ニイハオ! 我的朋友!

中国留学生活を綴ったのがこのブログのはじまり
今は日々のこと旅のことなど徒然に・・
そして加わった乳がんカテ

「風に立つライオン」

2007-03-31 | 2006年 2007年
父の検査入院があり ここ四日ほど落ち着かない日々を過ごしていた。
入院する病院から実家が離れているため、母はウチに泊まりながら病院通い。
四月中に手術が入る予定。
ひとりの入院を支える為には、何人もの人の連携がないといけない・・
両親が帰り 落ち着いてPCに向かうのも数日ぶりって感じ。

友人のHPを覗いたら 「償い」 というタイトルで書き込みがあった。
さだまさしさんの絵本と歌を紹介しながら。
絵本が出たのは知らなかったけれど、歌はだいぶ前から知っていて
聴くたびに切なさがこみ上げてきたものだった。

今日はそちらではなく 「風に立つライオン」 のこと。
友人の息子はこの春 高校に進学する。
その彼のお気に入りのひとつとして紹介されていた。
随分昔の歌になってしまったと思う この曲。

恐らく聴き流していたか、取り立てて心に留めなかったのかもしれない。
タイトルは知っているのだから わたしもいつか聴いていたはずなのだと思う。
でも それほど印象にはなくて・・・

どれどれ、、 とばかりに探しながら 聴いてみた。
そしたらどうだろう。
もう何回も聴いてしまってる。
友人はこの歌を こんなふうに紹介していた。

“国境なき医師団に参加した青年と彼女との「別離」を歌う曲である。”
(この医師は実存の方。今も九州で医療に携わっている。)

わたしたちの感動の感性は結構近いものがあるからか
彼らが深くこころ揺さぶられることは わたしも同じくこころにぐっと来ることが多い。

これもそうだった。
なんだろう・・
聴いていたら涙が出てきてしまう・・




今日は嬉しい “久々メール” も届いた。
blogを見てくれている 若い若い同学から。
ユーモアもまじえながら、
「あまり根を詰めすぎないよう、、、 楽しく働いて、、、 素の餃子さんで十分だと思います。」
ってね。

うれしかった。 


♪「風に立つライオン」
http://www.youtube.com/watch?v=iqZoPsUt2f0

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そうだ! そうかぁ・・ そうだった。

2007-03-26 | ● “ わたし ”
このところパワーレス状態が続いていた。
わたしには確実に落ち込める(といっては変だけど) キーワードがあって、
それが見事 鍵穴に鎖しこまれてしまったのだ。
加えて新しく始まる仕事の緊張感、そして更にはいつもの事ながら
気分が鬱々としやすい季節の変わり目の この時期・・
三重苦といってはオーバーだけど、結構しんどかった。

でも、いつまでもいつまでも永遠に続くわけではなく、所謂 パターン? 
こうなるとこうなって、こうすればこうなる・・  みたいな。

こんな どんよりとした気重な世界から抜け出せるきっかけは、直接的というより案外間接的な事の方が多いかもしれない。
時間 の日薬だったり、誰かが何気なく言ってくれた 言葉 だったり。 

「そうだ!」  「そうかぁ・・」  「そうだった。」
わたしに こんな気づきをいろいろな形でさせてくれる人たちがいる。
別に、特にわたしに向けてコメントやメッセージをくれるということじゃなくても、その人の言葉に ハッ! とさせられることがあるというか。

「そうだ!」 と気づかされ、、、 「そうかぁ・・」 と考えさせられ、、、 「そうだった。」 と思い出させられ、、、       そしてわたしは、暗澹たる世界から 段々と浮上出来たりする。

そんな貴重な友人の一人・・
彼のHPを読ませてもらいながら、原点とも言えそうな大事な事を考えさせられることが多い。
たとえば <友人から>


 
「そうだ!  そうかぁ・・  そうだった。」 
今回も忘れていたことを 思い出させてもらった。

今回のキーワードは “楽しむ” ということ。

精神的にすごく余裕がなくて、“楽しむ” という気持ちを忘れた自分に気づいた。
というか、気づかせてもらった。
それは気負いのない そして何気ない 朋友の言葉から。

「ニイハオ! 我的朋友!」 じゃなくて .....

  「 謝謝! 我朋友 」      
                       



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  ローズヒップ

2007-03-26 | ● 花  自然
     ぽかぽかの陽射しで 影ができています。
     洗濯物もなんとなく楽しそうに スィングしているし・・・

     春ですね。
     庭を覗いたら ヒヤシンスやクロッカス ムスカリブルーが咲いていて・・
     はこべも あちらこちらで 元気そう。

     こんな日には 何をいただこうかな・・・

     ローズヒップのお茶を いれてみました。
     ルビー色が とても綺麗です。

     カップも いつもと違えて・・・
     野いちごいっぱいの、、、  そんな うつわ でね。


              



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チャンス

2007-03-24 | ● “ わたし ”
わたしが始めて外国を旅したのは・・・  30代になってのこと。
それまでは別に海外旅行なんてしたいとも思わなかったり、ちょっと思ったとしても、
今の自分にはかなわぬ夢 .... なんて思っていた。
子どもも小さかったし。
・・・この発想は、自分ひとりで行く事しか頭になかったってことだけど。

それが、どうしても行ってみたいと心突き動かされたのが、
突然飛び込んできた “中国の旅” ツアー。
参加費 100万円 
確か 7泊8日だったかな。

当時制作されていた ある映画の舞台となった地を訪ねる旅・・
映画の制作協力も兼ねて、100万円だった。
(その頃わたしは、映画の自主上映活動に関わっていた)

100万といっても映画の上映とともに 50万円くらいは戻ってくる仕組みにはなっていたけれど、
とにかく一旦は 耳をそろえて100万円を出さなければいけなかった。
でもそんな大金、急に出せる訳もなく、大体にしてうちにはない。

はなから諦めていたつもりが、どうしても行きたそうに見えたんでしょうね。
「金はなんとかするから、行って来いよ。 金を準備する所までは俺がなんとかするけど、その後はお前が責任を取るんだぞ。」 と夫。
義父に事情を話して、70万借りてくれた。

義父も義父で、「とんでもない嫁だ」 などとは云うこともなくすんなり貸してくれた。
自分が若い頃、『満州』 で暮らしていたこともあって、是非わたしにも行ってみて欲しかったらしい。
うちに来てはよく 「当時は こうだった。」 などと思い出話を懐かしそうに話してくれたものだ。
わたしの出発前に 手書きのハルピン地図を届けてくれた。

          

そして貸してくれた70万のうちの20万をお小遣いにしなさいとくれた。
残り50万は、夫との約束でもあるし、働いて次の年には義父に返した。


どうして こんなにしてまで行きたかったか。
過去の歴史の事、平和のこと、そしてまた “人間” について(ちょっと漠然としてるけど) 等など・・・ 
いろんなことを感じてきたかった、とにかく 本物 に接したかった。


大連空港から中国入りし 東北地方をロシアの方に向かって北上する行程。

    

残留孤児の方や残留婦人の方たちとお会いしたり、
開拓団の方たちが住んでいたところに行ってみたり、
また731部隊跡、溥儀の住まいだった 『偽皇宮』 なども訪ねた・・・
こんなことがメインのツアー。
もちろん、名所旧跡を巡るお楽しみもあって 故宮や万里の長城なども訪れた。

本当 のことってなんだろう。  真実はどこにあるのだろう。

歴史の解釈にも、幾通りかの意見があるようだけれど・・
そんなことも含め、いろんなことを自分の目で見て、耳で聞いて、肌で感じてきたかった。

無理してでも 行ってよかったと思っている。
得たもの、でっかかったと思うから。
そして、それもこれも義父と夫の協力のお陰で実現したと感謝している。

考えてみれば わたしと中国の関わりは ここから始まった。



チャンス って、もしかしたら自分のまわりに 意外といつでもあるのかもしれない。
問題は、それを自分が 掴む か 掴まない か ・・・   なのかなって。

無理してでも掴んでおいた方がいい チャンス って
絶対 ある気がする。    (05年原稿に加筆)



         .............................................

一昨年これを書いた半月後、降って湧いたように中国留学のチャンス到来。
そしてそのチャンス わたしは   掴んだ
                                 


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   Rest

2007-03-23 | ● 芸術 文化 映画 音楽 本
自分の中の 「何か」 を無性に形にしてみたくなる時がある。
それは文字であったり 絵であったり・・・

また、鍵盤の上を舞う軽やかな指先があったなら それは音になって
奏でられることもあるだろう。
しかし、悲しいかな。
バイエルすらままならないのが わたしの現実・・
学生の時にもう少しまじめに練習していたら ちょっとは違ってたのにね。

まともに一曲くらい 流暢にひいてみたいものだ。
またいつか教えてもらえたらいいなぁ。
ピアノ教室に通っているおばあちゃん、、、 なんてのも素敵じゃない。 

    




留学中に中国画を教えてもらったことがあった。
太極拳や中国の楽器、中国料理などの授業もあって 希望すれば受講できた。
わたしの中国画は、もう学期もお仕舞いの頃に混ぜてもらったので結局授業は二回だけ。

独特の筆使いや構図のとり方など、おもしろい体験だった。
ただぁ、教えてもらってる初心者のくせして、(わたしは こう描きたい!)みたいな気持ちがでてきてしまって・・
その心のなすがままに描いてると 後で老師に手直しされたりする。


これは初めての授業で描いた 中国画第一作

    

  
第二作目 

   



ある日、寮の部屋にいたら無性に描いてみたくなって 描き始めた シクラメン
中途半端なまま・・・  終了。
この 中途半端・・・  よくあるわたしなのだ。 

          




ハルピン に行く前に、ちょっと休憩。。 



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春分の日

2007-03-21 | ● 芸術 文化 映画 音楽 本
一週間ぶりの書き込みになるだろうか。  このところ なんだか疲れてて・・
季節の変わり目が どうも苦手のわたし。  そんな時は、物が書けなくなる。
ぼちぼち復活できるかな なんてね。


          

           我ながらお気に入りの ポピー の絵手紙。



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ねえねえ どうしよう・・

2007-03-20 | 屋根裏部屋のおもちゃ箱

おひさま ぽかぽか 

とっても いいお天気

そんなところで 

ウロウロ しちゃってる 

 

「ねぇねぇ どうしよう・・・ 

いつまで  お邪魔したらいいかしら?」

「 う~ん そうだなぁ~・・・  」

 

冬 と 春 が

こんなこと おしゃべりしているような

日です

 

 

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青い海 青い空

2007-03-13 | ■娘と大連 2007/2
爽やかに晴れわたる空。
空気はキィ~ンと冷たいけれど、お日様のおかげで日なたはぽかぽかと暖かい。
こんな日は、心まで陽気にスキップしそうだ。

東海公園、海之韵広場に向かった。
東海公園は市内中心部から東方向にあり 海に面している。
路面電車203路の終点 <寺儿溝> で下車し しばらく歩いたところにある。

     


新年にふさわしく 清々しさに満ちていた。

  


街中の雑踏や喧騒とは無縁の 静けさ・・

  


家族連れで訪れている人たちがたくさんいた。  ここの入園料は、大人10元。
青い海と青い空に 白い鳩がよく似合う。

          



公園内には素敵なモニュメントが いっぱいだ。
遠くから見ると 龍 のようであり・・・
近くで見ると S に鳩がたくさんとまっている。  波のようでもあるし・・・

  


本物かと まごうばかりの像。
バイクはみんなに乗られるとみえ、シートがツルツルに光っていた。

  


「わたしも こんな感じで!」       

  

  



ここは昨年、帰国間際に行ってみようと思いつつも行けなかったところ。

もし、もっと前からこんな公園だって知ってたら
お天気のいい日なんかに 時々訪れたに違いない。

そして、ぼんやり時を過ごしながら、海に浮かぶ船なんか
数えていたかもしれない。

  たぶんね。


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路面電車

2007-03-13 | ■娘と大連 2007/2
大連には路面電車が三路線走っている。
かつて日本が統治していた時代に敷設されたものだそう。
この路面電車は、数十年に渡る歴史の変遷を寡黙に見てきたことだろう。

スケジュールに縛られない旅のいいところは、思いつきで行動できること。
「乗ってみようか」 
路面電車に乗って 海に行くことにした。

 

大連駅から東海公園までをつなぐ 203 に乗った。

        


料金はバスと同じで 1元。

  


車内は木製。
このレトロな雰囲気に ちょっとだけタイムスリップしたような風情が・・

  


     こんな電車に乗って
     知らない街をあてもなくのんびりと 走ってみるのもいいものだ。





       いつも読んでくださり ありがとうございます。

    これからは、ランキングに拘らず書き込むことにしました。
    これまでご協力してくださったみなさん、どうもありがとうございました。



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大連 夕暮れの風景

2007-03-12 | ■娘と大連 2007/2
  

    

      友好広場と夕陽

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