早割で航空券を買った。 鹿児島の叔母がこっちに来る時、早割利用しているって言っていたのを思い出して。 仙台成田は、新幹線に乗ってその後色々乗り換えて・・・ で、大体片道13000円くらいかな。 それがこの早割で買うと、往復で13000円ちょっと。 実にびっくりで、眼を疑った!
無事に取れた後、二つの思いが浮かんできた。
今までは数日後の自分の状態も予想できなくて(明日さえ。その日になってみないとわからないって感じ)簡単に約束も予定も決められなかった。 それが、そんなことも考えずに三か月後のチケット買えたってことは、それだけ落ち着いてきた? がん忘れてる時増えた? って。 そうなんだろうと思う。
もう一つは、早割チケット、これからあと何回買えるかなって。 特に悲壮感感じたわけじゃなく、何となくだけどそう思った。
以前図書館で借りた本で、とても素敵でたぶんまた読みたくなるだろうとその後自分で買った本がある。 天沼寿子さんという方の『身ぎれいな 終いじたく』。
数年前にがんでお亡くなりになられた方だけど、実に凛として、清々しくて、カッコいい!のだ。 そしてお洒落!
その方の旅に対する考えを書いていたところがあった。 とても旅好きだったんだなと思いながら読ませていただいた。 そして、そうかぁと参考になったり、わたしはちょっと無理だなと思ったり(ビジネスクラスにランクアップは完全無理なので)。
段々病状が進むと、いろんな準備が必要なんだなぁ。
『現在病気を抱えての旅行ですから、もちらん不安がないわけではありません。 再発後は痛みを抑えるためのモルヒネも常備しなくてはいけないので、海外に出かけるときには特別な許可がそのつど必要なことがわかりました。 厚生労働省に問い合わせして、申請方法を教えてもらいました。
・・・ その許可以外に、万が一、海外で病状が急変して医者にかかるときのために英文の診断書と、いつもより強い薬を先生に処方していただき、携帯していきます。 今までにそれを使う機会はありませんでしたが、持っていることの安心感を考えると本当にありがたいものです。
・・・これからは、前もって車椅子を予約しようかなと考えています。 ・・・座席は必ず通路側を予約し、、、 ・・・
可能な限り日本の航空会社を使うようにし ・・・ 飛行機の席もビジネスクラスにランクアップしました。 これからは頑張りしぎないように、旅行の仕方も変えていかざるを得ません。』