京都発・町家・大工はんなり日記

京都で仕事と道具を楽しみながら毎日過ごす。

山本氏講義2 台直し編。

2012-01-21 23:45:07 | 道具箱
山本氏講義2 台直し編。

昨日の方法で調整をしていくとかなりの薄削りも可能になります。

使った鉋は「家紋清久」135度焼き戻しタイプ。

実はこの鉋布袋山の材を削った時に台が長いのを領して中しことして使ったままで樋ではいないのです。

この刃も何時もと同じく4000番で仕上げています。

台を良く慣らし使用する事によって抵抗無く削れるので長切れがするのではと考えています。

以前滋賀県の「杣人」田中新治郎氏から刃物は磁気を帯びた刃物は切れなくなると聞いた事があります。

鉋も刃先が切れなくて抵抗が出ると摩擦で静電気をお越し磁気を帯びて切れなくなるのかもしれません。

良く切らすと抵抗もなく長切れが可能になるのでしょうか。

山本氏曰く鉋の刃先は青白い火花を出しているのかも途教えて頂きました。

先日のような台慣らしの方法は刃先が安定し抵抗が少ないのかもしれません。

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