古い鉋の刃。その２

古い鉋の刃。その２

この鉋の刃も同じ所から戴いてきたものです。

○の中にキの印が入っています。この印の物はちょうなの刃にも確か付いていた物があったと記憶しています。

そして登録商標の文字の間に○○○衛の文字が見えます。○○○は読みとることが出来ません。

替え先より上は矢羽根模様で上の方は真ん中へ巻き込むような感じの模様です。

刃全体はとても厚みが薄く仕上げてあります。

そして裏隙はとても浅いのです。

古い鉋の刃。

古い鉋の刃。

作業場の整理で古い鉋の刃が出てきました。

これは約３０年位前に主に京都御所と修学院離宮の工事をして居られた大工さんの家から戴いた鉋の刃です。台も付いていたのですが割れなどが酷く刃だけを残しておいた物です。

銘を見ますとかすかに「重房」の文字が読みとれます。

鋼は今の刃に比べますとかなり薄く造ってあるのが解ります。

鋼の種類は解りませんが以前に研いだ時は研ぎやすいという感じがしました。

大切に保管していたのですが忘れてしまって錆びさせてしまったのが残念です。

この鉋の情報をお待ちしています。

よろしくお願いします。