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さそりのらびりんす~たわごと~

慢性膵炎持ちのあゆが気ままに書く、たわごと日記です。

ごあいさつ

ようこそ、いらっしゃいました。あゆと申します。
2005年に慢性膵炎を発症いたしました。
闘病記録に日々のあれこれ、趣味のこと。
たわごとに寝言、なんでもありの内容となっております。
時折現れる、さそりの毒にはご注意を。(^_-)-☆

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膵臓に関する記事は、あくまで素人の作った内容です。
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辻井伸行 音楽と絵画コンサート<印象派>

2021年10月24日 21時32分36秒 | 観劇・鑑賞日記

2年ぶりぐらいに電車に乗って、観に行ってきました。

辻井伸行さんのピアノコンサート。

今日の大阪はものすごーーーい、混んでました。

どこにいっても人、人、人。

みんながマスクしている以外は、

コロナ前と全く変わりません。

本日のコンサート会場は大阪フェスティバルホール。

キャパが2700席とピアノリサイタルにしてはかなり大きな会場でしたが、見事満員御礼。

座席はほぼセンターで、とても聞きやすいお席でした。

 

一緒に行った友人は長らくピアノをやっていて、

今回のプログラムもいくつかは弾いたことがあるそう。

プログラムはこんな感じ。

ご覧の通り、ドビュッシーとラヴェルが中心。

友達は最初のアラベスク第一番の弾き始めから

「なんて美しい音色なの!!」

と感動したらしく、気づけば泣いていたらしい。

友達の隣席のおじさまも泣いておられたそうな。

 

アラベスクは第1番と第2番を続けて演奏し、

拍手は第2番が終わってからすることになっています。

それはわかってはいたけれど、

1番が終わった瞬間に拍手したかった、と。

続くベルガマスク組曲の「月の光」。

こんな清らかで美しい「月の光」が存在するとは。

本当に月が煌めいて見えるような美しさでした。

(私の語彙力よ。。。)

この「月の光」が終わった瞬間に、

客席の複数個所から拍手が起きました。

本来はしてはいけない場所ではあるのですが、

気持ちわかるわー、うん。😆

 

ドビュッシーって美しいけれど地味ともいえるので、

本当に美しく清らかな音色を出せないと、

退屈になっちゃいそう。

超絶技巧で人を唸らせるよりも、

ドビュッシーで感動させるほうが難しい気がします。

「心が美しい」(←アシュケナージ談)、

辻井さんならではのドビュッシーでした。

 

第2部はサティとラヴェル。

ラヴェルはCDで何回も聞いたことのあるものでしたが

やはり生は響きが違いますね。

 

アンコールでは、同じくドビュッシーの「夢」「喜びの島」。

最後はピアノの蓋を閉じて、

“もう終わり”をアピールする、

いつもながらの辻井くんでした。

 

今まで自分どこまで汚れていたんやって思うぐらい、

すべてのものが洗い流されて浄化された感じ。

・・・とは友達談。

そうそう。辻井くんの音楽は人を浄化させる力があるよね。

心洗われる、とはまさにこのこと。

だからアシュケナージや佐渡裕さんが、

辻井くんのピアノを聞きながら泣くわけですよ。

帰宅後、

「で、アンタは泣かなかったん?」

と母に言われましたが、

あいにくそこまで感受性がないもので。

だって、貴女の娘ですからね。(爆)

 

会場で渡されたパンフレットに次回のコンサートの案内もありました。

辻井くんの「くるみ割り人形」はさぞかしピュアで夢々しいだろうし、

なんと、ショパンのソナタまであります!

これは観に行きたい!!

が、次は会場がシンフォニーホールで、キャパが1700人ほどしかないので

チケット激戦必至。

オンラインコンサートの時ですら、

ショパンを弾いた時にはサーバーが落ちましたから。

取れる気はしないけれど、一応チケット取りに参戦はする予定です。

・・・しかし、万が一取れたとしても2月6日というのは、

またまた緊急事態宣言が出て中止になる恐れもありあり・・・。

辻井伸行 / ドビュッシー:月の光