航跡を海なる河とながめつつ『イムジン河』をデッキに歌ひき
学生時代のことだった。四国出身の友人は二人いたので、いまはない宇高連絡船に乗ることが多かった。
いつもデッキに出て海を見ていた。
後ろのデッキにいると航跡が生まれどんどん遠くまで道ができる
これがまるで海の中の川のようだといつも思っていた。
船を追いかけてカモメがその航跡の上を乱舞していた。
その風景を見ているとどうしてかいつも『イムジン河』が浮かんできて心の中で歌っていた。
『イムジン河水清くとうとうと流る 水鳥自由に群がり飛び交うよ~」
『イムジン河』には他に書きたいこともあるが、多分随分過去の投稿で書いたかもしれない。
よく流れていました。
「イムジン河」はラジオではなく、もう放送禁止になってから学生の間で歌われているので知りました。
放送禁止、レコード発売も中止になった経緯はいろいろ言われていますが。。
時を経てTVに『イムジン河』が流れたときの感激は忘れません。
NHK「アナザーズストーリー」で『イムジン河』が生まれた知られざる経緯とか取り上げていました。
保存はしてあります。
私も韓国本土にも行ったことはないので、実際のイムジン河はどんな川か知りません。
神田川のように歌のイメージを裏切る河だったらどうしましょう。
フォーククルセダース「帰ってきたヨッパライ」が流れました。
『面白い歌やなぁ。けど一発で終わるやろなぁ』と思いました。
やがて彼らの歌う「イムジン河」を聴き
このグループ、間違いなく残る!と思いました。
その後「イムジン河」はなぜか放送から消えレコードも発売中止。
しかし歌もフォークルもそれぞれにそれなりに生き残りました。
イムジン河を見たことはありません。
日本の川とはスケールがかなりちがうことを
『イムジン河 空遠く 虹よ かかっておくれ』に僅かに感じられます。
いつか誰でもが安心してイムジン河を観光できることを願います。