ウヰスキーのある風景

読む前に呑む

贅Live

2012-11-30 | 雑記
デーヴィッド・アイクが、自分の言っていること(世界の陰謀)を理解するのに役立つ映画として、『ゼイリブ』という映画を上げている。

今はYouTubeで見られるそうだが、日本語字幕がついたものがあるのかは未確認である。


内容はこうである。Wikipediaより。

主人公ナダ(ネイダ)は、しがない肉体労働者。世は貧富の差が激しく、失業者があふれている。

家がないナダはフランクに誘われ労働者仲間のボロ家(キャンプ地)に仲間たちと一緒に泊めてもらう。そこで何気なくテレビを見はじめた。画面には贅沢な消費生活にどっぷりつかった女性の映像が流れている。ところが受信映像がふいに乱れたと思ったら、正規の放送局の映像とは思えない乱れた電波が画面に映りはじめて、その映像に現れた男がこんなことを言い始めた。

「我々の暮らしている世界は人工的な仮眠状態にされています。あるグループが信号が発信されているのを発見したのです。彼らは抑圧的な社会を作り上げているのです。彼らの目的は皆の意識をなくすことです。彼らの目的は人々を欲に目をくらませ、物質主義者にしたてあげることです。彼らは自分たちが生きるために我々を眠りこけさせ、欲に狂わせている。我々は“奴隷”にされているのです」

映像が消えると、ナダの近く座っていた男がなぜかそわそわと立ち上がり出てゆく。ナダは不審に思い、気づかれないようにその男についてゆく。男は近所の教会堂の中に入ってゆく。"自由教会"という名の教会で、普段から賛美歌が聞こえてきていた。ナダは気づかれないようにこっそりとその教会堂に足を踏み入れる。賛美歌が聞こえていたのは人の声ではなく、録音テープで流している不思議な教会であった。

その教会堂の隣室では人々が何やら議論をしていた。ナダは壁に隠された収納スペースがあり、そこにダンボール箱がいくつも入っていることに気づく。ナダはとりあえず教会から退散した。

不思議な教会のことが気になったナダは、後日もその教会堂を外から観察しつづけた。するとナダのいるキャンプ地に突然に武装警官の集団が襲いかかった。

翌日ナダが教会堂に行ってみると、人が誰もいなくなっていた。ナダは隠し収納部屋があったことを思い出す。ナダはそこからダンボール箱をひとつ持ち去った。

街の横丁にたどりつきそのダンボール箱を開けた。中には黒いサングラスがぎっしりとつまっていた。そのうちのひとつを手にとると、残りはダンボール箱のままゴミ箱に捨てた。

何気なくそのサングラスをかけて街をブラブラと歩き始めた。すると街の景色が何やらいつもと違って見える。宣伝の平凡な写真の看板やカリブ海旅行の看板をメガネを通して見ると、「命令に従え」「結婚して、出産せよ」と書いてある。サングラスを通して見ると、雑誌にも新聞にもテレビ放送でも「消費しろ」「考えるな」「眠っていろ」「権力に従え」などの不気味な命令文に満ち満ちているのが見える。しかも街に溢れる人々の大半は、骸骨のような恐ろしい顔をしたエイリアンたちだった。エイリアンが人間になりすましていたのだ。 このサングラスは、エイリアンとエイリアンの洗脳信号を見抜くことができるサングラスだったのだ。

突然警官がナダに襲いかかってきた。サングラスを通して見ると、その警官もエイリアンである。実は既に地球にはエイリアンが溢れていて、政府の中枢も、テレビ局にもエイリアンが人間のふりをして入り込んでおり、人間は彼らに支配されていたのだ。人間達はニセの現実の中に生かされていたのだ。

ナダたちはエイリアンたちに対して戦う決意を固め行動を開始した。
『ゼイリブ』ストーリーより。


丁度この理屈が、爬虫類人が人類を支配している方法と同じである、というわけである。

ただ、映画ではテレビ局のアンテナから出ている電波が偽の現実を見せ付けているが、そこを月に置き換えろというわけである。

月から電波が出ている、というのは、原子力や放射線が知られていない世界にガイガーカウンターを持ち込んで「危ない」と喚くようなもので、にわかには論証や理解が出来ないといえる。

出ているとして、上記と同じ状況であろうことは想像に難くないと思うが、お好きにしていただく。出ているか出ていないかはここで取り上げる問題ではない。


しかし、その月とやらは、一般に知らされている惑星だとかというイメージとはかけ離れた物理現象を起こしており、ある天文学者に至っては「月は観測エラーだ。存在しない」とすら述べている。

天文学者の観測やNASAの実験結果など、アイクが書いてある話を一通り読んでみただけでも、「月はおかしい」と感じられるかと思うが、お好きにしていただく。



さて、映画『ゼイリブ』のあらすじには、テレビに映る人も待ち行く人の大半も「骸骨のような恐ろしい顔をしたエイリアンたち」だったとある。


主人公は歴とした人間である。冒頭で乱れた電波放送の主とそれを聞いて浮き足立って去っていった男もまたそうである。



そこで当たり前の話になるが、その舞台上にはエイリアンでない人間もいるわけで(人間しかいないと思い込んでたわけだが)、そのエイリアンの洗脳信号とやらでのうのうと、もしくは汲々として暮らして、いや、飼育されているというところだろう。



つまり、「エイリアンの洗脳信号」どおり動いている人間もまた大多数を占めているといえる。


実は、主人公達もエイリアンたちも、同じなのかもしれない。映画の描写にあるかは知らないが、実は主人公自身もそのサングラスを通して見ると・・・。さてどうなるか。

それだと余りにも話が拗れるので、人間対エイリアンという設定には違いなかろうと思われる。そこもここでの論点ではないが。



というわけで、映画の設定であるということを忘れて、現実とやらに当てはめてみよう。


まったく、冒頭の通りの世界になっている。テレビなどのマスコミニュケーションの攻勢で、何やら買いたいと飢餓感を募らせているのは、誰しもあるところであろう。

そして、方や貧困のかなたに落ちぶれ、明日をも知れぬという状況に身をやつしている人々もいる。アメリカの話ではなく日本でも同じ状態である。


いわゆる現実に「エイリアンの洗脳信号」があるかどうかはともかく、行われていることは同じである。


映画のキーアイテムのサングラスとやらを通して今の街中を見渡したとしたら、皆骸骨のような顔なのだろう。ただ、微妙に色が違ったりしているかもしれない。


常識という名の主流の見解とやらにしがみついて離れようとしない存在がそこかしこにいる。彼らのマントラは「ミンナガイウカラ」である。発音は同じだが、ユーカラではない。

離れたところで実際に死ぬわけではない。酷い目に遭ったりするかもしれないが、起こってみたら大したことでなかったりするのは世の中多いものである。

離れるのも、また離れられるのも怖いから、というわけである。


『ゼイリブ』のエイリアンも、元は人間と同じだったのかもしれない。もしかしたら、白かった骸骨様のご尊顔も、恐怖で醜く変色してしまったのかもしれない。


変なもの(映画で言えば「エイリアンの洗脳信号」)にさらされ続け、元は問題なかった贅肉が変質し、本体(骸骨のところ)に悪影響を与えて現在に至ったのかもしれないと、空想を逞しくしている。



テレビが作り上げる独特の雰囲気を、為清さんは「テレビ場(バ)」と名づけている。


アイクはいう。爬虫類人は人間をごく狭い可視領域に閉じ込めていたいのだと。


目には見えねども存在し、影響を与え続けるこの「テレビ場」。例えば常識というものを、公式見解というものを作り上げ、それに人は無意識に従い、また従えようとする。これが洗脳信号と言わずして何と言おうか。

テレビ場がその贅肉を腐らせ、本体に悪影響を与えている。しかし、我々はごく狭い可視領域しか見ないので、贅肉が腐っているせいで骨まで腐っているということは理解できなかった。


かくして、骨まで腐った者共で地上は溢れかえる。骨の色が違うのは、骨の腐り具合の違いというわけである。


腐った骨はもう自律して動かないので、腐った贅肉が動かしている。我々はそれを見て「They Live」と言い習わしてきた。


そろそろ腐った骨も折れる頃かもしれない。そうなったら、例のサングラスで見る世界はスライムだらけになっていることだろう。では、また。

ラヂヲ 十五杯目六口

2012-11-28 | ラヂヲ
さてさて、短く分割したせいもあって一つのテーマで六回も出ることになったが、まだもう少し続く。

今回の話では、以前ご紹介した、どこぞの医者が変な病気はワクチンと関係ないとほざいているが・・・という内容の話をまた。

そちらの記事はこちら。crazy*3より「製薬会社に貢献してる人

ラヂヲ内ではかなり投げ遣りともとれるように読んだが、詳しく説明するまでもないよね?という意味なので、詳しくお知りになりたい方は上記をお読みいただく。


では、本編をどうぞ。

【ラヂヲ】ウヰスキーの時間 十五杯目六口




中でも言ったが、「番犬は餌をくれる人に尻尾を振る」のである。

まさにそのままのことを今回触れている。では、また。

ラヂヲ 十五杯目五口

2012-11-27 | ラヂヲ
後日の約束はきっちり守ろう、そう思ったのか、横になったところで眠れなくなったので、CMまで作ってしまった。

本当をいうと情けないのだが、二十五日にやりたかったところである。


ただ、使おうと思っていたネタがちょっと外れたので(大はずれでもないが)、よしとする。


というわけで、五口目ご覧あれ。


【ラヂヲ】ウヰスキーの時間 十五杯目五口



本邦二度目のカラオケ公開・・・と洒落込もうかと思ったが・・・。夜中なので本気で歌うわけにもいかず、CMが長くなりすぎる。

次こそはカラオケだけでも、と思ったりするかもしれないが、えー、今回については、視聴者の皆さんには気の毒であるが、やむをえないこととわたくしは思っております。


というわけで、「歌え」と念でも送りつつここをお読みになるか、ラヂヲをお聞きいただきたい。では、また。

「無知」は力

2012-11-26 | 雑記
よく書いて喋ったことだが、我が家は某・・・やめだ。創価学会の家である。


別に創価が公式に反天皇制だとかを唱えているわけではないようだが、詳しくは知らない。


ただ、貧乏人の集まりではあるので、金持ちに対しては何かコンプレックスをを抱いているところはあるのだろう。

だから、時折、天皇がテレビに映ると、決まって父親はこういうのである。

「あいつら金持ちやから庶民のことはわからんのや」と。


ついでに、父親は創価の口ぶりで、日本的なものは何でも否定する癖がある。日本的、というか日本にあるものというべきか。そのくせ、彼らがよく褒められる(らしい)のは実に日本人的なものだったりする。

たしかに、現代の日本もどきについては当たっている。親父が考えたのかはしらんが。

外国人を排斥したがるような島国根性と言っておきながら、アメリカの人種差別がとてつもなく酷いことを知らず、「人権の進んだ国だから今は解決されているんだろう?」と臆面もなくほざくが。
(「池田の大ちゃんはキング牧師と並び称されている」とかいう、新聞と大ちゃんの法螺話(実態はともかく、そういう話はあるそうだが)以上のことは何一つ知らない)

これは以前書いた話だが、こうもいう。

三年前だったかに帰省したとき、たまたまテレビを見ていた。江戸幕府の都市計画は風水に沿ってなされている、という話だった。

「昔の人は無知だったから、何もわからんのよ」と。いつもこういうのである。

こちらは激怒して「今と昔の基準は違うだろうが!」と吼えたら、「そ、そうか・・・」と萎れてしまった。


もっと正確に言うべきだったなと、当時にも記した。

数百年もしたら、「昔の人は石油で車なんか動かして、効率の悪い電灯なんかつかってたんだって」「昔の人は無知だから以下略」と、ある親子の会話があってもおかしくない。

父親にも大ちゃんにも、数百年はおろか来年のことも見通せないような気がする(大ちゃんはろくでもない未来を作る側にいるようだからある意味「見通している」だろう)。



さて、昔の人を無知だという我々は、果たしてその反対にあるのだろうか。そんなわけがなかったようだ。

しかし、今回は冒頭の父親のセリフに完敗である。オーウェル的に言うとおかしいが、「無知は力」といえなくもない。


昨日、Beyond 5 Sensesに新着記事がアップされた。

先日の、太田龍の講演テープを書き起こして動画にした紹介記事の追加というわけだ。

内容は読んでもらいたい。



一部抜粋して、感じたことを。

こうした不自然さが、「天皇だから」という理由で、すべて打ち消されてきたのである。天皇だから、常人の想像の範囲を超えているのだ、大御心をあれこれと忖度すべきではないと。まったく「私」というもののない日々を送っているのだから庶民とは違って当然なんだと。それで、裕仁が語ったならば、ありきたりのつまらない言葉でも、「ありがたい御言葉」になるわけだ。

だが、裕仁から「天皇」という権威を除去したなら、何が残るのだ?

そう、すべては「天皇」という想念が醸し出したイリュージョンなのである。そしてその想念を送っているのは、戦前ならば教育勅語と軍人勅諭で、戦後ならば週刊誌とワイドショーで洗脳されてきた一般民衆なのである。



しばらく前まで、父親の口ぶりがあまりにもバカバカしかったので、池田イリュージョンから天皇イリュージョンに移っていた。間抜けな話である。

というものの、負け惜しみのようでもあるが、そこはかとなく、無理をしているのではないか、という気持ちもあった。


「無知は力」だが、それは「幻を打ち破ってこそ」である。そのための無知である。言ってしまえば、何も知らない子供の方が賢い。

しかし、イリュージョンの只中にいるのだから、それを抜け出すために幻であることを知る必要がある、という意味では「無知」ではいけないのが難儀では有る。


ある意味、父親の「無知っぷり」は正しかった。「親の心、子知らず」とはいうが、その心はバカバカしいので、負けたのはセリフにだけである。


冒頭の父親のセリフ「あいつら金持ちやから庶民のことはわからんのや」は、全てのイリュージョンに向けて発してこそ、といえよう。


というわけで、記事の内容(天皇はアスペルガーで人間の心情は理解できなかった)からは少々離れるが、常識というイリュージョンに向かってこう唱えるべし。


「あいつらキチガイやから人間のことはわからんのや」



ただイリュージョンに振り回される人類が作り上げ、そして「無知なる」者どもを巻き込んできた。そして、巻き込まれた者は「無知なる」者を「有知」に、イリュージョンの虜囚へと作り変える。

それを狂気の沙汰と言わずしてなんと言おう。努々この真言を忘るることなかれ。では、また。

ラヂヲ 十五杯目四口と生臭坊主

2012-11-26 | ラヂヲ
ブラブラしてたら、少しばかりリリースが遅れてしまった。なにとぞお許しを。ああ、腹は掻っ捌かない。

今回出している分は、最初の方は葉巻にして、キセルを封印しておいたのだが、ついにキセルが登場することになる。

まあ、本題には関係ない。ただ、カットするほどでもないかと、半ば放送事故的にそのまま収録している。静かになってもじっとお待ちあれ。

ただ、以前ほどバカみたいに火を何度も点け直すことはなかったと記憶している。進歩したもんだ。


進歩するなら酒の飲み具合をもう少し進歩しやがれ、と言われそうである。なんせ、動画を出して、こちらに書き込む前にコメントがあった。「のみすぎちゃだめよ」と。

のみすぎないように、働きすぎないようにしたいところである。


それは措くとして、十五杯目四口をどうぞ。


【ラヂヲ】ウヰスキーの時間 十五杯目四口




さて、最近記事の更新が少なかった。


関係ない話を少ししようかと思う。


先日、近所の店に行くと、作務衣を着た、丸坊主の人がいた。まさに坊主だったわけだが、少々おしゃべりをしたり、後から来たその坊主の連れの人の話を聞くとは無しに聞いていた。


なんでも、然るアメリカのミュージシャンの案内をしたことがあるとか。禅僧になる前か同時なのかしらないが、色々やっていたようだ。

その某ミュージシャンは、こう切り出してきたそうな「日本のタバコをくれ」と。日本のタバコが一番美味い、という。

ちなみにその生臭坊主は、刺身食べながら酒も飲んで、タバコを吸っていた。「わかば」というやつである。


キセルにはそもそも専用の「刻」というタバコがある。本当は別の字を当てていたようだが、それはいい。

その生臭坊主に出会ってから、「じゃあ、たまには「小粋」でも吸ってみよう」と、先日、買っては吸っていた。


そして昨日。タバコのストックが切れたので、他のタバコを買ってみようと、帰り道、日曜でも開いているお店に行ってみたら、「小粋」のところに別の箱が置いてある。

「小粋」の限定パッケージで値段と量はそのまま、中身が違うそうだ。「松川刻」という。2010年産の松川産タバコで作ったものだそうな。日本在来種の銘柄葉という。


普通の「小粋」は手巻きタバコよりさらに濃い感じがするが、こちらはもう少し控え目な気がする。しかし、キセル用には十分である。

しかし、タバコの栽培状況というのはどんなものなのか。農薬まみれなんだろうか。もちろん肥料も。だからあんなに味が濃いのか、と訝しくも思いつつ、何度か吸っていた。では、また。

ラヂヲ 十五杯目三口

2012-11-20 | ラヂヲ
予定より一日遅れてしまったが、三口目を公開。

アスパルテームが何で出来ているのかという話の続きと、アスパルテーム開発の経緯などについて。まだまだ続く。


アイキャッチやら途中で挿入する画像の出し方消し方を遊んでいたら、数時間経っていた。

早朝に目が覚めたので、パッと作ってまた寝ようと思ったのに。着物干したりしようかと思っていたので、丁度いいことにする。


それはさておき、十五杯目三口、ご覧あれ。


【ラヂヲ】ウヰスキーの時間 十五杯目三口





わき道が多い今回は、これでようやく半分に差し掛かったところ。こういうテーマもいいな、と思っているうちにまた次のテーマが出てきそうになる。
しかし、膨大なテーマを扱うと、視聴者の方も大変であろうし、やるほうも訳がわからなくなるので、一つ一つやっていこうと考えている。
デーヴィッド・アイクのように、半日公演やるわけにもいかない。


アイクといえば、ここでも書こうと思ってすっかり忘れていたが、イギリスで選挙に出た時のスピーチの翻訳字幕つきが全部出来上がり、先日、Beyond 5 Sensesで公開されていた。




もうずっと前のことのように思ってしまったが、まだ十日ほどだった。光陰矢の如し、というレベルでもない気がする。


これまたチラッと触れたが、翻訳字幕はめ込みに参加していた。最後の二つほど。

そこで初めてアイクが喋っている姿を見たのだが、思っていた以上にアイクという人は堅苦しい感じはなく(陰謀論者というのは堅苦しいもんだ、という偏見である)、また、情熱的でユーモアに溢れている。


為清さんが「超特急で翻訳した」と、字幕はめ込みに参加するときにも言われていたが、実に判る気がした。(その感想もお伝えしたものである)




下記に一本目を貼り付けておく。タイトルをクリックしてYouTubeに飛べば、自動再生で全部見られるようになっている。ラヂヲの合間に、というとアイクに失礼かもしれないが、こちらもどうぞ。

(1) デーヴィッド・アイク - ビッグブラザー補欠選挙集会演説 - 日本語字幕版


次は明日の予定。明日と言いつつ明日の深夜から早朝にかけて、という可能性もあるので、目安ということで。では、また。

権利などない

2012-11-16 | 雑記
先日のことである。

「お前は酒がこれこれこのように体に悪い、と書かれていたらすぐに辞めるのか?」と言われ、「まあすぐには辞めませんよ」と答えた。

その後、「その研究がいかなる影響の下に現れたのかを知らないことには意味がない」という風なことを言ったが、明確な反論はなかったように思う。


また、タバコについては「その人がタバコが好きでそういう研究結果をいっているのかもしれないじゃないか」というので、反喫煙の医者がニコチンの有用性を述べているとは以前にも言った覚えがある。どうでもいいが。



タバコについては以前書いたし、ラヂヲにもした。検索してみたら、アメブロに一つに、タバコについて肯定的な話の最後にラヂヲを乗っけているブログがあったが、ブックマークを取るのを忘れてしまった。



さて、アルコールについてだが、80/10/10フルータリアンダイエットのグラハム博士の論に則っていうならば、健康には必要なく、害悪である。


それはさておき、別の観点で一つ申し述べておく。



日本の税制からである。


タバコと酒は、増税というときに槍玉に挙げられるものの筆頭といえよう。最近は消費税だが、消費税反対が煩い時は出てくることが多い。


日本で製造販売されるタバコはJT管轄だが、この大株主は日本国政府である。そもそもは国営企業だった。

数年前にタバコは増税されたが、その際にやめた人もいただろう。ちなみに、タスポやらの導入でも、税収には影響ない、などと社長か何かが会報か何かに書いていた。ネット上にあるかは知らない。


タバコが健康に良いか悪いかは一度措くとして、やたら増税されるのと、政府の管轄(JTが代行管轄)であること、そして、個人情報の収集としか思えないタスポの導入。

これらを勘案すると、タバコから離れて欲しいという思惑がある、と推測が出来るわけである。

本来なら不必要な添加物を混ぜ、タバコ本来の香りも味も消し(無添加の手巻きタバコは「お香みたいな匂い」と言われた)、病気の原因だと謳う。
肺癌にかかる人間の数と、喫煙者の数が反比例しているともいう。癌は増えたが喫煙者は減っている。その統計が操作されたものかもしれない、とは思っても、日本国政府にメリットはない。

それでも(腐った)タバコを吸う人間には課税をし続け、根を上げるまで増税するつもりなのだろう。吸わなくなるまでやるのだろう。ここでいうタバコはJT謹製の「シガレット」である。

税収自体も下がったという話も聞く。本当に、本当に、安定した税収を見込めるからやったのか?そして一度上がった税は下がることを知らない。


タバコはまだ、選ぶ余地がある。輸入品にするだとか、日本製でも刻みタバコの「小粋」は無添加である。

タバコ税の問題で、手巻きタバコなら紙を付けないと高くなるというのがあるので、「小粋」自体は本当はもっと安いのだろう。(10g三百八十円ほど)


さて、それを踏まえて酒の話に戻ろう。



酒も度々増税の対象になってきた。


増税対策として出てきたといわれているものが多くあることをご存知だろう。


ビールもどきの発泡酒というやつである。


二十年ほど前だかに出始め、気がつけば「第3の発泡酒」だったか、上から順番に増税されたのか、もどきのもどきが続き、挙句の果てにはノン・アルコールというものまで出てきた。
そこは酒ではないが、酒のイメージの飲み物であるというわけだ。アルコールは入っていないから、酒税としては非課税なのだろう、おそらく。


本来のアルコールに対して増税を行い、それの代替品としての発泡酒等を出し、そちらは課税を抑える。


「安定した税収」を見込んでやっていたのかは知らないが、皆が皆、アルコールもどきに向かえば税収が下がっていくことは火を見るより明らかというやつである。

出た順番から課税されてきたので、第3の、という風になっているわけだが、上の話を踏まえていえば、これもまた「本来の意味でのアルコールから離れて欲しい」という思惑ではなかろうか。


偽の、酒と呼ぶには愚かしい飲み物だが、ありとあらゆるものが入っている。カクテル風のものには人口甘味料が入っていたり、発泡酒には大豆由来成分レシチンがあったりする。


厳密にいえば、本来のアルコールと呼ばれるものにも危険性は指摘できる。


ビールで言えば、大麦とホップだけでできた物がビールだが、トウモロコシ(コーン・スターチで入っている)や、米が入っている。


麦が遺伝子組み換えの可能性は高いわけで、トウモロコシに至ってはほぼ黒といってもいいほど組み替え品が出回っているのが現状である。

農産物全体は、農薬や化学肥料の影響下にあるものがほとんどであるし、「国産」を謳えば謳うほどさらに高レベルだといえる。あれは意味のない言葉である。

日本は世界でトップの農薬使用率だという。


醸造に使う菌もまた、遺伝子組み換えされたものが多い。それが体に入ってこの先どのような影響が出てくるのかは未知数である。

遺伝子作物についてはグロテスクとしかいいようのない結果が度々出ている。

遺伝子組み換え作物については、四十年近く前に危険性を指摘していた国内の学者がいたが、その声が広まることはなかった。



さて、政府が増税をするから、アルコールは(本来に近いほうは)大丈夫だ、と結論付けられないこともない。



上記の復讐、じゃなくて復習のようだが、こう考えることが出来る。


まず、普通の酒(妙なものを混ぜていないもの)を飲ませる。そして、「体に悪いものなんで」と増税する。

そうして、ビールもどきなどに向かわせると。上述のように、発泡酒には妙なものが入っている。大豆由来の成分だから問題ないのでは?と思わないほうがいい。


大豆のほとんどはこれまたGM(遺伝子組み換え)作物である。そして、単純に大豆は、醗酵したもの以外は害毒になる。(グラハム博士は発酵食品も良くないと述べているが、その話はここでは措く)

今もかしらんが、大豆を使った健康食品が一時期よく宣伝されていた。醗酵していない大豆を食わせたいのだろう。

大豆の食物繊維を練りこんだり添加したもの(酒じゃなくなってきたが)などというのもあるが、大豆から油を溶剤抽出した搾りかすだったりするのではなかろうか。

産業廃棄物の再利用、というわけである。フッ素と同じである。安全ではないものを安全ですよと結託して宣伝してきた歴史がある。


産業廃棄物も処分できて、国民は不健康になって日本政府は医療費アップで儲かる(表面上は問題だとほざくが)。儲からなくても、大衆をコントロールできるので、実質儲かっているのと同じである。

医者は主流の話を繰り返せば儲かるので、壊れたレコードのように繰り返すだけである。




さて、肉を食べるのも、タバコの煙を避けるのも権利だ、などとも言われた。


単純に煙が嫌いな人もいるのは当然だが、知りもしないで、知ろうともしないでタバコの煙が悪いと腐った頭で申しているだけなら、壊れたレコードと同じである。

いや、レコードに申し訳ない。ロボットと同じである。「権利ノ侵害ダ!権利ノ侵害ダ!!」


権利権利というなら、もっと害悪であるどころか大量殺戮をしている飛行機の排ガスや、目の前をバカみたいに走っていく車の排ガスを無理矢理吸わされている世の中に権利を申し立てなくてはならない。


こういうのである。

「みんながやっているから」と。「みんながいうから」と。


その「みんな」はどこからなにを知って、タバコを吸うなだとか肉を食わないと不健康になると言って来たのか。


マスメディア、つまりは新聞やテレビ、インターネット(主流メディアが流しているもの)と、国家管轄の「教育」で仕込まれたものが醸成した、常識という空気でしかない。

ただその常識に染まって、そうしないといけないと思い込んでいる。


さらに思い込ませている。「相撲部屋の可愛がり」と同じである。新弟子が入ってきたら、自分たちが新弟子だったころの「可愛がり」をその新弟子に行っているのである。

そんな常識的なあなたはつまり、「自分で考える権利」を剥奪されているのである。

「自分の頭で考えている」と思っているだろうが、ただ常識というレコード盤をなぞっているだけである。


そうやって本質的なことを無視して、つまらないことをさも大事のように騒ぐ。壊れたレコードと大差ない。


常識というレコード盤で曲を奏でるレコードはそもそもが「壊れたレコード」である。

まずはそのつまらないレコード盤を投げ捨て、針を交換し、各々が好きなレコード盤を乗せてみてはいかがだろうか。では、また。


ラヂヲ 十五杯目二口

2012-11-16 | ラヂヲ
昨日の日中に作って出そうと思っていたのに、気がつけば一日過ぎていた。申し訳ない。

というわけで、十五杯目二口。ようやく本題へ。


【ラヂヲ】ウヰスキーの時間 十五杯目二口



ラヂヲのほかに何か書こうかと思ったのに忘れていたので、ちょっとだけ。


最近、ミカンを食べていた。皮がたんまり出てくるのだが、これの使い道を思い出した。

漢方ではたしか「陳皮」とか呼ばれている。


干して風呂に入れればいい入浴剤になるとかなんとか。


そこまでしないので、別の方法を。


タバコの保湿剤に出来るのである。


やり方は簡単。ただパウチなどに一緒に入れて密閉しておくだけ。

特に、刻みの細かい「小粋」に向いている。ミカンの香りもついて、タバコの感じがちょっと変わる。

お試しあれ。では、また。

ラヂヲ 十五杯目一口

2012-11-13 | ラヂヲ
そういえば、最近こぼれ話をするのをすっかり忘れていた。

が、特に思い浮かばないので、思い出したら何かの拍子に書くことにする。


というわけで、ラヂヲ十五杯目の開始。


さて、しょっぱなから十五分ほどあるが、なんと、今回も本題に触れてなかったりする。


そんでもって「バカ」とか「ブタ」なんて言葉が飛び交って(飛び交うほどでもないが)いるので、不快に思われる方はご視聴にご注意を。

「バカ」はバカな行為に向かってバカだと素直に言ったまで、というのはまあ、お分かりになるかと思うが、さてさて、「ブタ」についてはどうかな・・・。ご想像にお任せしたいと思う。


というわけで、ちょっと声が小さいかもしれないが、ご覧あれ。



【ラヂヲ】ウヰスキーの時間 十五杯目一口



次回から本題に入るのだが、喋りながら中で自分が突っ込んでいるほど、わき道が多い。酒でも飲みながらどうぞ。では、また。

ゆらめく炎 固まる泥

2012-11-12 | 雑記
我が家の灯りはロウソク。

気がつけばもう一年以上ロウソクの灯りで夜を過ごしている。まあ、パソコンがついていると画面の明かりだけだったりするが。


しかし、スーパーで売っているロウソクは気分が悪くなる。その上、マッチをケチるためにそれでキセルに火をつけると酷い味になる。


で、ある日、たまに見ていたアグニホートラのページで、あるロウソクが使われていたのを発見した。

こういうローソクである。

蜜蝋あさみどり 2号銀印(長さ10cm×径0.9cm)◆燃焼時間約95分・蜜蝋入りローソク(鳥居ローソク)
クリエーター情報なし
仏壇屋 滝田商店


ただ、これはちょっと小さいので、新たにこちらを注文することにした。

鳥居のローソク 蜜蝋 あさみどり 14号10本入(黄印) #100507
クリエーター情報なし
鳥居ローソク本舗



このローソクにもパラフィンは使われている。しかし、匂いもよく、またタバコの味もおかしくならない。

ついでに、近所の仏具店で並んでいたのでこれからはそこで買うことになるだろう。近くにない方は、上記からご注文なさるとよい。



アグニホートラの考え方に法れば、植物性のものと動物性のものを同時に燃やすことが、自然の循環にとって最もよいものであるという。


自然から離れ続けてそれを当然だと思い込むのはあなた方の勝手である。

その勝手はしかし、あなた方の狭い枠組みでしかない。


あなた方があなた方の間で老子が言う「水溜りの中で泥をかけ合っている」のはご自由だが、こちらは泥の中に居ない。少なくとも居たくはない。

もう泥をかけに来ないで欲しい。まだそれでもかけに来るというのなら、泥の中に徹底的に押し込め、固め切って焼却処分するつもりである。お覚悟を願いたい。では、また。

ラヂヲ 十四杯目チェイサー

2012-11-09 | ラヂヲ
これにてラヂヲ十四杯目終了と相成る。


とはいうものの、ちょっとグダグダになってしまった。こりゃいかん。スポンサーに申し訳ない。


中では「フレンズ歯科さんに自分が写ったキャンペーンポスターが貼られる」と言っているが、他にもう一つ。

実は、毎日ではなかったと思うが、この放送が流されているそうな。言うのをすっかり忘れていた。


これが証拠。「歯と金属」http://tamekiyo.com/documents/original/ha.php


歯に詰められた金属自体が有害という話があるのと、金属が埋められていることにより、体内の微弱な電流が狂わされる可能性がある、という話がある。

かみ合わせの不具合で体が曲がったりという話も聞いたことがある方もいるかもしれない。


こちらも、今年、左奥歯の詰め物が取れてしまった。


取れてしばらくは、なんだか顎がグキグキ鳴っていたものだが、今はなんともない。


歯も、食生活に気をつければ、ちょっとした傷は自然治癒するという。その上、もとより硬く再石灰化するという。

口も体内である。体内というと変な感じだが、体である。

体の骨も、折れて治ると元より太く硬く再生するという。

骨折まで行かなくても、運動により生じる微細な骨折を常々修復していくため、骨が頑丈になるという話である。

まさか歯まで、とは常識に囚われていたといわざるを得ないが、人間の体はちゃんと出来ているのである。

余計な策を講じて返って拗らせているのが現代である。本当に治すつもりで講じているかは別として。


というわけで、いわゆる「余計な策」と言わざるを得ないフッ素の話の締めくくりをどうぞ。

【ラヂヲ】ウヰスキーの時間 十四杯目チェイサー



うーん、しかし、ちょっと話がグダグダになった感が否めない。部屋のヒカリゴケが枯れてきたのでショックだったのかもしれない(関係ない)。では、また。

ラヂヲ 十四杯目四口

2012-11-08 | ラヂヲ
ちょっと予定より遅くなったが、十四杯目四口を。


フッ素が何故安全でなければならないのか、という話の具体的な部分を。

前回に出てきた、ハロルド・ホッジという学者の偉大な功績(嘘)を少々。

フッ素がなにに入っているかという話と、自身のフッ素中毒体験談もある。


次回はようやく、スポンサーの「フレンズ歯科クリニック」さんのブログに触れて終わりになるが、少々グダグダになってしまった気がする。


では、ラヂヲをどうぞ。


【ラヂヲ】ウヰスキーの時間 十四杯目四口



そういえば、アイキャッチの文字も手書きにしようと考えていたのだが、十五杯目からにしようと考えている。では、また。

この世の形

2012-11-06 | 雑記
先日、おデブ脱出計画♪のきみしぐれさんが、こんな記事を書かれていた。

読んだ後、この話で記事を書こうと思っていたのだが、他に気を取られ、今になってしまった。

では、リンクを。

死ぬほどの糞尿って・・・。

内容を概略すると、福島の畜産の話で、なんでも、家畜の糞尿が処分できなくて、牛が身動きが取れなくなり、怪我をしたり窒息して死んだりしている。

本来なら堆肥となるので引き取られるのだが、放射性物質の問題で引き取り手がなく、放置されているのだとか。

実際は基準値は下回っているので、「風評被害」であるとのこと。



きみしぐれさんは、「被害者は牛だ」と述べている。まさしく。


それに「風評被害」も何もあったもんじゃない。畜産がどういうものか、牛や豚がどのような状態なのか、仮に口にしてもよいものだとしても、一体どうなっているのか。


狭いところに押し込められ、牝牛はただ乳を出すための存在(もはや生物としてではない)として扱われ、仔牛は母親の乳を一口も飲むことなく、訳のワカランものを食わされ、虚弱に太らされる。

訳のワカラン具合は、かつてお聞き及びだろう。肉骨粉というものを。共食いさせられている。今現時点でどこもかしこもやっているかは知らないが、似たりよったりであろう。

牛の生来必要とする食物は草である。そこに代わって穀物飼料を与えている。ホルモン剤だとかステロイド、挙句の果てには抗生物質を混ぜて、である。ビールを飲ませる、というのもあった覚えがある。

これまた、きみしぐれさんの記事だが、最近はこういう話もある。牛にお菓子を食べさせてるって・・・


そんな彼らの大量の糞。これらを堆肥にするとどうなるか。これまた不自然な野菜が出来上がる。農薬どころではなく、肥料から有害な化学物質を吸い上げる。畜産の肉や牛乳には抗生物質もたんまりとなる。


抗生物質なんだから、病気を防げていいんじゃないか?などと暢気なことをおっしゃる方もおられるだろう。

あんなものでは何も防げない。耐性菌というのを聞いた方もおられるはず。

同じ種類の菌でありながら、今までの抗生物質が無効になった菌である。そして、人類はいたちごっこを始める。菌がいなくなれば人類ごと消えてなくなる話でもあるが、その前に人類が消えるだろう。


そもそも菌は、病原菌と呼ばれる方と、そうでない方とがバランスよくいる状態が望ましい。片方が消えれば今まで均衡を取っていた状態が崩れ、環境が悪化するという。

耐性菌については、抗生物質がない状態だと生きていくことが出来ないため、使わなくなれば消えていくそうな。


要するに、人類がバカなことをしなければ、何も起こらないのである。現代で起こっているそういう事象は、そもそもの現代の環境、そこに至った過程がおかしいのである。


話が逸れた。


韓国では、犬を食うそうだ。

別に韓国人を貶めて言おうという話ではない。上の続きである。

彼らは、犬を殴ったり蹴ったりと散々いたぶってから殺す。その際、他の食べる予定の犬たちにもその状況を見せつけながら。

理由は「アドレナリンが増して肉がうまくなるから」だという。


畜産業界でされる動物たちも何も変わらない。いたぶってない?まさか。

動物としての天性のまま生きていない前述の状態がいたぶっていないなどといえるだろうか?

その上、人間の本来の食性には肉は入っていない。今までの常識は誰かがでっち上げたものだった、というのは聞き及んでいる方もいるだろうが、敢えて言う。思い込みである。

「アドレナリンが増してうまくなる」というのと同じレベルの思い込みである。


と、書くと、「人間を弾劾していい気になっている」などと思われそうだが、もう少し続ける。


仏教学者、ひろさちやの『世間も他人も気にしない』という本の中で、ビートたけしと対談した時に聞いた話というのを少し。

≪三大地獄って、知っていますか。地獄に落ちた人の前に閻魔さまが出てきて、「ここが地獄だ。いろいろな罰があるから、見せてやろう」と。まずは熱湯地獄で、みんな「アチ、アチ、アチッ」て、火にあぶられている。「これはどうだ?」「勘弁してください」。次が氷地獄で、みんな氷の上を裸足で「寒い寒い、冷たい冷たい」って。「これも勘弁してくれませんか」「そうか。じゃ、ウンコ地獄だ」。最後のウンコ地獄は、悪いことした奴らが、胸までウンコに浸かって、タバコ吸っているわけ。臭いのを我慢すればいいので、「ここがいいです」と言うと、「じゃあ、このウンコ地獄へ入れ」って。みんなと一緒に胸までウンコに浸かってタバコを吸ってると、鬼が出てきて、「はい、休憩時間、終わり。もぐって」って(笑い)≫(ビートたけしVSひろさちや「達人対談」『新潮45』二〇〇四年三月号)前述48~49頁より

その後の記述の要旨は、「地獄や天国は死後にいくものではなく、人間の生き方である」と、ひろさちやは述べる。


牛も豚も何も悪いことはしていないのだが、ウンコ地獄に放り込まれている。放り込んだ人間が寧ろ悪い事をしているといえばそうではある。だが、やりたくてやっているのか、やってきたのか。


引用した章の最後に、こうある。


自由というのは奴隷の反対です。わたしたちがウンコ地獄の中に潜ってしまうと、わたしたちは世間の奴隷になります。世間の奴隷は、世間の物差しでしかものを見られないのです。奴隷であってはいけません。奴隷は真の人間ではない。だから人間らしい生き方はできません。同84頁より


つまり、牛たちのウンコ地獄は、現在の人間の状態である。比喩だけでなく、そのものである。人間のこの社会は「ウンコ地獄」なのである。具体例を列挙するまでもない。牛の有様そのものである。


さあ、この「ウンコ地獄」から脱出しようではないか。なぁに、簡単なところから始めればいい。ひろさちやの言葉を借りていえば「ウンコ地獄の世間をバカにしてください」というわけだ。



だから、「人間を弾劾していい気」になどなっていないのである。世間という名の「ウンコ地獄」に潜りこんだ奴隷のことを書いているのだから。いい気も何も、あるとしたら憐れみしか起こらない。

まあ、酔っ払いに憐れみをもたれても反発されるだけだろうから、憐れむ気はもともとない。もう少し正確に言えば、「ウンコ地獄の世間をバカに」しているというところである。

徹頭徹尾「ウンコ地獄」に浸かっていたい方はご自由に。では、また。


ラヂヲ 十四杯目三口

2012-11-05 | ラヂヲ
フッ素の話の三つ目。

今回はCMを、フレンズ歯科さんから提案されたので、CMとして動画を乗せてある。

元の動画はこちら。

フッ素と脳の発達



ただ、編集の際、元の動画は字幕がYouTubeの機能でつけられたものなので、DLすると字幕が消えてしまう。


見ながら元の字幕を付け加えて編集したが、ちょっと改変してある。意味は通じると思うが。

英語に覚えはないので、翻訳し直したわけではない。ただ、元のところでもちょっと意味が通じかねるなと思うところがあったのだが、やっぱり英語は分からなかったのでほぼそのまま。残念。



では、ラヂヲをご覧あれ。


【ラヂヲ】ウヰスキーの時間 十四杯目三口



ちなみに、すぐに出てくる顔写真は、THINKERさんのところの写真を持ってきてみた。問題あったら消しておきます。では、また。

ノコッタ

2012-11-05 | 雑記
ラヂヲをアップ中なので、今日は手短に。


気がどうこう、と言われてもさっぱりかと思われるが、最近感じたことを一つ。


西洋的な生活スタイル、椅子やソファに腰掛ける生活は、胸に意識が昇って、脳に気が昇ると。血を気と言い換えればいい。


そこで、正坐をするというのがいい。特に、日本人の体型には打って付けであるというわけである。

ただ、藤田田んぼの画策どおりなら、日本の若者も「真の国際人」らしくなっているので、百人が百人に当てはまるかどうかはわからない。そんなの気にしちゃあいないが。



以前、ちえんてんさんが、アプトパラコメールにもある眼鏡屋で診断してもらった話で、以下のように過ごしてくださいと言われたという。

「普通の場合ならあなたのようなケースにはメガネをおつくりすることをお勧めするのですが、
あなたは現在整体法を学んでいらっしゃるということなので、敢えて眼鏡はおつくりしません(キター!!!)。身体の使い方を換えて心と体の重心を下げることによって、視力回復を図っていきましょう。
それにはまず、①挨拶をきちんとする②腰を落として床の雑巾がけをする、の二つをやってください。
この二つをきちんとやっていたら、あなたの視力は回復します。
挨拶と掃除、これは心と体の重心を下げるのに最適な方法です。
朝起きて旦那さんにきちんとおはようございますと言っていますか?(かなりなおざりだった・・・)
掃除も掃除機じゃ駄目ですよ。腰を落として床を雑巾がけすることです」(掃除機とモップ使ってました・・・)




こちらは、自宅では正坐か胡坐か寝ている。そして飲みに行くと椅子に坐っている。よし、家で飲め!


仕事も椅子に坐っている。意識した坐り方をしないと、これが重心をぐいぐい上げてくれる。

それもあったのか、ここしばらく、胃のあたりに何かゴロゴロするような感覚があった。

消化不良だとかそういうわけでもない。頑張って下げれば下がるし、放っておくと上がってくるような威圧感がある。


「これが気が下に落ちていかない状態なんだな」とは思っていたが、仕事中に正坐するわけにもいかない。大体、仕事場でわかったことなのである。


で、上の話を思い出した。


ならば、姿勢を下げればいいんじゃないかと。


さて、蹲踞。相撲の取り組みの後で、勝った方が行司から何か受け取る。あの手の振りではない(あれは「心」と書いていると聞いた覚えがあるが関係ない)。膝を曲げてつま先で体重を支えるあの坐り方である。

剣道なんかでもよく行われる、あの姿勢である。武道全般と思われるが、全部知っているわけではないので、判らない。


というわけで、試してみた。


するとどうだろう・・・。正坐は少し坐るときに工夫がいるが、これはまったく工夫がいらない。ただ、得られる体感は正坐の方が勝っているとは思う。


剣道や相撲で、この蹲踞をする理由は、特に相撲の場合は勝った際に行っているのは、恐らく、取組で上がった気を下げるためなのだろう。

調べてみたら、相撲は取組の前後にやっているそうな。そういえば、剣道も試合直前はやっていた覚えがある。

勝ってそのままだと、頭にまで気が昇り、醜態をさらす可能性があるだろう。有頂天になって次の取組は格下にあっさり負ける、なんてことも起こるだろう。

取組前は、はやる気持ちを抑え、取組に集中できるようにするわけだ。

気が頭に昇ってしまうというのは、感覚が鈍くなった現代人(人の事はいえないが)には分かりづらいが、想像以上に人を硬直化させる。

相撲取りが皆謙虚かはしらんが、日本古来からの知恵なのだと思われる。


まあ、もっと砕けていってしまえば、「うんこ坐り」でも構わない。立ちくらみしやすい人は、すぐ動かないほうがいいかもしれないが。


というわけで、あれやこれや悩んでイライラしたり落ち込む方は、正坐するほかに、武道を嗜むかの如く蹲踞をやってみてはいかがだろうか。では、また。