先日、ネットを徘徊していたら、関係者には結構有名な電子部品のリサイクルショップで320×200の白黒液晶グラフィック表示器を見かけたので買ってしまいました。安かったからです。
今のところ、普通の100MHzクロックとかのマイコンの入出力ではあまり優雅に操縦できず、処理にかかりっきりになりそうなので、しばらく頭の中で考えるだけになりそうです。
例によってコントローラICが付いていないので、信号をリアルタイムで供給しないといけません。マニュアルによると約1マイクロ秒ごとに4本の信号線なので、4ドットずつ送ることになります。感じとして、その半分の速度でも我慢できそうです。
用意するVRAMはわずか8KBですから、もちろん専念すれば表示可能ですが、他の処理が遅くなりそうです。
正方画素で、横が110mm程度とちょうど良い大きさなので、以前に検討した240×64ドットの白黒表示器のようにほとんどCPUに負荷を掛けない方法があれば最高でしたが、どうするかな。マイコンは安いから、専用のCPUを用意して、VT100みたいに端末として動作させるか、あるいはFPGAの学習用キットに接続するか。補助の論理ICを使う、安くて簡単な接続方法を考えるか。
他にも問題があって、バックライトが冷陰極管です。どうやってドライブするのかとネット検索したら、専用のインバータ基板が安価に提供されているので、それを使います。蛍光灯と同様に放電管なので、安定器みたいなのが必要となり、発振用のトランスにその役目をさせているようです。
もう一つは液晶駆動用の負電源で、-21Vと高め(低め)。推奨回路はトロイダルコイルを使った普通のインバータIC回路ですが、やや大げさです。液晶ですから供給する電流はごくわずかで、電圧だけが必要です。そういえば、以前読んだ本では単体のMOSFETで昇圧回路を組んでいたか。
まあ、素直にコントローラICが付いている表示器があったら、そちらを採用する方が良さそうです。今回はややうかつでした。