本日は成人の日で休日。
翻訳を進めてと。自由積という数学用語が出てきました。群論の概念の一つらしく、この古典幾何学本で見たときはいきなりは分かりませんでした。で、ネットで調べると、こちらで同じ数式を見ても印象が異なります。つまり、現代の数学に近いから。数式を見た途端にぎょっとしましたよ。あの数学用語がいつ出てくるかと。
ちなみに、自由積の概念は難しくありません。ただし、具体例を知っていれば、の話。群論一般に、具体例を知っていないと、しばしばすさまじい混乱に陥るみたいです。
で、恐れていたとおり出てきました。圏論、というやつ。英語では群論はグループ論ですし、圏論はカテゴリー論なので、そうは堅くはない言葉ですが、日本語ではどちらもいかめしいです。私は群論は初学者級で、圏論は一般向け解説本を読んだ程度です。
何でも圏論は、コンピュータでの一部の情報処理の記述に役立つそうで、時間があれば手を出していますが、今はそれほど暇はないですし、多分、70年前のこの本には表だっては出てこないはずです。先の方には別の小難しそうな数学用語(トポロジー系)があるみたいだし。
昨日、邦訳できた最新章を図形学の恩師に送ったら、しばらくして返事が来て、その前の章、幾何学と群論の章の訳が分かりやすかった、とのこと。半分はリップサービスと思いますが、嘘を言う人ではない。多分、私が自分で訳したものを読んでいて、急に頭が真っ白になった部分は、適当に言葉を補ったからです。
このため、元の英語の軽快さが消えて、かなりくどくなっていると思います。しかも、著者は故人ですから了解など得られるはずもなし。幸い、その恩師は著者のことを良く知っているので、完成間近になったら素直な感想を聞こうと思います。
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