半熟オヤジの基地

完熟できないオヤジの「狭く浅い&自己満足」の部屋

『パニック・ルーム』を観ました。

2020-07-04 03:00:00 | えいがかんしょうの部屋
 離婚したばかりの女性メグが、11歳の娘サラと共にある豪邸に引っ越してきた。その家には、緊急避難用の小部屋“パニック・ルーム”が設置されていた。しかし、引っ越したその夜、新居に3人組の強盗が侵入する。
(MovieWalkerより)

 2002年の作品です。当時鑑賞済ですが、このブログ開始前でしたので、久しぶりに観て感想を残そうと思った次第です
監督のデビッド・フィンチャーは当時、気鋭の監督として知られてきてたし、何と言っても、主演のジョディ・フォスターは、この頃には既に2度のアカデミー主演女優賞を獲ってて、ノリに乗ってましたからね
久々に観ましたが・・・やっぱ面白いですね
「パニック・ルーム」というタイトルも分かりやすいし、新居に母娘2人で住んだ最初の夜に強盗ってのも分かりやすい・・・最近は序盤からハードル高い作品多いから、こういうのは助かります
ここから、最後まで、この「館」が舞台というのも、凄いですね。パニック・ルームに逃げ込んでいる母娘と、強盗3人衆との攻防戦だけなんですけどね・・・やってるのは
強盗3人衆が一枚岩ではなくて、アホな奴とアブナイ奴・・・そして、後々もっと有名になる、F.ウィテカーさんがポイントになってるのも見どころですね。結局報われることは無かったけど、彼がいたから母娘は生き延びることが出来たんですもんね
犯人である彼のほうが、この部屋(パニック・ルーム)の事が詳しくて、その部屋に逃げ込んだ゛母娘のほうが、部屋のアイテム、そして構造に素人・・・この構図も絶妙っすね
途中、犯人が目を離す隙に部屋から出て、携帯を探したりするシーンは、スローモーションで緊張をやたら煽るし
娘役が、後にやたら美人になってヒット作に出演するC.スチュワートだったというのは、当時は全く意識してなかったなぁ・・・。
そして、やっぱり、昔も今も、この作品は、ジョディ・フォスター「ありき」ですよね。当時、妊娠中の身で撮影に臨んだというのがニュースになってましたが、そんな雰囲気は全く感じませんね。
娘を守りつつ、犯人と対抗しつつ、時にキレて、時に頭脳全回転になったり、時にセクシーに見えたり・・・彼女の「役力」に魅了・圧倒されている自分がいます。
銃を構えて、荒い息づかいをする・・・その際に前髪が正面手前になびく・・・とっても細かいシーンですが、「羊たちの沈黙」にもあったあのシーンを思い出します
こんな母娘が、どちらも代役であったというニュースは、今回知りました。ジョディの前は、ニコール・キッドマンだったんですか これもビックリ
監督のアイデア、演じた人たちの「力」・・・そんな魅力が凝縮されてて、今見ても(携帯は古いけど)色あせない作品っす。
ちゅうことで、N.キッドマンは、電話の声でカメオ出演していた うわぁ、見直さないと・・・で、85点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません
コメント
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