エイブラハム・リンカーン大統領というと、奴隷解放を行った信念の人。
有名な言葉、
「人民の、人民による、人民のための政治」
くらいしか思い浮かばない。
次の台詞は、劇中における主人公・リンカーン大統領(ダニエル・デイ=ルイス)が、若い通信技師に話している言葉である。
「同じものと等しいものは
互いに等しい」
「我々の始まりは等しい」
「それが原点だろ?」
「それが調和であり
公平さだよ」
奴隷解放を行ったリンカーンの物の考え方の原点なのかも知れない。
つまり、ごくあたり前のことが、行われてきていなかったと言いたいのであろう。

(出典:映画com 公式HP抜粋)
ところで、スティーブン・スピルバーグ監督は、以前からリンカーンの映画制作に力を入れていたらしい。
同監督は、この映画「リンカーン」の原作を企画したドリス・カーンズ・グッドウィンの執筆前から、映画化権の契約を取り付けることに成功とある。
その後、何度か脚本ができたが、最終的にトニー・クシュナーの手掛けたものが採用されたとか。
それでもリンカーン最後の4ヶ月の脚本は膨大であったようだ。
その中から、アメリカ合衆国憲法修正第13条採択をクローズアップした最後の2ヶ月が映画化されたとのこと。
修正第13条とは、
「公式に奴隷制を廃止し、奴隷制の禁止を継続すること、および制限のある例外(犯罪を犯した者)付きで、自発的ではない隷属を禁じたアメリカ合衆国憲法の修正条項の一つである」
と、いうものである。
この修正案成立後、凶弾に倒れたリンカーン大統領は歴史上の偉大な人物となった。
その人物を演じきった主演のダニエル・デイ=ルイス。
名優と言われるだけあって最高の演技を披露。
なお、主演のダニエル・デイ=ルイスは、史上初となる3度目のアカデミー賞主演男優賞受賞であったらしい・・・凄い。
この映画、大統領の私生活(裏の部分)までも掘り下げてあり、「奴隷解放」という崇高な使命を成し遂げるため、並々ならぬ苦悩が観客にヒシヒシと伝わってくる。
ただ、映画が始まってしばらく、難しいそうな内容で当方ら日本人には理解しがたいところもあったが、物語が進行するにつれて徐々に分かってきた。
映画を見終ったあと、リーダーとはかくあるべきものかと思えた。
長い間、リンカーン大統領の映画を作りたいと熱望していたスティーブン・スピルバーグ監督の渾身の一本である。
さすが、いい映画であった
(夫)
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[追 記]~解説~
スティーブン・スピルバーグ監督が、名優ダニエル・デイ=ルイスを主演に迎え、アメリカ合衆国第16代大統領エイブラハム・リンカーンの人生を描いた伝記ドラマ。貧しい家に生まれ育ち、ほとんど学校にも通えない少年時代を送ったリンカーンだが、努力と独学で身を立て大統領の座にまでのぼりつめる。しかし権力の座に安住することなく奴隷解放運動を推し進めたリンカーンは、一方でその運動が引き起こった南北戦争で国が2つに割れるという未曾有の危機にも直面していく。
奴隷制度廃止を訴えた共和党議員タデウス・スティーブンスにトミー・リー・ジョーンズ、リンカーンの妻メアリー・トッドにサリー・フィールド、息子のロバート・トッドにジョセフ・ゴードン=レビット。脚本はスピルバーグ監督作「ミュンヘン」のトニー・クシュナー。第85回アカデミー賞では同年度最多12部門にノミネートされ、デイ=ルイスが史上初となる3度目の主演男優賞受賞となった。
(出典:映画com 公式HP抜粋)
有名な言葉、
「人民の、人民による、人民のための政治」
くらいしか思い浮かばない。
次の台詞は、劇中における主人公・リンカーン大統領(ダニエル・デイ=ルイス)が、若い通信技師に話している言葉である。
「同じものと等しいものは
互いに等しい」
「我々の始まりは等しい」
「それが原点だろ?」
「それが調和であり
公平さだよ」
奴隷解放を行ったリンカーンの物の考え方の原点なのかも知れない。
つまり、ごくあたり前のことが、行われてきていなかったと言いたいのであろう。


(出典:映画com 公式HP抜粋)
ところで、スティーブン・スピルバーグ監督は、以前からリンカーンの映画制作に力を入れていたらしい。
同監督は、この映画「リンカーン」の原作を企画したドリス・カーンズ・グッドウィンの執筆前から、映画化権の契約を取り付けることに成功とある。
その後、何度か脚本ができたが、最終的にトニー・クシュナーの手掛けたものが採用されたとか。
それでもリンカーン最後の4ヶ月の脚本は膨大であったようだ。
その中から、アメリカ合衆国憲法修正第13条採択をクローズアップした最後の2ヶ月が映画化されたとのこと。

修正第13条とは、
「公式に奴隷制を廃止し、奴隷制の禁止を継続すること、および制限のある例外(犯罪を犯した者)付きで、自発的ではない隷属を禁じたアメリカ合衆国憲法の修正条項の一つである」
と、いうものである。
この修正案成立後、凶弾に倒れたリンカーン大統領は歴史上の偉大な人物となった。
その人物を演じきった主演のダニエル・デイ=ルイス。
名優と言われるだけあって最高の演技を披露。
なお、主演のダニエル・デイ=ルイスは、史上初となる3度目のアカデミー賞主演男優賞受賞であったらしい・・・凄い。

この映画、大統領の私生活(裏の部分)までも掘り下げてあり、「奴隷解放」という崇高な使命を成し遂げるため、並々ならぬ苦悩が観客にヒシヒシと伝わってくる。
ただ、映画が始まってしばらく、難しいそうな内容で当方ら日本人には理解しがたいところもあったが、物語が進行するにつれて徐々に分かってきた。
映画を見終ったあと、リーダーとはかくあるべきものかと思えた。
長い間、リンカーン大統領の映画を作りたいと熱望していたスティーブン・スピルバーグ監督の渾身の一本である。
さすが、いい映画であった

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[追 記]~解説~
スティーブン・スピルバーグ監督が、名優ダニエル・デイ=ルイスを主演に迎え、アメリカ合衆国第16代大統領エイブラハム・リンカーンの人生を描いた伝記ドラマ。貧しい家に生まれ育ち、ほとんど学校にも通えない少年時代を送ったリンカーンだが、努力と独学で身を立て大統領の座にまでのぼりつめる。しかし権力の座に安住することなく奴隷解放運動を推し進めたリンカーンは、一方でその運動が引き起こった南北戦争で国が2つに割れるという未曾有の危機にも直面していく。
奴隷制度廃止を訴えた共和党議員タデウス・スティーブンスにトミー・リー・ジョーンズ、リンカーンの妻メアリー・トッドにサリー・フィールド、息子のロバート・トッドにジョセフ・ゴードン=レビット。脚本はスピルバーグ監督作「ミュンヘン」のトニー・クシュナー。第85回アカデミー賞では同年度最多12部門にノミネートされ、デイ=ルイスが史上初となる3度目の主演男優賞受賞となった。
(出典:映画com 公式HP抜粋)