ニイハオ! 我的朋友!

中国留学生活を綴ったのがこのブログのはじまり
今は日々のこと旅のことなど徒然に・・
そして加わった乳がんカテ

とても聴きたかった時があった・・

2007-07-01 | ● 芸術 文化 映画 音楽 本
       The Rose
                  ♪The Rose

       


      Some say love it is a river
      That drowns the tender reed
      Some say love it is a razor
      That leaves your soul to bleed
      Some say love it is a hunger
      An endless aching need
      I say love it is a flower
      And you its only seed

      It's the heart afraid of breaking
      That never learns to dance
      It's the dream afraid of waking
      That ever takes the chance
      It's the one who won't be taken
      Who cannot seem to give
      And the soul afraid of dying
      That never learns to live

      When the night has been too lonely
      And the road has been too long
      And you think that love is only
      For the lucky and the strong
      Just remember in the winter
      Far beneath the bitter snows
      Lies the seed that with the sun's love
      In the spring becomes the rose


でも、わたしはこう思う。 「愛」 って花だと。
そして、あなたはその花の種子にすぎないんじゃないかな。
挫折を恐れる心のままで ダンスなんて踊れる?  踊れないでしょ?
夢から覚めることを怖がってて チャンスなんてつかめる?  つかめないでしょ?
何かを与えてくれそうもない人が、人に受け入れられるはずがないでしょ?
魂が死を恐れていては、生きる術を身に付けることなんてできやしない。
寂しい夜が続き、道があまりに長いと感じるとき、
そして、あなたが、「愛」 は運のいい人と強い人だけに与えられていると思うとき、
ねえ、思い出してほしい。 あの花の種子のことを。
そう、あの種子は、冬に間深い雪のはるか下に眠っているけど春になると、太陽の愛情を受けて
バラの花になるってことを。



  ある日のこと

午後から少し お出かけをした。
お出かけといっても、買い物と遅いランチを食べに。

唐楓並木の新緑がものすごく綺麗で 思わず自転車を止めてしまったほどだった。
この辺りは他にも モクレン並木や銀杏並木などあって、ずらっと立ち並ぶ様は なんとも見事なものである。

小さな本屋さんに立ち寄ったら なかなか面白そうな文庫本があったので買ってみた。
そして遅めのランチは、そのお店のお勧めメニュー。
でっかいエビが何尾も入ったパスタを食べながら 買ったばかりの本を読んでいた。
面白いし読みやすかったのもあって、どんどんページが捲れていく。
三分の二程読み進んだ時、そのページを捲るわたしの右手がパタッと止まったのだった。

気にもしていなかった BGM .....
突然、♪Some say love it is a river ~

そう、ベッド・ミドラーの “The Rose” 
ぞくっとして、じ~んときて、、、 
しばらく固まったままで、心にしみるその歌声に全身を傾けた。

初めて友だちに聴かせてもらったのが 二十年以上も前のことになってしまった。
一度聴いたら どうしても忘れられない曲だったのに、曲名がわからず 歯がゆい想いをしていた曲・・・・

ある時 突然にフラッシュバックが起きた。
これだ!  聴きたかった あの曲! 
それは、映画 『思い出ぽろぽろ』 を観た時だった。  (歌・都はるみ)

♪“The Rose” は、 映画 『The Rose』 の中でベット・ミドラーが歌った曲らしいが
わたしは その映画は観ていない。
そして、その映画のモデルになった ジャニス・ジョプリン というロックシンガーも知らなかった。

その映画、観たくなった。

それにしても記憶というものは、何かしらのスイッチで 突如として蘇るものらしい。
それは、幼少期に見た “白くて とてもいい香りのする 花” が 何の花かわかった時と 似ていた。

幼いわたしは、旅先で嗅いだその白い花の香りが どうしても忘れられなかったのだ。
そして大人になっていた ある日、ついにわかった。
ふわ~っと 風に運ばれてきた香りが 正に その匂い・・・

 その白い花は、くちなし だった。
                          




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