昨日は、妹が参加しているS合唱団の演奏会に行ってきた。
とてもよかった。 感動した。
息子が巣立つ時を迎え、嬉しいようなさびしいような、そして誇らしくもあり・・
そんな母の気持ちを素直に歌に込めた 創作曲 「はじめてのスーツ」 に涙が流れた。
「どっこいしょ節」 という曲も楽しくてなかなかよかった。
曲を聴きながら、昨日初めて気づいた。
「どっこいしょ・・」 「よっこらしょ・・」 とつい口から出ると、年取ったなぁ なんて思いがち。
でもそれって、年取った証だけじゃなくて、<よしやるぞ>
という
意志や やる気の現れだってこと。
その掛声(積極的つぶやき) なんだと思った。
約二時間の中に、つい一緒に口ずさみたくなった70~80年代メドレーあり、
正統派合唱曲あり、また創作曲あり。
バラエティー豊かな楽曲が披露された。
この合唱団は、仙台でも歴史のある合唱団。
たしか一度なくなったものを再建したのが 今の新生S合唱団だと聞いたような。
カラオケもいいと思う。
気分転換やストレス発散、みんなでワイワイ楽しい時間を過ごしにわたしも時々行くこともある。
(最近は、ここ何か月も行ってなかったけど・・)
合唱、、
ひとりで一人の世界に浸りながら歌うのと違って合唱は、他人と歌声を響き合わせなければならない。
人と人の心を響き合わせないと、いいメロディーは奏でられないのではないだろうか。
(メロディにのせられた) 言葉が大事にされている気がした。
昨日の指導者、K氏はある雑誌の中で 「(うたごえとは) 言葉がとても重要な意味をもつ音楽」 と言っていたそう。
ホント、心に響いた。 ♪♪♪
さて、いよいよ
OUT!
本の話だ。
突然、桐野夏生が読みたくなったあの日から ただ今3冊目。
さらっと 短編。
そして東京行く時、ちょこと読めるようにと エッセー。
このエッセーが思いのほか面白かった。
桐野氏の
人間 がよく表れていて、なかなか興味深く読んだ。
わたしは好きだな、あんなタイプの人間。
そのエッセーを読んで、「OUT」 を読んでみたくなった。
桐野作品は何作も読んでいたが、どうも 「OUT」 は読む気になれなくて、手に取ったこともない。
日本人で初めてエドガー賞候補になった作品でもあるのに、それでも全然興味すらわかなかった。
あのドラマのせいだ。
今から10年ほど前のドラマ 『OUT~妻たちの犯罪~』
たまたまテレビ点けたら、お風呂場で死体解体中・・・
怖かったし、気持ち悪かった・・
そのままチャンネル変えたから、内容なんてわからないけどとにかく いやな気持だけ残って。
だからどんなに世間が騒ごうと、読む気なし!
それがそのエッセーのおかげで 封印が溶けた。
遅ればせながら読み始めたら、あらら、面白い!
今は早く 「下」 の最後の方を覗いてみたい感じ。
我慢してるけどね。