ニイハオ! 我的朋友!

中国留学生活を綴ったのがこのブログのはじまり
今は日々のこと旅のことなど徒然に・・
そして加わった乳がんカテ

「霧笛荘夜話」

2008-06-30 | ● 芸術 文化 映画 音楽 本
久しぶりの浅田次郎作品。 
「蟹工船」 にいく前に、こちらを読んでいたところ。
 「霧笛荘夜話」 (むてきそうやわ)
さすがだ。    おもしろい!

       本の詳細はこちら。 「霧笛荘夜話」


昨日、出かけた帰りに いつもの本屋さんをちょっと覗いたら、
「蟹工船」 の隣に (一番中央に) 「母」 が平積みされていた。
ははぁ、やっぱりこの流れで来ましたね。  って感じ。


丁度一週間前までは、帚木蓬生さんの 「安楽病棟」 が並んでいた場所だ。
先週は、いま何故ここに 「安楽病棟」 ? と思わないでもなかったけど。
わたしが読んだのは、五年くらい前だったかな。 
「閉鎖病棟」 と一緒にネット買いして一気読みした作品だった。

      

丁寧で真摯な作家だと思った記憶が。
精神科医の彼が描く医療の世界は、リアリティに満ち結末もまた ドラマティックな展開が待っていた。



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『ザ・マジックアワー』

2008-06-29 | ● 芸術 文化 映画 音楽 本
今日は映画を観てきた。  『ザ・マジックアワー』
ガハガハ!  って笑えるくらい おもしろかった。

コメディー映画は、久しぶり。
三谷幸喜さんのまじめにふざけてるみたいな、、面白がって自分も楽しんでるような、、、
そんな彼のほんわかした ユーモア が好きだ。

出演者もそれぞれに面白いのだけれど、中でもマフィア役を演じている寺島進さん。
微妙、、 とでも言おうか。 
すごくうまいと思う(表情)。  わたしの好きな俳優の一人だ。

キャストを登場人物順に紹介したエンディングロールも気に入った。
主役や所謂大物を特別扱いしていないのだ。
脇役から主役から、市川昆監督もいち出演者という事で何番目かにさらっと出てきたり・・

こんなところにも三谷氏の拘りを見る気がした。
みんなで創った作品 。
一人ひとりがいたからこそ出来た この作品! というような。
さぞかし現場は楽しかったのではなかろうか。 



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小林多喜二の「蟹工船」

2008-06-28 | ● 芸術 文化 映画 音楽 本
丁度先月の今頃、朝の 「めざましTV」 を付けていた時のこと。
意外な話題に耳を取られた。
小林多喜二の 「蟹工船」 が、かなり売れているという話題。
それも特に若い人たちに読まれているそう。

小林多喜二(1903~1933)といえば、プロレタリア文学を代表する作家。
作家と作品は知っていたものの、わたしはまだ読んだことがなかった。
この 「蟹工船(かにこうせん)・党生活者」(新潮文庫)、今年に入って “古典” としては異例の
2万7000部増刷で、例年の5倍の勢いで売れているということ。

読んでみようと思った。
どっかにあったような・・・・  と、本棚を探してみたものの見つからず。
夫に尋ねても ない というものだから、買ってきた。
そしたら次の日、あった!  (夫が、家のどこからか見つけきた。 買ったってば・・
 
      左:30年以上前の文庫本(180円)        右:現代版(400円)
   

   
確かに実際に本屋さんを覗いてみて、かつてない現象に驚いた。
このところ毎週駅周辺の本屋さんを覗いているのだけれど、最も目立つところに でん! と平積みされ、
各社関連新聞記事がのっているポスターがバックには貼られていたりする。

過酷な労働の現場を描く昭和初期の名作が、なぜこうも話題になり平成の若者を中心に読まれているのか?
「ワーキングプア」 や 「名ばかり官職」 等など、ひどい働かせられ方が社会問題になっている現在。
ある新聞記事によれば、「いまの青年の働かされ方も(蟹工船と)同じだ」 という声がでたそう。

  『「蟹工船」は世界大恐慌のきっかけとなったニューヨーク株式市場の大暴落
   「暗黒の木曜日」が起きた1929年(昭和4年)に発表された小説。
   オホーツク海でカニをとり、缶詰に加工する船を舞台に、
   非人間的な労働を強いられる人々の暗たんたる生活と闘争をリアルに描いている。(引用) 』

文庫は1953年に初版が刊行され、今年に入って110万部を突破したそうだ。
ある大手書店では、「現代の 『ワーキングプア』 にも重なる 過酷な労働環境を描いた名作が 平成の 『格差社会』 に大復活!!」
などと書かれた店頭広告を立て、平積みしているとのこと。


今回、まんがになっていることを知った。 『マンガ蟹工船』

      

ある人がこんなことを書いていた。
『人間の生と尊厳を熱く語り続けた多喜二。 
「マンガ蟹工船」には、人間の生と尊厳を踏みにじり、金儲けのためには人間を物以下にしか扱わない、資本主義社会の本質が生々しく描かれている。
そして、命さえ脅かされても抵抗すらできない労働者。その両者の極端な姿が生々しい。
もっとも優れていると思われるのは、雑多の集団だった労働者が、ひとつのまとまった集団へと変化していく様を巧みに描いているところだろう。
命さえ脅かされるもとでも、様々な「ごまかし」に惑わされ、なかなか団結できない労働者。
その労働者が目覚めていく過程を、一本道として描くのではなく、雑多な労働者がいくつものジグザグな進展・後退を繰り返しながらも、やがてまとまっていくところが巧みである。』

また、 『小林多喜二作品の魅力はなんと言っても、 生とその尊厳への慈しみ 、
それを 踏みにじるものに対する怒り を全身で語ったことではないだろうか。』  と書いていた。
そんな多喜二が特高警察に逮捕され、その日のうちに拷問によって殺されたのは 29歳。

前述したように、多喜二作品に触れたことはないけれど、三浦綾子さんの 「母」 は読んだ。
布団に入って読みながら、何回 嗚咽をこらえたことか。
「切ない」などでは表わしきれない母としての深い悲しみや、なぜ息子がこんなめにあわなければならなかったのかどう考えても分からない、もしかした自分がこの子を産んでしまったことが悪かったんだろうか、とも考える多喜二の母・・ 。
「蟹工船」ブームの中、違った角度から「母」も是非お薦めしたい作品だ。
  
    



どうしてうちに、これがあるのだろう?
かなり前から壁に掛けられた 色紙の複製。 

   

わたしはこの 分かるようでわからないような、分からないようでわかるような、、、
この言葉が なんだか好きだった。

「我々の藝術は 飯を食えない人にとっての 料理の本であってはならぬ」

現存する唯一の直筆(複製)の言葉だそうだ。
今まさにこの言葉、輝いている気がした。


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今年最後の

2008-06-27 | 2008年

今年最後の いちご

 

小さくて まあるい いちごになった

 

すこし すっぱい味がした

 

 

 

 

 

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歓迎飲み会

2008-06-25 | 2008年
今夜は中国語教室の飲み会。 
今期も終了し、来週から始まる新しい期を前に今日は教室お休み。
こんな感じで三か月に一回くらい飲み会になってきた。 

今回は、歓迎会も兼ねている。
今月から20代と思われる (たぶんね) 女性がはいってきた。
今まで誰が入会しても、歓迎会など一度も開かれたことはなかったが、
誰からともなくあがった 「歓迎会しましょうか!」。

春に34歳の男性がお仲間に加わっていたけど、その時はなし。
これで平均年齢、若干下がって・・・・
60くらいかな。 


最近代謝が悪いとみえ、多量に飲んだつもりもないのに、変に酔う感じ。
さっき、「ウコンの力」 を買ってきた。
気合入ってるわけじゃないんだけどね。 

        


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夕食後の団欒のひととき

2008-06-24 | 2008年
夕食後、テレビ見ながら・・・

「NPO法人でも 立ち上げようかな。  」  のわたしの一言に、
家族みんなが、 「はあ!?」

      はい、終了。。  



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明日は歯医者さん

2008-06-23 | 2008年
行かなきゃ行かなきゃと思いつつ、つい後回しにしていた歯医者さん。
先日、とうとう痛くて噛めなくなった。 
そして、見てすぐわかるほど腫れてしまった。
やっとこさ腰をあげ、歯医者さんへ。

あれ止めてほしい。
診ながら、「あぁ~・・・・」 とか、「ん~・・・ 」 なんて耳の傍で言うの。
そんなにひどいんですかあ   って すごくドキドキして不安になる。  
そうでなくても 緊張して くらっ ときそうなのに。 
歯医者さんと採血、、、  苦手。

長くかかりそうだ。 

中国に行く前にもお世話になった歯医者さん。
のんびり構えて通うのが遅くなったせいもあって、出国前日の夕方まで通ってた。
事情を話したら、一回に二回分くらいの治療をしてくれた。
二時間、歯医者さんの椅子に座ってたこともあったほど。
でもなんとか間に合わせてもらって、とても有り難かった。

ここは二人の先生がいる。
この前行った時は、女先生に治療してもらった。
会計待ちしてた時 男先生が、「中国一年行ってきたんですね。」 ってわざわざ話かけに来てくれた。
三年前の患者のわたしを覚えてくれていたみたい。

「あの時は、前日までかかりましたよねぇ。」 などとも 言いながら。
男先生はカルテ見てないはずだし、見ても 「通院最終日が中国出発の前日」 なんて書いてないだろうし・・
無理をきいてもらったから、印象に残ってたのかな。 

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おきゃくさん

2008-06-22 | 2008年
庭の草取りをしていたら、あらら! 
結構大きなガマガエル。 

      


梅雨入りし、今にも降り出しそうなお天気・・
只今あじさい、こんな感じ。

    



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異文化コミュニケーション

2008-06-21 | 2008年
講座も大体半分、終了した。
今日は、異文化コミュニケーションの講義。
面白かった。

講師は教育大の先生。
時々、小学校に行って授業をすることもあるらしい。

アフリカや東南アジアの子どもたちの現実・様子を話して聞かせると、
「日本に生まれてよかった!」 とか、 「(向こうの子どもたちは) かわいそうだ。」 という感想が
よく出るそうだ。
(自分の意図と違う子どもたちの反応に、先生はご自分の授業の進め方にも問題があったと思う、
 と おっしゃいながら)

『自文化中心主義』 ではなく 『文化相対主義』・・・ 
この 「相対」 を理解するのが大事になるのだが、概念としてわかることは、
なかなか難しいものだとおっしゃっていた。

「多文化共生」 「多民族共生」 が自然に そして当たり前に 行われていけるようにということかな。
 内モンゴルの大草原2 (1997年8月15日~22日の“旅行記”の一部)

 “みんなちがって みんないい” ...
 “ひとそれぞれ” ...          こんな言葉が思い出された。


         わたしと小鳥とすずと 

         わたしが両手をひろげても
         お空はちっともとべないが
         とべる小鳥はわたしのように、
         地べたをはやくは走れない

         わたしがからだをゆすっても
         きれいな音はでないけど
         あの鳴るすずはわたしのように
         たくさんなうたは知らないよ

         すずと、小鳥と、それからわたし
         みんなちがって、みんないい 

                -金子みすずー


  ひさしぶりに・・・
  Ray Charles レイ・チャールズ - Ellie My Love (いとしのエリー)


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花の苗

2008-06-19 | 2008年
仕事帰りに花の苗を買ってきた。
今年は全然庭に手をかけていなかった。
もっぱら夫の仕事!  って感じになっていて・・・ 
気が向かないものは、とことん手をつけないわたし。  
気分屋!?

玄関先がちょっと寂しかったから、こんな風に植えてみた。

   


「くっつけ過ぎだよ。」 って夫に言われたけど・・・
いいよねェ。 



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