さびれた港町・魚深(うおぶか)に移住してきた互いに見知らぬ6人の男女。
市役所職員の月末(つきすえ)は、彼らの受け入れを命じられた。
一見普通にみえる彼らは、何かがおかしい。
やがて月末は驚愕の事実を知る。
「彼らは全員、元殺人犯」。
それは、受刑者を仮釈放させ過疎化が進む町で受け入れる、国家の極秘プロジェクトだった。
ある日、港で発生した死亡事故をきっかけに、月末の同級生・文(あや)をも巻き込み、
小さな町の日常の歯車は、少しずつ狂い始める・・・。
(
公式サイトより)

これ、TVでやってた番組紹介を観て、かなり観たかったんですよ

まず、「国家の極秘プロジェクト」ってのが、ちょっと苦笑モノですよね

確かに地方の過疎化ってのは、現代でも問題ではありますが、こんな形で過疎化を防ぎ、更に「彼ら」の居所も確保できる・・・一石二鳥どころか、上手くいけばそれ以上の効果があると思います。
ただ、あくまで「上手くいけば」ですよ・・・ね

で、公式サイトにも書かれていた「信じるか、疑うか」という言葉も、観ている我々にも投げかけられています。
実際、魚深に来た6人を観ている俺は、主人公の月末同様に、普通に接しながらも、「この人はどういった事件を起こした人なのか?」という興味が沸き上がってきちゃいます

事前に知る情報も無いだけに、この作品の展開自体も、「いい話」に向かうのか、はたまた「惨劇」になるのか、それが分からない分、興味も倍増してました


この6人、それぞれ、やはり「何か」がありましたね。最初からキナ臭かったり、突然変異したり・・・
しかし、中盤に起こる、小さな町での殺人事件・・・これは、予想に反して、誰が犯人かは分かった状態なんですね

ここからは、6人の物語ではなく、急に「1人とその他」になっちゃいました。
その「1人」の行動は、底知れぬ不気味さと怖さを感じましたが、その他の人たちがまったく「おざなり」になっちゃってのは、残念でなりません。
原作は漫画だとか
登場人物も多いみたいですし、もっと奥深かったのかな・・・2時間の作品では厳しいのかも知れません

ちゅうことで、ある意味、杉山が最初から最後まで「らしい」人でした・・・で、50点

※あくまで個人的主観ですので気分害されましたら申し訳ありません