ニイハオ! 我的朋友!

中国留学生活を綴ったのがこのブログのはじまり
今は日々のこと旅のことなど徒然に・・
そして加わった乳がんカテ

11、永観堂から哲学の道へ (三日目~③)

2010-09-28 | □真夏のような秋の旅 ( 2010/9)
関係ないけど、気分でBGM♪
       backstreet boys i'll never break your heart ( lyrics )
      


お寺廻りの最後は、永観堂
観たい阿弥陀さんがあったのと、水琴窟の音を聞きたいなって。
『もみじの永観堂』 と呼ばれるくらい紅葉が見事で、古今和歌集にも詠まれるほどだそう。
確かに!
この目の前に広がる青もみじが一斉に紅く色づいたら、どんなにか見事なことだろうと想像出来た。

そして観たい阿弥陀さんというのは、『みかえり阿弥陀さま』   阿弥陀如来

       

ところがだ・・・・
門前に着いたら、閉ってしまった。 
分かりきっているのに、 「 閉るん、、、 ですよね・・  」  
はい 」 と、落ち着いたジャニーズばりのとても美しい若いお坊さん。
「あぁ、、、 観たかったなぁ、、、、  」   聞こえるようなひとり言。 
ビシッ! と門を閉ざす訳でもないゆるい閉門。 というか開いてる 「閉門」
ちょっとだけなら、いいですかね・・・   あわよくば特別扱いしてもらおうかの気持ち満々だったけど
穏やかな微笑みの中に、「ダメなものはダメなんですよ。」 のお強い意志が 
ってことで、門ぎりぎりの所から覗いただけ。   残念! 

        


残念な気持ちを胸に 哲学の道 を歩く。
『哲学の道』 の名前の由来は、哲学者西田幾多郎氏が物思いにふけって歩いたことだとか。
緑いっぱいで気持ちよかった。
ただ、行き交う人が多くて、哲学するには・・・・ 

         
         

どういうわけか、猫がたくさんいた。
写真に写っただけでも6匹、この廻りにはまだ数匹いたし。
野良猫かな。

         



次からは、
食事や宿なんかのこと、のせてみようと思ってる。




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10、一番好きだったところ 建仁寺 (三日目~②)

2010-09-26 | □真夏のような秋の旅 ( 2010/9)
三日間あちらこちらお寺巡りをしたけれど、わたしが一番こころに残ったのが、建仁寺
建仁寺の 潮音庭 は、北山安夫さんという庭師さんの代表作だそうだ。

    

北山さんの造り出す庭は、徹底して無駄をそぎ落とした簡素な庭。
自然のままの石を組み上げ、凛とした空間を生み出す。
目指す庭についてこう語っていたそう。

 「 なんでもないっていうことが すばらしい。
   盛りだくさんではいけない。
   なぜか知らないけども、振り返ってみたいと思わす。
   感じてるようだけど 感じていない。
   感じていないようなんだけれど 感じているっていう。
   それをいかにして実践するか 」
                  『NHK プロフェショナル 仕事の流儀』 参照

まさに、そんな庭だった。
帰ろうと思いながらも、また眺めにいってしまった、、 そんな庭。
簡素と言えばなんでもない庭に、わたしはとても感動してしまった。


     デジブック 『建仁寺』
    



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9、祇園あたりを散歩   (三日目~①)

2010-09-25 | □真夏のような秋の旅 ( 2010/9)
歩いた歩いた、京都三日目。 
鴨川 にかかる 団栗橋 から 四条大橋 をのぞむ。
今にも降り出しそうな曇り空、なんとなく暗い雰囲気の写真になっちゃって。

        

団栗橋(どんぐりばし) の上ではこんな光景が・・  
何の撮影だろ!? と知りたくて堪らないわたし。 
スタッフに質問できるチャンスを狙いながら、どれくらいいたかなどんぐり橋の上。 

とうとう来た!!    
「映画ですか!?  」     「ドラマです。
この日の撮影は、こうだ。
四条大橋を京都府警の車が走り去っていく・・・・    場面!
四条大橋と団栗橋をぐるぐる回りながら、何回か撮り直ししてた。
さて、なんのドラマかな。   京都舞台の刑事物というと・・・    
                     

高瀬川
数日前まで水がなくて、川はカラカラだったとか。
水が有る無しでは、風景相当変わるんじゃないかな。
昔はもっと広くて舟も出てたって、お昼を食べたお店の御主人が教えてくれた。
緑がいっぱいで静かで、いい雰囲気。

      
 
こちらは、 南座

    

今行われている歌舞伎の看板が。
いい席じゃなくてもいいから観たいな! と思ってチケット販売口に行ってみたけど、当たり前のように無かった。 
とっくの昔に売り切れ!
有るのは、大分後の公演のものだけ。     確かに当たり前のことだった。 

           



伝統的な祇園の風景をもとめて。。   のんびり散歩気分で。  
重要伝統的建造物群保存区域に指定されている、新橋通
しだれ柳がゆれる、白川南通
お茶屋さんが多い祇園のメインロード、花見小路

            
 
       はんなり はんなり・・・
   
     

    

    


歩いたりバスの窓から街を見ていると、ふと、中国と似てると思うことが度々あった。
えっ、どこがあ!?  なんて言われそうだけど、でも似てる風景あると思う。
たとえば、こんなとこ。
左が京都、右中国の同里の路地。

            

他にも、、、
狭い間口のお店が軒を並べて、歩道にまで商品広げている光景とか。
オレンジがかった街灯があったりとか。
そう、雰囲気似てるところ(風景とか、“感じ”とか) やっぱりあると思うな。




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8、世界文化遺産 仁和寺 (二日目~④)

2010-09-24 | □真夏のような秋の旅 ( 2010/9)
世界遺産の宝庫とも言えるだろう、古都京都。

嵐電に三たび乗って、「帷子ノ辻」駅で乗り換え、「御室仁和寺」駅 で降りた。
隣駅の妙心寺まで行きたいところだったが、時間切れ。
どこも5時に閉るから、この日は諦めて最後に 仁和寺 をゆっくり周ることにした。
うちの職場には、何人かの仁和寺ファンがいる。
そんなにいいならば、今回絶対行ってみようと思っていたところのひとつだった。
なるほど、落ち着いた雰囲気と美しさ・・
この仁和寺は、「徒然草」「方丈記」などの古典にも数多く登場しているそう。

        
        

         五重塔。
                 


建物をぐるっと周ると、一日の疲れも飛んでいきそうな、穏やかで心休まる庭が広がった。
境内? なんていうんだろ?・・   廊下みたいな所に静かに座っていつまでも庭を眺めている人が何人もいた。

        


素晴らしいねぇ。
素晴らしいしか言えない、、 ボキャブラリーの少なさよ・・  

   
                

屋根がこんなふうに なっていて。
              
          

閉門近くなると、お坊さんたちがぞろぞろ・・・

        

好奇心のまま、「えっつ! 何事!  」 と走って後付いていった。
するとお坊さんたちも 「なにごと!?  」 とばかりに、振り向いてきて、何人も・・ 

        

各建物(どう言えばいいか分からないから) を周って、お経を唱えていた。  
一日最後のお勤めかな。


四回目の嵐電は、終点「北野白梅町」駅で、終了。 
一日フリー切符が大活躍した日だった。 





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7、渡月橋から天龍寺へ (二日目~③)

2010-09-23 | □真夏のような秋の旅 ( 2010/9)
渡月橋 (とげつきょう)
「月が橋を渡っているよう」 だと亀山上皇が命名したと伝わっているそうだが、ちょっと意味分からなかった、わたし・・ 
この橋を境に上流側が大堤川、下流側が桂川と名前が変わるんだって。
日曜だったのもあって人出は凄かったけど、こんな自然に囲まれた風景はどこか懐かし感じがして、いいなぁと思う。

        


渡月橋から10分ちょっとくらいで、天龍寺
これは庫裏(くり) の正面。  庫裏は台所兼寺務所の機能を持つところだそう。

           

天龍寺は、庭園だけを拝観した。
庭園名が曹源池庭園。
嵐山を借景にしたスケールの大きさ、奥行きの深さが素晴らしかった。
紅葉の頃だったら、何十倍もまた美しさを増すことだろうなって、ちょっと残念。
この庭園は、国の史跡・特別名勝第一号に指定され、1994年に世界文化遺産に登録されたそう。


竹林の道 に足をのばす。
と言っても、天龍寺の北門からすぐつながっていたので迷うことはない。
ずっとつながる竹だけの道・・・
凛とした爽快さが漂って、心地いい。

         
         

欲を言えば早朝あたり、ひとりで散歩したいなって。 
日中はひっきりなしに交差する人人人・・・    わたしもそのひとりなんだけどね。




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6、手描京友禅 工房見学 (二日目~②)

2010-09-22 | □真夏のような秋の旅 ( 2010/9)
広隆寺を後にし、再び嵐電に。
終点嵐山で降りると、手描京友禅工房 を見学できるところ発見! (見学料100円)
見せてもらうことにした。

       
       

工房の中では職人さんが作業中。
京友禅は一反を染めあげるのに20工程から30工程の職人の手をくぐるそう。
このピンクの生地は、成人式の振袖に仕立てられるんだって。
この日は花びらの色を決めているところだった。
何度も試しては調整し、とても慎重な作業のようだ。
一日かかっても色が決まらない時もあるとのこと。
桜の花が咲きほこるとても素晴らしい柄、出来上がりはさぞかし華やかで美しい振袖になることでしょう。
うちの娘は貸し衣装で済ませたけれど、こうやって反物から拵えてもらうお嬢さんもいるんだね。

      

いろんなお話を聞くことが出来て、とても貴重な経験ができた。
京友禅の下絵には通称青花という、露草の栽培変種のオオボウシバナという花が使われていたそうだ。
この青花の特徴としては、水溶性で色落ちしやすく最終的には完全に抜け落ちてしまい、仕上がった染め物に残らないとのこと。
ただ花は夏場のもの。
そこで年中使えるように、花弁からしぼった青い汁を紙に浸みこませ乾燥させた 「青花紙」 として売られていたらしい。
それを水で溶かして下絵付けに使われていたそうだ。
でも中々貴重なものだからお値段的には安くなく、現在では安価な人工染料が主流とのこと。

オオボウシバナ:
こうやってみると露草みたいだけど、露草より大型で1メートルくらいにもなるそうだ。

             
             

またひとつ、貴重な日本文化に触れさせてもらった体験だった。



この日も相当暑くて、たぶん30度は優に超えていたと思う。
何年ぶりだろう、、、 かき氷がおいしかったぁ! 

         



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5、嵐電で、まずは広隆寺 (二日目~①)

2010-09-21 | □真夏のような秋の旅 ( 2010/9)
二日目は嵐電で嵐山方面に向かった。
四条大宮まではバス。
そこから嵐電に乗り換える。

      

一両編成の小さな電車。 

      

この一日フリー切符がかなり使える。 何回乗り降りしても500円。
色々クーポンも付いてるし、降りる時、運転手さんにカードの日付を見せるだけなので簡単でいい。

       

こんな感じで町中を走る、嵐電。

      

まず最初に降りたところは、 広隆寺
「東洋のモナリザ」 と名高い弥勒菩薩を所蔵。 この菩薩は国宝第一号だそう。

      
        


弥勒菩薩半跏思惟像 (みろくぼさつはんかしいぞう)
パンフには、こう書かれている。
「 ・・・・・ お釈迦さまに代わってすべての悩み、苦しみをお救いくださり、正しい道へと導き下さる慈悲の仏さまです。」

慈愛に満ちた何とも言えない微笑み。
本当に素晴らしい菩薩だった。
   
           

      

             

細やかな細工。
日本古来の文化って言うのかな、すごいなぁ。

     



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4、銀閣、金閣、龍安寺 (1日目~③)

2010-09-20 | □真夏のような秋の旅 ( 2010/9)
銀閣寺 と 金閣寺 。
さて、あなたのお気に入りはどっちでしょう?  などと、もし尋ねたら日本人はどちら派が多いんだろう。
わたしは俄然、 銀閣寺 。 
渋さの中に溢れる気品、そして庭の素晴らしさ。

         

金閣寺 
足利義満の権力の象徴!?
こんな キンキラキン にしなくても・・・  と思ってしまうけど。
ゴージャスに光って綺麗! と言えばそうなんだろうか。     n…
国宝に難癖付けてるようでなんですが ・・・

もっと違う観点から観れば、印象も違ってくるのかな。
まぁ、人それぞれ好みは違うからね。

         

なんか足利義満という人物に興味が沸いてきて、ちょっと調べてみた。
どんな人物だったのか、、、 ある学者さんは、
『 「強きを助け、弱きを挫く」 姿勢が義満の生涯を貫く政治テクニック、
  傲岸と卑屈さが同居した性格と評している」(Wikipedia) 』 
慕われなさそうな性格だったんだな。 
これがホントなら、たぶんわたしは嫌いだと思う、この人。


屋根の上の飾り(何ていうのか分からない) も、銀閣と金閣では違ってた。
銀閣のとり?
              

こちら金閣の金色鳳凰。
               


この日の最後は、龍安寺 。      世界遺産で、石庭が有名。
エリザベス女王が以前日本を公式訪問した時、この石庭を見学し絶賛したそうだけど、正直わたしはよくわからなかった。
Sさんの率直な感想も、「どうしてこれが世界遺産なんでしょう?」 

           

でも他の庭や池などはとても素晴らしくて、ゆっくり歩いていると癒やされた。

           



タイムリーに、今日こんな記事が。
115年ぶり、竜安寺へ ふすま絵 匿名落札者が寄贈
      産経新聞 9月19日(日)7時56分配信

「竜安寺がかつて所蔵していたふすま絵6面が、115年ぶりに同寺に返還されることが18日、分かった。 競売会社のクリスティーズによると、ふすま絵は15日、ニューヨークで開催された同社オークションに出品され、8万6500ドル(約743万円)で落札された。 落札者は匿名で、竜安寺への寄贈を発表。 同寺は「感無量です」とコメントを寄せているという。

 ふすま絵は安土桃山時代の絵師、狩野永徳の次男、孝信(1571~1618年)の作と伝えられる。
明治初期の廃仏棄釈で財政難に陥った竜安寺が明治28(1895)年、東本願寺に売却した71面のうちの6面。 さらに九州の炭鉱王、伊藤伝右衛門の手に渡り、その後散逸した。
6面については2000年に日本人コレクターが競売に出品。別のコレクターの手に渡っていたという。  」

長い歴史の中でこんなことがあったんだと、ふすま絵が売られたことを初めて知った。
匿名の落札者の方、それにしてもすごいこと。  バァ~ン! と寄贈するなんて。
わたしたちにもいずれ見せてもらえる日が来るのかな。
その時は、その方に感謝だね。





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「夢をあきらめないで」 

2010-09-19 | 2010年 2011年
旅行のこと書き込みながら この歌聴いていた。   ♪「夢をあきらめないで」 
そしたらむすめ、 
「夢あきらめてよ!  あっち行きたいだの、こっち行きたいだの、、もう その夢あきらめてよ。」  って・・
そんなぁ・・  

まぁ、むすめの話はさておくとして、 

ホントの 「夢」 もちたいなとは思ってる、 簡単に諦めないような 「夢」・・
なにしたいんだろ、わたし。  
こんなこと、また最近 ちょっと考えてる。
                        
                  ♪ あなたらしく 輝いてねぇ~

      「夢をあきらめないで」 岡村孝子
     




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3、清水寺界隈 (1日目~②)

2010-09-18 | □真夏のような秋の旅 ( 2010/9)
清水寺に続く道は、坂道が多い。
そして両側にはたくさんのお土産屋さんや素敵な小物など取り揃えているお店が続いていて、
歩いているだけでも楽しかった。
 
       

本物か体験者か分からなかったけど、、、 舞妓さん。
「一緒に写真撮ってください!」 なんて、やっぱり人気もの。 

      

たまたま見かけた、消火栓入れ。
風景を損なわないように、こんな落ち着いた入れ物になっているんだね。

      




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