海に吹く風

海の大好きな私
ここで皆さんとお話しましょう

日々思うこと、短歌についても書いていきます

椿の歌

2008-01-18 17:39:49 | 短歌
 月ごとのをみなの血潮流すとき我も真赤き椿なるべし


歌会に出したのはこれ
 月ごとのをみなの血潮流すとき我も落ちゆく椿なるべし


しかし下句がどうもよくわからない、上句とうまくイメージがつながらないなどのコメントをいただいた
やっぱり下句が独りよがりの表現だったのだろう

ある方が詳細に分析してくださり、
落ちると言わなくても、椿というだけで生々しい赤い色のままいずれぽとりと落ちるということが伝わるのではないか
それよりも表現としては「赤」に焦点化した方がより印象が鮮やかなものとなり、上句がイメージが一致するだろうという意味のことを書いてくださった


それで推敲したのが今度の歌です
イメージのずれがなくなり、鮮明になった
ドキッとするような歌だけど、好きな歌
こういう歌が時々生まれてくる


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3 コメント

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Unknown (ふむふむ・・・)
2008-01-19 16:03:58
言葉の奥、単語の奥、花の奥を詠むのですね。
それには花の性質も知り尽くさねばならぬ!、これは難しい。
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ごめんごめん (ゆゆ・・・)
2008-01-19 16:05:13
今の投稿はゆゆでした。
きょうはひらひらの雪もようです。風もなくなんだか冬らしいですよ。

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言葉のイメージ (沙羅)
2008-01-19 22:29:28
風景を詠った歌ならそのまま鑑賞してくださっていいのですが、こういう抽象的な歌になると言葉の持つイメージが大事になってきます。

でもそれが作者だけしか解らないものでは読む方に伝わらない・・このあたりが難しいですね。

真っ赤な椿はいつか突然ぽとりと落ちる
生理も前触れなく突然なりますね。
私の中ではイメージが一致したのです。

しかし椿でイメージするものは人によっても違うかもしれません。

明日はもしかしたらこちらも雪がちらつくかもしれないということです。
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