半熟オヤジの基地

完熟できないオヤジの「狭く浅い&自己満足」の部屋

『見えない目撃者』を観ました。

2020-06-13 06:00:00 | えいがかんしょうの部屋
 警察学校卒業式の夜、自らの過失で弟を事故死させてしまった浜中なつめ(吉岡里帆)。  そのときの事故が原因で失明し、警察官を諦めた彼女は、弟の死を乗り越えることができずに3年経った今も失意の中にいた。そんなある日、なつめは車の接触事故に遭遇する。その事故現場で車中から聞こえた、助けを求める少女の声から誘拐事件の可能性があると訴えるなつめ。視覚以外の感覚から感じ取った『目撃』情報を警察に提示するも、警察は目の見えないなつめを『目撃者』足り得ないと考え、捜査を打ち切ってしまう。それでも、少女を救いたいと考えるなつめは、事故現場で車に接触したスケボー少年・国崎春馬(高杉真宙)を探し出す。やがて、彼らの必死の捜査により女子高生失踪が関連づけられてゆくのだが、猟奇殺人犯の魔の手は彼らにも迫ってくるーーー
(東映公式サイトより)

 原作は、韓国映画「ブラインド」だそうで・・・そっちもオンエアされてたんですが、単純に吉岡里帆ちゃん見たさにこっちを見ちゃいました
警察官の卵たるなつめ・・・うーん、あんな運転(モノを拾う)しちゃあダメでしょう・・・この事件により、弟だけでなく、自らの将来、そして視覚、そして感情も失ってしまったようで、一気に暗くなりました
3年経過の後、なつめが遭遇した接触事故に違和感を感じ、警察に相談したり、自ら目撃者である春馬を探し、聞き込みをしたり・・・「血が騒いだ」のでしようか・・・必死です
人生投げてる「風」で、冷たい春馬だけど、なつめの「押し」の強さに、なんとか一緒に行動してる・・・そんな彼も、あんなに悪質な「ひき逃げ」に遭遇し、退くに退けなくなっちゃいました
「視覚」を失っているなつめなれど、あの洞察力と記憶力は凄いですね。
五感が備わっている俺達が見ると、その立場(視覚が無い)を想像しただけでも怖いし、あんな大胆な行動はとれませんよ
彼女が追う「事件」は・・・ただの誘拐かと思いきや、こちらも想像以上に「サイコ」で・・・目を覆うシーンも多くて参りました
事件が解決に向かう方向が何度も現れては、解決に近づいた人がいとも簡単に刺される・・・厳しいっすね。
「警察のいいところ」を見せようとも逆襲に会っちゃって・・・逆に素人のなつめと春馬がガンガンと犯人に向かっていくのは、どうかと思うけど、まあ、こっちのがハラハラするからいいか
事件解決に加えて、春馬の将来まで決定してしまいましたね。なつめは・・・シリーズ化に向けて邁進ですかね
ちゅうことで、犯人(浅香航大)の存在感はなかなか強烈でした・・・で、75点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません
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2020年のF1は・・・

2020-06-12 22:00:00 | えふわんの部屋
今日まで、2020年のF1はまだ開幕すら迎えていませんが、久々にブログに書きたくて・・・
何せ、この間に色々と大きなニュースがあったからなぁ・・・時系列に感想を述べていきます。
開幕戦オーストラリアGPが開幕日数時間前に中止決定!
 一言「ちょっと考えが甘かった」・・・これに尽きますよね。巷のスポーツイベントが軒並み延期・中止をしているのに、野外とはいえ、ウン万人もの観衆が集まる、しかも諸外国からも沢山の客、スタッフが訪れるワールドイベントが、どれだけのリスクをはらんでいるか・・・中止となると、様々な問題(ハミルトン選手がそれとなく匂わしていた「金」)があるのは分かるものの、あれで開催して、クラスターなんかが発生したら、世界中から何を言われるか・・・残念ではあったし、当日、わざわざ現地まで観戦に行った方々には、本当に辛い結末であったとは思いますが、仕方ないです
モナコGPが2020年の開催を断念
 中国GPやバーレーンGPなどが相次いで延期・中止となったのは仕方ない流れではあったものの、モナコGPは、「延期」はあっても「中止」は絶対無いだろうと思い込んでました。それだけ、F1の「象徴」であるし、「伝統」「格式」という点でも、ココに並ぶGPはありませんからね。小さい国の市街地コースだから、他の時期に移すなんてのは、簡単な話ではないのかなぁ。。。これも残念なりませんでした
S.ヴェッテル選手が2020年を最後にフェラーリ離脱
 これも衝撃的でした。まだ今年のワールド・チャンピオンシップすら争っていない時期なのに、もう「今年でおさらば」なんて・・・真実は分かりませんけど、やはり、昨年いきなりフェラーリに抜擢されて、主導権を握る可能性があるルクレール選手の存在がでかいんだろうなぁ・・・(レッドブル時代のvsリカルド選手を少し思い出しました)  あとは、やはりこの自粛期間の影響もあるのかな・・・マイホームパパになっちゃいそうな予感
ドライバー市場が玉突き状態に!!
 ヴェッテル選手離脱により、サインツ選手がフェラーリ入り。彼は派手さはないけど、若き実力者なので、ルクレール選手と同じマシンで戦う姿が楽しみです。で、そのマクラーレンには、リカルド選手が・・・これは単に「うだつのあがらない」ルノーに嫌気を刺したんでしょうね。チャンピオンを狙える器なんで、フェラーリかと思ったけど、マクラーレンも着実に速さを取り戻しているし、楽しみな存在です
2020年F1日本GPの中止が決定!!
 そして、今日入ったこのニュースが、地味に一番辛いニュースでした 10月開催なので、「秋なら、コロナも何とかなってるだろう」という俺自身の思い込みも強かったし、自分自身が(お金も時間も情熱もかけて)鈴鹿に毎年観戦に行っている身なので、その「楽しみ」が今年は無くなったという事実はねぇ・・・チケットを買って気分を盛り上げていく7月以降、気持ちに響いてくるような気がします。。。ホントに哀しい

日本GPの話を最後にしましたが、既に中止が決定しているMotoGP(もてぎ)、延期になったWEC(富士)と・・・久々に開催する11月のWRC(岐阜)も厳しいだろうなぁ・・・
モータースポーツに限った話では無いですが、早くコロナが収束して、スポーツの話題で盛り上がる世界になりたいですね
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『HOMELAND (シーズン8・全12話)』を観ました。

2020-06-10 20:51:14 | どらまの部屋
 あれから時が経ち、キャリーは通常の生活を戻取りしつつも、ロシアでの監禁生活による精神的ダメージから、未だ不安定な状態が続いていた。一方、自ら退位することを決意したキール大統領の後任にはワーナー元副大統領が就任。アフガニスタンとの“終わらない戦い(=Forever War)”終結を目指すワーナー政権下で、ソールはタリバンとの和平交渉のために現地へ派遣される。しかし、彼の力だけでは解決に至らず、キャリーが持つコネや知識が必要になってしまう。ソールは医師からのアドバイスを無視し、キャリーにもう一度だけ一緒に働いてくれるよう頼むことにするが…。
(FOX番組紹介より)
 HOMELANDシーズン8であり、最終シーズンとなります
シーズン7から結構間があったので、
視聴率低下で、急遽打ち切り・・・というワケではなく、シーズン5くらいには今回(8)で終わるというのが決まっていたようで・・・
今回は、中東が舞台なんですね・・・アメリカと友好的な状況に行きそうな段階にて、いつもの通り、事件が始まり、一気に緊張状態に陥る・・・という展開です。
両国の大統領が乗ったヘリが落ちて、死んでしまうという、本当にあったらインパクト強すぎの事件が発生しちゃう・・・(つうか、リスク管理として同じヘリに乗せちゃダメでしょ)
そんな極限状態でも、戦争回避に行動しまくるソールとキャリー・・・この二人もあれほど「鉄壁」だったのですが、今回は状況が許さなかった・・・
キャリーとロシアの関係が影を落とし、キーアイテムがロシアの手に渡ってしまったのが、運命の分かれ目になっちゃいましたね。
そのアイテムの奪回のためにキャリーに突き付けられてた条件・・・それが、「ソール殺害」とは・・・最終回、盛り上がってきました
ラストは、細かくは言えませんが・・・「何とかなって良かったぁ・・・」という感想です。
よくも、こんな「落としどころ」を見つけたなぁ・・・脚本の方も大変だったでしょうに・・・
最終回にちょっとだけでた、最初の「HOMELAND」のブロディが言ってた「祖国を愛する」セリフが、そのままキャリーに乗り移ってしまったような展開・・・
みんな、アメリカのために・・・そんなドラマでした。
ちゅうことで、8シーズン、緊張感のあるドラマをありがとう・・・で80点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません
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『仮面ライダー平成ジェネレーションズFINAL』を観ました。

2020-06-10 20:10:24 | あにめ&ひーろーの部屋
 物語はスカイウォールという巨大な壁で三つに分断された仮面ライダービルドの世界に、仮面ライダーエグゼイドの敵であるバグスターが出現する謎から始まる。存在しないはずの敵がなぜ…?正体不明の敵に為す術なくその場に崩れる戦兎の眼前には、体の半分がメカに覆われた奇怪な人物が佇んでいた。科学者を名乗るその男が巨大なマシンを起動させると、上空に突如として逆さになった世界が出現した。一方、エグゼイドの世界でも同じ現象が勃発。スカイウォールのある世界が、地上へ刻一刻と迫りくる。二つの世界が激突するまでに残された時間は、わずか24時間。消滅へのカウントダウンが始まった。 未曾有の危機に直面した人類を救えるのは―― そう、“あの”戦士たちだけ。
(東映公式サイトより)

 2017年12月に公開された仮面ライダーシリーズの劇場作品です
あ、正式名称は「仮面ライダー平成ジェネレーションズFINAL ビルド&エグゼイドwithレジェンドライダー」という、毎度ながらの長い名前っす
所謂、仮面ライダーの「お祭り映画」であり、MOVIE大戦と共通するのですが、「平成ジェネレーションズ」という時代に名をうったシリーズの第2弾だそうで・・・
すっかり、昨今の仮面ライダーはTV観てないので分からず、この作品の前の「平ジェネ」1作目も観てません。観ていない理由は、単純に「エグゼイド」が主役だからです(ファンの方すみません)
で、この作品のメインを張るライダーは、その「エグゼイド」と「ビルド」・・・どちらも初鑑賞ライダーでしたが・・・オッサンの率直な感想を・・・
「エグゼイド」は、当時、その姿を見たときから、「もうダメだ・・・」と蓋を閉めてしまったんですよね。ゲームをモチーフとしているのが理由とはいえ、その辺のご当地ヒーローのが数倍格好良いです。
まあ、敵キャラも、アクションも、ビデオゲームに徹している点は、一貫性があっていいのと、三浦大知さんのオープニング曲はノリノリではありましたが・・・
「ビルド」は、ライダーのデザインは良いと思います ただ、変身シーンは爆笑モノでしたね。
薬品をシャカシャカ調合して、横のレバーでグルグルかき回してって・・・ヒーローじゃなくて、ぜんまいのオモチャの様です
その2つの世界がクロスオーバーしちゃって、お互いに大混乱・・・いつもの「何でもアリ」の状況が簡単に生まれました
敵もやたら強大で、この2作品のヒーローだけでは無理・・・ということで、毎度ながら、ゲストライダーの助っ人登場となります
この「助っ人」達は、正直ビックリしました
俺がかろうじて(子供と)観ていたオーズ、そしてフォーゼを始め、ガイム、ゴーストと4人のライダーが登場、しかも、演じてきた人たちがまんま出演するなんて
映司とアンク(と、めちゃ集めたオーメダル)なんて、めちゃ久しぶりで、相変わらずの掛け合いだったし、福士蒼汰くんも、良く出演してくれましたねぇ・・・
それぞれの世界であった事を振り返るようなシーンもあって、やっぱ嬉しいもんですよ
公開当時、このキャスティングで大盛り上がりしたそうで・・・興行成績も良かったようですし・・・いいじゃないですか
まあ、子供達の興味というより、俺のような奴や、ライダー俳優を追っかけている世の中のママさん向けという点は、・・・これまた申し訳ない
子供達のためにも、子供の頃ライダーに夢中になり、今、子供も持つ大人たちにも、ヒーロー、ライダーって(こう変わらずに)あって欲しいもんです
ちゅうことで、物語は・・・感想言うほど覚えてません。毎度ですが・・・で、55点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません
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ピーピーという鳴き声?

2020-06-07 18:56:25 | 日々をたらたら(日記)
 昨晩雨が降ったみたいだけど、朝はすっかり晴れてた
起きてすぐに映画を1本観て、みんなが起きてくるまでは、ぐでーーーーっと寝転がってた
今日はカミさんもお休みなので、お買い物に出かけようと、玄関から外に出たら・・・
ビィ、ピー、ピィ、ピー
という鳥の雛?の鳴き声がした
でも、周囲にそれらしき姿が見えなくて、鳴き声の出どころをずっと探しまくったら・・・
ウチのブロック塀の壊れている部分の中から聞えてくる
そーーっとのぞき込んだら・・・

とっても暗くて狭いところに、ギッシリ、何の鳥かは分からないけど、雛が口あけてた
ココに産み落としたのか、はたまた誤ってココに入ってしまったのか
手も届かないくらい深いし、助けたくても・・・とオロオロとしていたら・・・

親らしき鳥が現れて、周囲を見回した後に、ささっとその穴に入っていった。
・・・ってことは、ココを巣にしているって事
まあ、確かにあんなに大量の卵が、全部偶然、この穴に入るとは思えないよね
その後も、親らしき鳥は、飛び立っては、エサを咥えて、この穴に入っていく・・・頑張ってるぅ
思えば、最近、この塀に野良猫がじっと止まっているのを目にすることが多かったけど、まさか、この雛を狙っていたのかな
でも、猫もカラスも入れないくらい小さい穴なので、その点は安全なのかな
一日で我が家の「人気者」になってしまったこの鳥たち・・・お買い物の時には、エサまで買って、sはちょこちょこ入れてたね。
狭いところだけど、頑張って生きてもらって、元気に巣立って欲しいなぁ。
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『長いお別れ』を観ました。

2020-06-07 06:30:00 | えいがかんしょうの部屋
 父の70歳の誕生日。久しぶりに帰省した娘たちに母から告げられたのは、厳格な父が認知症になったという事実だった。 それぞれの人生の岐路に立たされている姉妹は、思いもよらない出来事の連続に驚きながらも、変わらない父の愛情に気付き前に進んでいく。 ゆっくり記憶を失っていく父との7年間の末に、家族が選んだ新しい未来とは――。
(公式サイトより)

 中島京子さんの小説を映画化したものだそうです
母・曜子が娘の電話に留守電入れるシーンで始まりましたが、そこから笑ってしまいました 何回入れたら全ての伝言伝えられるのか・・・
2人の娘の状況も、「なんとなーく」分かり、いよいよ父親登場です。
元教師って、言われないでも分かってしまうくらいの、山崎努さんの姿・存在ですね。
少しずつ認知症の症状がいたるところで現れます・・・昔の友人のお葬式のところは、芙美の気分同様、ドキドキしちゃいますね。
・・・でも、やはりこういったものは、「よその話」と割り切れない自分がいますね。自分に重ねたり、はたまた自分がそうなったら・・・などと考えてばかりです
曜子であり芙美であり麻里であり、こんなにすぐに集まって、親身になってくれる存在が有難いです。
芙美と麻里も、自分自身で色々とあるのにねぇ・・・特に麻里は微妙な年代の息子に加え、夫のためにアメリカ在住・・・
とっても「くすぶっている」状況であったけど、この父親の一件の影響もあったのか、すっかりストレートな女性になっちゃいました
なかなか素性が分からなかった息子も、PC越しに久々に対面した昇平とのシーン、その後の校長先生?との会話で・・・分かったような気がします
昇平がどうなったのかという点は直接触れることは無かったけど、周囲の人たちの表情を見ていると、暖かい気持ちで見終えることが出来ました
ちゅうことで、曜子の仕草とか言葉が妙に可愛くて参ったなぁ・・・で70点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません
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ディスプレイケースGet!

2020-06-06 19:32:43 | 日々をたらたら(日記)
 梅雨入りはまだみたいだけど、ムシ暑いっす
昨日(金曜日)、仕事終了後、色々と用事を済ます中で、ネットで注文していた「ブツ」を取りに、三郷にあるIKxAに行った
前々から、ウチの模型やミニカーが大量になってきたのもあり、「ディスプレイケース」を探してたんだよね。
ただ、そこそこ大きいモノは、相応にお金がかかる ここにウン万も出せないので、安いものを探してて、IKxAにたどり着いたってわけ
閉店間際に滑り込んでget、配達してもらうと、3000円くらい高くなるから、重たいけど取りに行った。
で、今日は、朝食後、2Fの洋間をまずは徹底的に掃除してから、ブツを持ち出した。

巨大なダンボールが2個、重さにして40kg・・・ガラスも入っているから、重たいのなんのって
開封し、説明書を見ながら1時間くらい、結構簡単な組み立てだった。

完成
もっとお金を出せば、奥をミラーにしたり、LED照明つけたりしたいんだけど、我慢我慢・・・とりあえず飾れればOK
さっそく、長年作ってきてた、マクラーレンMP4/4を飾ってみた。

オプションで買ったネームプレートもいい感じ。

(しっかり俺の名前も入っているんだけど、ココでは隠してます)
全長60cmくらいのこのマシンもすっぽり入るんだから、トミカのミニカーはめちゃ入るね。
これから飾るのが楽しみだ
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『アルキメデスの大戦』を観ました。

2020-06-06 06:00:00 | えいがかんしょうの部屋
 1933年(昭和8年)。欧米列強との対立を深め、軍拡路線を歩み始めた日本。海軍省は、世界最大の戦艦を建造する計画を秘密裏に進めたいた。だが省内は決して一枚岩ではなく、この計画に反対する者も。
「今後の海戦は航空機が主流」という自論を持つ海軍少将・山本五十六(舘ひろし)は、巨大戦艦の建造がいかに国家予算の無駄遣いか、独自に見積もりを算出して明白にしようと考えていた。しかし戦艦に関する一切の情報は、建造推進派の者たちが秘匿している。必要なのは、軍部の息がかかっていない協力者・・・。
山本が目に付けたのは、100年に一人の天才と言われる元帝国大学の数学者・櫂直(菅田将暉)。ところがこの櫂という男は、数学を偏愛し、大の軍隊嫌いという一筋縄ではいかない変わり者だった。頑なに協力を拒む櫂に、山本は衝撃の一言を叩きつける。「巨大戦艦を建造すれば、その力を過信した日本は、必ず戦争を始める」・・・この言葉に意を決した櫂は、帝国海軍という巨大な権力の中枢に、たったひとりで飛び込んでいく。
天才数学者vs海軍、かつてない頭脳戦が始まった。同調圧力と妨害工作のなか、巨大戦艦の秘密に迫る櫂。その艦の名は、「大和」・・・。
(公式サイトより)

 ヤングマガジンに連載されている三田紀房さんの同名漫画、まだ連載中だそうですが、映画化されちゃいました
冒頭10分・・・これが凄いですね
劇場で観た予告編でも少しココのシーンが出てきてましたが、大スクリーンで、集中砲火を浴びた大和が、艦体が斜めに傾きつつ、戦闘しているシーン・・・これが圧巻です。
今回は、予告編で観たそのシーンの前、数々のアメリカ軍の戦闘機からの爆雷が大和の横っ腹を何度も襲っている・・・主砲はもはや機動力に対抗できず、わずかな機関砲を必死に放つ大和・・・
やがて艦は傾き、後部で大爆発が起こり、沈んでいく・・・哀しくあり、そして「敗北」という言葉が刻みこまれるシーンであります
これで心つかまれましたが、その後からは、一旦過去に戻り、海軍内部の争いが静かに始まりました。
永野中将と山本五十六少将の説く話は先見の明があるし、説得力も強く感じます。反対に、平山中将、嶋田少将らは、古き固き考え方で、言葉だけの力しか感じない・・・
・・・そんな感じ方をするのは、俺達が、その後の結末(=戦争の結末)を知っているからなんでしょうね。当時の軍国主義の日本としては、むしろ後者の考え方のが強いんだろうなぁ
この重苦しい(若干醜い)争いに、天才数学者・櫂が放り込まれるというのが面白い構図でした
女性と戯れ、軍を嫌う、数字だけを信じて進む「変わった彼」・・・だけど、彼が描く将来を阻む可能性がある「戦争」という事実を知り、自分の意志で争いに加わってきます
変人・・・というほどの感じじゃなくて、とにかく一途に熱心という櫂。山本や、他の人々が引き込まれているのも理解できます
敵対する奴らの「仕業」が、あまりにも「あからさま」ですし、「ずるい」です。期限前倒ししたりねぇ・・・最低
でも、最後の対決(会議)で、強引に間に合わせて、かつ敵対の言葉を「数字」で論破する櫂・・・快感、そして快勝で終わるかと思いきや・・・
平山中将のあの態度は、ただの「開き直り」だと思ってましたが・・・彼はそんな「うすっぺらい」男ではなかったですね。
(彼の丸眼鏡が一瞬、光で真っ白になる・・・。このシーンが一番印象に残りました)
俺、この作品で一番惚れちゃったかも
あそこまで孤立してまでも貫く意志の裏・・・彼もまた、「勝利」のみを信じて戦い続ける日本人全員に対しての「日本の戦争の結末」を憂いていたんですねぇ。
そうやって考えると、冒頭10分の大和沈没のシーンで、俺も味わった完全なる「敗北」・・・ここまでしないと理解できない哀しさがなんとも・・・です
ちゅうことで、漫画は一体どういった展開になってるのか、めちゃ興味が沸いてきました・・・で75点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません
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『ルパン三世(全23話)』をまたまた観ました。

2020-06-02 19:06:52 | あにめ&ひーろーの部屋
 解説はいりませんね。ご存じルパン三世のアニメの1stシリーズです
1971年にオンエアされたコイツ、さすがにまだ4歳の頃だから、観れてないです。よって、小学生くらいの時の再放送であったかと思います。
子供目線の当時の印象は、「ちょっと怖い」というものでしたね。
人を殺すシーンはあるし、シリアスな物語もあるし・・・お色気もあって、「大人のアニメ」であった事は確かです。
もう何度も再放送を観ていますが、観る度に好きになる作品です。
一番好きなエピソードは、第11話「七番目の橋が落ちるとき」ですね
後に「カリオストロの城」を作ることになる宮崎(駿)さんが手掛けている(であろう)この話は、笑いあり、シリアスあり、格好良いシーンあり、で大団円・・・30分に全てが詰まっているという印象です
その他にも、とってもハードな物語だった「狼は狼を呼ぶ」や「魔術師と呼ばれた男」、SFが入って非現実だけど、大笑いした「タイムマシンに気をつけろ」。
プライドの戦いが結局大笑いの「どっちが勝つか三代目」。二転三転して涙の・・・いや、らしいエンディングの「黄金の大勝負」・・・いやあ最高っすね。
不二子がやたら活動的なのも、このシリーズの特徴かな。だいたいルパンよか先に現場に潜入してますもんね
ルパンのアニメはその後もずっと見続けているけど、TVシリーズはこの1stシリーズ以上のものは(今のところ)ありませんね。
俺がグリーンジャケットのルバンが好きなのも、このシリーズの影響ですもん

今回、リマスター版をコレクションにしたんだけど、画質の向上はあまり感じません
でも、いーんです。面白いから。楽しいから
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