Ki-67という値… ある資料より
Ki-67は乳癌の増殖能力(増殖スピード)を示す指標。
Ki-67が高いと乳癌の増殖スピードが速くなり悪性度も高くなる。
一般的にKi-67が 20~30% 以上である場合「高値」とするが、まだ世界的な基準は決まっていない。
Ki-67は特に「ホルモン感受性あり・HER2陰性乳癌」において、ホルモン療法に加えて化学療法を追加するべきかどうかの指標として重要となる。
わたしの Ki67 値は 25 %。
「いい数値というわけではないので、あまり簡単にも考えられないんです。
うちの病院の基準値は15%になっているので、25ですからねぇ。
薬はどうしても希望しないのでなければ、10 年飲み続けるよう書かれてます。」
更にリンパ管侵襲Lyという数値。0〜3で表されわたしの場合は、+3 … 最高だ。
リンパ管の中にがん細胞がいっぱい詰まっているような感じと説明された。
五年経過し、改めて検査の数値から自分の状態を淡々と思った。
乳がんを手術し、25回の放射線治療を受け、ホルモン療法にうつっていった。
丁度5年前の6月17日から飲み始めた薬、丸五年経ったんだ。
五年も飲むなんて長過ぎ!なんて思ったりもしたけれど、今となればあっという間だった気もする。
これから更に五年飲み続ける事になっている。
乳房温存手術だった。
予定より一時間程長くかかったらしい。 らしい・・・自分では分らないから。
術前説明を受けたように手術されたと思っていたら、ちょっと状況は違っていた。
センチネルリンパ節生検で、リンパ節まで癌が転移しているのが分った。 2/4
その為リンパ節切除が手術に加わり時間が延びた。それは後日知ることとなる。
手術前は初期だろうと思われていたのでこの結果は結構ショックだった。
リンパ節転移と言うことはがん細胞がリンパに乗って、全身に広がっていく可能性があるということ・・ 現実を知ったその晩の事はブログに書き残している。
乳癌宣告を受けてから丸五年が経過した。
あっという間といえばあっという間…。
放射線治療副作用の肺炎時は暫く大変だったり、低気圧だとだるくてしょうがなかったり…
決して平穏無事にうちに五年が過ぎて行った訳ではないけれど、案外忘れる。
気持ちの面でも受け止めの変遷?歴史?流れっていうか、あったなって振り返ればね。
今現在はというと、普段全く意識していない。
何かあった時、例えば転移再発。
そうなったら考えればいい事だとおもっているから。
この前乳癌の定期診察を受けてきた。
その時Drに「四年以上になりましたね。」と言われ、そうですねと。
5年飲み続けなくてはいけないホルモン剤治療も、遙か先にゴールがかすんで見えるような気さえしたけれど、あと数ヶ月になった。
続けて服薬するかどうかはその時点で考えましょうと以前の主治医Dr:Gから言われていた。どうなるかな。
どのくらいの期間だっただろう? 明日の予定をたてられない、人と約束交わせないという時期。
明日になってみないと自分の体調が自分でもわからなかった。
そんな時期に比べたら、今は全く普通に生活できるようになり、改めて意識して振り返らないとあの頃を忘れている。
手術を終え、放射線治療を終え退院してまもなく葬儀社の体験?説明会に参加して互助会に入ったりした。
葬儀で流す曲選んでみたり、遺影写真はどうしようとか、献体を考え出したり、これはあの人にあげよう・・などと形見分けみたいなことも頭をよぎり。
普通に"死”が近くに居た。 そしていろいろ準備できる時間があるっていいななんて思ってもいた。
数ヶ月前に葬儀社の互助会解約した。3万くらい引かれたけれどもういいやって。
今はどうだろ。 決まっていないのに切羽詰まってる! そんな感じは全くなくなった。
時間って大事だ。 転移再発の可能性は0!なんて事は無くリンパ節転移もあったっけと。
でも、その時はその時! そうなったら考える! このまま普通に暮らせるかもしれないし先のことは分らない。四年前に乳がんになることが分らなかったように。
だから結局、どういう事が起きても(病気だけじゃなくても)、受け止めて、受け入れて生きていく。 これが今の気持ち。
姫野直行 2019年5月17日18時52分
昨秋に発売された乳がん治療薬ベージニオ錠(一般名アベマシクリブ)を使った患者が間質性肺炎になり死亡した事例も報告されたとして、厚生労働省は17日、製造販売する日本イーライリリーに添付文書の改訂と医療関係者らへの注意喚起を指示した。
厚労省によると、ベージニオ錠は、一部のタイプの乳がんで手術ができなかったり再発したりした患者の治療薬として2018年11月に発売された。今年5月までに国内で14人が重症の間質性肺炎などを発症し、3人が死亡した。
このうち4人がベージニオ錠との因果関係を否定できず、うち1人が亡くなった。死亡したのは50代女性で、ベージニオ錠をのみ始めて37日目に自宅で間質性肺炎の症状が現れ、その7日後に亡くなった。
添付文書には間質性肺疾患が起こるとの記載はもともとある。
しかし、発売から半年で国内で死亡例が出たことから、厚労省は「警告」欄などに間質性肺疾患の初期症状を確認することなどを加え、注意喚起を徹底するよう指示した。
5月14日までの使用患者数は約2千人とみられる。
厚生労働省は9日、免疫の仕組みを利用したがん治療薬「オプジーボ」を投与された患者11人が、副作用とみられる脳の機能障害を発症し、うち1人が死亡したとして、製造元の小野薬品工業(大阪市)に、薬の添付文書に重大な副作用として追記するよう指示した。
機能障害が起きたのは脳の下垂体で、成長ホルモンや性ホルモンなどの分泌に関わる部位。
オプジーボの添付文書の「重要な基本的注意」に下垂体機能障害を追記し、投与中は定期的に下垂体の機能を検査するよう求めた。
オプジーボは、ノーベル賞を受賞した本庶佑・京都大特別教授の発見を基に開発された薬。 (共同)
乳がん手術で入院していたとき、同室になった方。
赤い色の点滴をされた時、大変なことが起こった。
わたしたちの個人カーテンが全員分しゃーっと閉められ、たくさんの人が駆けつけてくる足音と慌ただしく緊迫した物音が聞こえだした。
医者も数人駆けつけたのが分った。
なにか大変なショックを起こし、緊急事態だったらしい。
点滴薬の赤、、色見ただけで恐かったし、実際危険な状況になってしまった事態に遭遇すると、抗がん剤の怖さ感じた。
わたしは今もまだ、抗がん剤は使わない・・・ と思っている。
測ると35.5度くらい、いつも低くなってしまった。
丁度好かれる体温みたいだ・・
このところ毎日だるいし、ふらっとくる時あるし。
低い体温と関係あるかな。
「低体温の原因の一つとして明らかなのは、運動不足です。」
「精神的なストレスも体温を下げる原因になります。
この点も十分に注意が必要です。」
先月から気がついた。 朝方の体温低いときあるって事。
寒くて目が覚めるというより、わたしが冷たい?
いちどなんて、34.8度。
冷えて目覚めた日は体温測って記録することにした。
昨日の朝も、冷たい・・・ 35.6度
”体温が下がると免疫力は低下する” なんてあるし、がんには良くないんだと思う。
朝はあまり食欲もないから、ある物でスムージーを作って飲んでみたり。
漢方また飲んでみたいけど、お金なくなった。
前飲んでいたのは、1日1000円の生薬。
月3万円で、、、 年間36万円、、、 とても今はそのお金、捻出できない。
漢方の先生は、長く続ける事が大事だからとこちらの都合に合わせた金額で調合してくれる。
とはいえ・・・