現在、パソコンと言えばWindowsかマックか、と思います。現在のマックはUNIXマシンのはずですが、そのように意識しているユーザーは主流ではないと思います。
多分現在、一番売れているUNIXマシンはPS4だと思います。UINXから派生したLinuxは今はスマホのOSとして活躍しています。単体のハードは2万円とかで売られているのですけど、あまりにマイナーなので本ブログでは今後も紹介しないと思います。
そのWindowsですが、今の人は経緯をあまり知らないみたいです。経緯を知ったところで、どうってこと無いのですけど、あんまりな議論が目に付きましたので。ただ、私の記憶も不正確な部分があると思います。どなたかまとめてくれませんか。
一般にはWindows 95が有名なようです。すさまじいプロモーションをやっていましたから。その前にWindows 3.0と3.1があって、IBM-PC互換パソコンでウィンドウシステムが使える感じがしたのはそのころです。この時、マイクロソフト由来でなぜかIBMが推進していたOS/2と呼ばれるOSがあって、一部では競合していたようです。米国ではまともなオフィスセットがあったのでそこそこ流行したようですが、日本ではさっぱりでした。OS単体としてみても途中から迷走したのが痛かった。詳しい経緯は知りませんが、IBM以外はどっとWindowsに流れていったと思います。ネットに強いWindows 3.11はなぜか日本語化されず、その代わりにGUIを一新したWindows 95が日本では大流行しました。
その後、95 → 98 → Meと変化して行き、98が一番安定していたと思います。ただ、この路線はPC-DOS/MS-DOSの系譜の最終段階で、今のWindowsとの直接の関係はありません。
Windowsのおじいさんは、今はHPに吸収されたDECというミニコンメーカーのVAX/VMSです。当時は最先端の本物の仮想記憶マルチタスクOSで、これと競合できるのはIBMの大型機のMVS程度だったと思います。IBMの大型機にはVM/CMSという流れもあって、私はそのどれもを楽しく使わせていただきました。国産大型機の経緯から、我が国では消極的な意見が多いですけど、当時流行したのはそれなりの理由があります。
Windows NTは、そのVAX/VMSの技術をパソコンに持ち込んだもの。直接の関係はありません。しかし、DECはNTを推進していましたから、間接的な繋がりはあると思います。
CPUの方は互換機の先祖であるIBM-PC ATで採用されたIntel 80286にマルチタスク対応のハードが入りました。が、286は16bitマシンなので大規模な応用には無理があったと思います。80386は32bit化され、この時に本物のマルチタスクマシンがパソコンにやってきたと思います。ただし、快適な操作感は80486の時代からだと思います。ちなみに586はpentiumと名前が変わってしまいました。
Windows NTは、2000、XP、7、10と変化して行きますが、基本部分は変わらないと思います。インテルのCPUも中身は大改革が何度もあったようですけど、同じマシン語が動作します。
なぜ今でもWindowsが技術系の人々に絶大な支持を得ているのかは、おそらく上記の経緯があるからだと思います。
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