青い空と白い山

2010-02-21 | 日記
朝、 ANTONIO VIVALDI ( 1680-1741 ) 作曲 『 四季 』 を聴く。「 冬 」 から 「 春 」へのストリング。この曲も既に日本の愛唱歌ならぬ “ 愛聴歌 ” です。 まだ雪の多いこの川は刈谷田川といい、信濃川の源流です。少年時代、夏には魚と一緒に泳いでいたのは、今は昔。

 静かに流れよ カリヤタ よ
 わが歌の尽くるまで。

T.S.ELIOT ( 1888-1965 ) の詩の 「 静かに流れよテームズよ 」 というフレーズです、「 テームズ川 」 をわが 「 刈谷田川 」 に変換してみました。エリオット氏が刈谷田の川辺に佇んでいるように思いません?そう思うのは僕だけですね。でも彼の詩句がとても近くあるように思います。

 …in the spring become the rose…

これは何かの映画音楽の歌詞です。しかし雪の深い村では

 in the winter become the spring


夜のピアノ

2010-02-20 | 日記
夜、J.S.BACH ( 1685-1750 ) を聴く。ヘ短調 「 われ汝を呼ぶ、主イエス・キリストよ 」 BWV 639 。学生の頃 『 バッハの思い出 』 という本を読んでいたく感動したことを思い出しました。この本はバッハ夫人のアンナ・マグダレーナが書いたとされていたけど、後世の人が書いた物語だそうで、僕は当時、てっきり夫人が書いたものだとばっかり思っていました。でもいい本ですね。バッハ家の慈しみの暮らし。
家中探してみたけど見当たらず。今も書店で購入可能だろうか。

如月の雪止み夜は沈沈。

ビンのフィギュア

2010-02-19 | 日記
ボディは日本酒の空きビン。頭部は海岸で拾った発泡スチロールの浮きに青色塗装を施しました。このガラスビンのフォルムがなんとも NICE BODY な…。 BODY ODOR も匂うような…、これは少し OVER? 窓辺に置かれたこれらに、朝の洗面時にはいつも挨拶をします。

 時間は何一つ、誰にも容赦しない

これはイタリアの写真家マリオ・ジャコメッリ ( 1925-2000 ) 晩年の言葉です。時間は永遠の彼方に過ぎ行きますが、時間はまた過ぎて見れば、一瞬の事象を僕らの記憶に残すに過ぎません。忘れられたものはあらゆる意味で、取り戻せないのだ。人生は窓辺の追憶…。

デスクランプ

2010-02-18 | 日記
8年くらい前、東京山手通り脇にあったリサイクルショップで入手しました。製造メーカーなどのデータは無し。雑誌や文献などで探していますが見つかりません。以前、渋谷宮益坂の中腹に YAMAHA のピアノ販売のショールームがありましたが、なんとこの店に数点、これと同じものがインテリアとして飾ってありました!クラシカルなシンプルなデスクランプです。ブラス色。購入当時の4,500円の幸福感。

深更、障子を開けると既に下弦の三日月は消え、暗い山間に静かに雪が降っています。明窓浄机、ミルトンのように勉強すればよかったナ。

夜の深さは幸福にして寂寥、または寂寥にして幸福。



ことのかおり

2010-02-17 | 日記
到来もののお香です。商品名は 『 古都の香 KOTOnoKAORI 』 。キャプションには 「 極上匂い線香 6種の香/各5本入り 」 とあります。
比叡の月、鞍馬の火、加茂の水、北山の木などの色違いの香が入った小さな箱です。京都市東山区松原東大路西入 柳田愛美香舗謹製。

背景は、小村雪岱 ( 1887-1940 ) を特集した 『 芸術新潮 』 2010年2月号表紙。教えられて先日購入しました。この表紙絵の女の名前は邦枝完二著 『 お傳地獄 』 の毒婦・お傳。寒い夜にはオデン。