映画 『 ローマの休日 』

2012-09-05 | 日記

  

撮影中でのワン・シーン。一昨日は NHKBS で 『 ローマの休日 』 を観た。過去、何回観ただろうか。その都度何か発見があるように思う。たった一日だけの、女と男の出会いと別れの物語である。しかしそのたった一日が、女の心にも男の心にも、愛とは追憶のことである、ということを刻印したのである。人は、追憶によってさえも人を愛することができ、過去の日々を思い出すことによって強く生きられるだろう、とラストシーンでそんなことを思う。掲載した2枚の写真は単にスナップ・ショットに過ぎないけど、これが自分自身の追憶と思えば、こういう何気ないシーンこそが愛の証であり、生きる糧なのである。