まったり アイマス2

アイドルマスター2 超ライトユーザーのプレイ日記

3409. 線形代数の由来

2021年05月20日 | 日記

 で、その数学雑誌の数学史特集。微積分と線形代数の話題があって、私の感触と同じく、線形代数の方は20世紀後半に広まったまとめ方みたいです。
 キーワードは3つ。行列式とベクトルと行列です。行列式と行列は英語が全く異なります。行列式の方が古いらしく、その中身を行列と呼んだみたいですが、ううむ、雑誌の一記事では無理だったのかも知れませんが、もう少し経緯が分かったら良かったかも。

 行列式は代数学の範疇の話題で、ベクトルは見た目どおり幾何学由来で、本来は二次方程式の解の公式と三角形の合同がどうの、くらいの違いがあります。線形代数ではこれが渾然一体としていて、行列はベクトルの変換に使います。
 知りたかったのは、この融合がいつどこで、何の目的のために起こったか、ですが、私の読解力では読み取れませんでした。

 何となくですが、物理・工学の都合の方が大きいような気がします。なので、数学史からは微妙に外れるのかも。そういえば、少し前の同数学雑誌の特集で物理学者がベクトルの斜交座標での取り扱いみたいなのを強調していましたから、理論物理学の歴史を調べる方が良いのかも知れませんが、こちらはもろに物理学なので、数学は現象の記述法になってしまって、特に線形代数はほとんど計算過程しか記述できませんから、こちらも話題の中心にならないのかも。

 いや、もろに学校教育で線形代数をやっている訳で、誰も経緯を知らないというのはいささかまずい事態だと思います。知っているはずの20世紀半ばあたりで活躍した数学者が沈黙しているように見えるのは、すでに物理の計算などには関心が無かったのでしょうか。いや、このあたりの調査も私の仕事なのかな。

コメント
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