さそりのらびりんす~たわごと~

慢性膵炎持ちのあゆが気ままに書く、たわごと日記です。

ごあいさつ

ようこそ、いらっしゃいました。あゆと申します。
2005年に慢性膵炎を発症いたしました。
闘病記録に日々のあれこれ、趣味のこと。
たわごとに寝言、なんでもありの内容となっております。
時折現れる、さそりの毒にはご注意を。(^_-)-☆

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お通夜

2012年04月21日 22時00分00秒 | たわごと
昨日は友達のお通夜に行ってきました。
家族葬だったのですが、
旦那さまが是非顔を見てやってくださいと仰ってくださったので
ご身内の中に私一人だけがお邪魔する形で参列してきました。

友達の死に顔は安らかで綺麗でした。
長い長い闘いが終わって、安らぎが得られたのかな。
祭壇に掲げられた写真もとても素敵でした。
旦那さまが選んだのでしょうか。

実は友達とはお葬式の写真の話をしたことがあるのです。
去年の今頃だったでしょうか。
「もう長くない、日々弱っているのがわかる。」
「親が“親を置いて先に逝ったらあかん”というけど、頑張れといわれてももう頑張れない。」
「あまりに痛みが辛くて、早く楽になりたい。」
と彼女が言ってました。

多分、ご家族には、
「早く楽になりたい。」
とは言えなかったのだと思うのです。
私も重症の時に
「死んだほうがマシ。」
と言って家族を泣かせたので、少しは気持ちはわかります。
でも、彼女の辛さとは比べものにはならないし
私の一時的な痛みとは違い、それが延々と続くのです。
想像を絶します。

どんなに苦しいだろう。
苦しい彼女に何を言ってあげればいいんだろう。
悩んだあげくに、坊さんの友達に相談したことがあります。

その時の答えは
「死ぬ準備をしなさい。と言ってあげるべきなんじゃないかな。
 すぐ死ぬから準備しなさいってことではないよ。
 病気があってその予後がよくないとわかっているのだから
 残された時間で思い残すことがないように、
 やるべきことをやっておかないとね。」
でした。
会いたい人があったら会う。
遺言があるのであれば、残しておく。
そのまんまを伝えたわけではありませんが、
残された時間をどう過ごすかという話はしました。

その後、奇跡的に退院することができて
大好きなUSJにも行けて、
おうちで旦那さまと過ごすことができました。
亡くなったのは突然だったけど、
ぎりぎりまでおうち過ごせたのは幸せだったと思います。

今日は昼から仕事があって、告別式には参加できなかったので
道中に斎場の前で車を止めて、合掌だけしてきました。
彼女と数日前に見た桜が散ってしまっていて
なんだか彼女自身とかぶりました。
淋しいけれど、いつかみんな行くところです。
残された者は、一日一日をしっかり生きなくちゃいけませんね。

余談になりますが、
父のお葬式の時に一番困ったのが写真でした。
あれこれとすることにを追われている中で
葬儀屋さんにせかされると
予定のものが見つからなかったりするのです。
一番良い表情をを選んであげたいのに
出来なかったという悔いが残っています。
ある程度の年齢を重ねたら、お葬式の写真は用意しておくべき。
これが父のお葬式から学んだ教訓。
どんな元気な人でも明日生きている保証はないのだし・・・ね。
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