪の始まりだったのだ、と振り返ってみても思い当たらなかった。


やはり味は甘すぎず、いくつでも食べられそうな感じがするが、調子が悪くなっていたのでそういうわけにも行かない。そもそも、夜勤で寝る前に甘いものをバカみたいに食べるのもよくない。さらに、酒飲みに甘いものはいけない!といわれたりもしたが多分手遅れ。

夏の終わりに、「涼しくなれば色々作れる」と聞いていたのをふと思い出したから、というのもあった。次にまた行くことがあったら、色々試してみよう、と思ったが、結局その後に寄った時に豆大福買ったのは習慣のせい。

風邪の間にちょっとした発見があった。

野口整体の風邪の治し方云々について言ったとき、「熱めの湯に足を付けて拭くと、片方が赤くなっていない」という話で、自分は未確認だった、と書いた。

この一週間試してみたところ、試すごとに左足だけ赤くない。赤くはなっているが、真っ赤になった右と比べるとあからさまに赤くない。

右足から拭いていたので、湯につかる時間が少し短かった、というわけでもなさそうだ。
どちらが赤くならないかは人によって異なるらしい。毎回左が赤くならないのは、言われていた通りだったと考えられる。

夜勤がたてこんだのもあって、不十分な感じもあるが、今回の風邪については心配は無用になりそうだ。汗かいた後の処置を失敗している気がするので、ちと不安ではある。


多少元気になったついでに動画も撮影した。所々で咳が吹き込まれ、声がいつもよりハスキーボイス、かもしれない。まだアップはしていないが、日曜には出せる予定。アップロードにも時間がかかるので、分割編集だけで済ませておく。では、また。