愛知学院大学青木ゼミのブログ

愛知学院大学商学部青木ゼミの活動を報告するためのブログです。

定期試験修了

2017年07月29日 | Weblog
先の金曜日で春学期定期試験は終わりました。現在答案採点中です。相変わらず,誤字だらけの答案にうんざりしています。

今回の流通論やeコマース論等の試験答案でよく見られた誤字が以下のものです。試験直前の授業でそれらを間違わないよう,注意を促したにもかかわらず,予定通り間違う学生続出。以前よりは減っていますが,それでも少なくない学生が間違えています。

 御売業(卸売業の誤字) 
 人権費(人件費の誤字)
 俳他的(排他的の誤字) 
 購売 (購買の誤字) 

どうしてこうなるのでしょう?学力の低さの表れといってしまえばそれまですが。漢字の意味をまともに捉えていないことは言うまでもないでしょう。漢字の意味を捉えれば,人権費なんて,ビジネス活動の文脈で頻出する言葉とは思えません。そもそも具体的に何の費用なのか不明です。

それらは専門用語とは言えないので,大学生になって初めて見た漢字ということはありえないでしょう。使われている漢字は中学生でも知っているものばかりです。しかも,どの用語も,授業中何度も登場します。卸売業は流通論の授業では半期のうちに何十回も登場します。人件費や購買なんて日常生活にも欠かせない用語です。

結局文章をまともに書く訓練をしてきていないので,文字は読めてもそれを書くことはできない段階にとどまているということなのでしょうか。例えば,卸売業を読むことはできても,それを使って文章を書いたことはないので,実際に答案を書く段階になって,うまくかけず,「おろしうりの先頭のお」に影響を受けて,「御」売と書いてしまうということなのでしょうか。

ともかく,以上のような誤字を書いてしまうと,これから就職活動するにあたって,大変恥ずかしい思いをするでしょう。4年生でも以上の誤字を表記している学生がいます。誤字に気づかないまま就職活動を行っているのかもしれません。いまは恥ずかしさを感じていないかもしれません。そうすると,就職後に恥をかくことでしょう。「何だこの字は,大学に本当に通っていたのか?いったい何大学を卒業したのだ」という周囲の言葉によって。

 

コメント
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