大阪在住のビスクドールの作家さんの素敵なHPを覗いている。
ビスクドールが好きというより、とても素敵なインテリアの家に住んでおられ、家具・食器・花瓶・装飾品など本当にセンス良く素敵で別世界のようだ。
その方が先日西宮市大谷記念美術館で四谷シオン展を見てきたとブログに書いてあり、急に行ってみたくなった。
もちろん四谷シモンは有名な人形作家でどんな感じの人形かも知っているが、展覧会に行くほど興味をひかれていなかったのだが、一度くらいならとお歳暮を梅田でするついでに先に行って来た。
四谷シモンの人形の特徴は関節に球を使い、自由な動きができるということ。
あと内部を見せる機械仕掛けの人形とか。
私は辻村寿三郎の人形が限りなく好きで、王女メディアの人形の前に立った時寿三郎とテレパシーで交信しているような感覚に囚われて立ち尽くしたことがある。
寿三郎の人形は彼の持っている情念を人形に乗り写させたもの・・・だから私も共鳴する・
しかし四谷シモンの人形はそれに比べてピュアというか、人形とは何かという精神性をとことん追求していったような感じ。
だから寿三郎の人形のように共鳴はしない。
とにかく人形つくりに一生をささげた魂を感じた。