愛知学院大学青木ゼミのブログ

愛知学院大学商学部青木ゼミの活動を報告するためのブログです。

年末の卒論発表会

2012年12月22日 | 卒論
師走に入り,行事がいろいろ重なりました。

1日に名古屋マーケティング・インカレ本大会がありました。そして,14日には卒論の提出締切を迎えました。それを受けて,20日にゼミにおける卒論発表会を開催しました。

結局,今年度は6名が卒論を提出しました。5名の4年生と,1名の留年生です。4年生は,2年次には10名いたので,残った割合は50%です。こんなに減ったことは今までありませんでした。ブラック企業並み?と勝手にささやいています。大してきつくないのに・・・。

毎年,卒論発表会では,2,3,4年生全員による審査を行います。ゼミ生たちに卒論に対し評価・採点をしてもらうのです。今年は,6名に卒論の内容を要約して,20分で発表してもらい,それに対して,参加者には,目的の具体性,独自性,情報収集,先行研究の検討,論理性という5つの基準で,100点満点で採点してもらいました(4年生は自分の卒論以外)。

最高得点を獲得したのは,伴政徳「電子書籍のプロモーション」です。これは,発展性が望まれているにもかかわらず,足踏みしている電子書籍の利用拡大策を検討したものです。利用拡大を阻んでいる要因の明確化とその解消策を考察しています。既存の調査資料検討,独自のアンケート調査,ヒヤリング調査から,クレジット・カード中心になっている書籍購入の決済方法に問題があることを明らかにして,その解消策として,プロバイダーやキャリア利用料金への上乗せ決済を提案しています。電子書籍の問題点として,主に品揃えの不十分さが指摘されますが,この卒論はそれ以外の阻害要因を探し出すことを主眼にした,2年前に名古屋マーケティング・インカレで最優秀賞を獲得した発表の発展版です。就職活動のための留年を含め,3年間同じテーマを追いかけ,さらに決済問題に絞り込んで考察しました。毎年ゼミ4年生には,3年次からの学びの継続を指示するのですが,ほとんどそれに従わず,新たなテーマで卒論を進めようとします。しかし,うまくいきません。なぜならば,就職活動を理由に,4年次の春学期は何もしないからです。今回の伴君の卒論を見て,下級生は継続の大事さを悟ってくれたらいいなと思っています。ちなみに,伴君の卒論は学部卒論優秀賞候補になります。

全般的に,みな20分という短時間に,要点をきちんとまとめてプレゼンしてくれました。過去6年間同様の発表会を行っていますが,今回が最も上手なプレゼンだったと思います。

発表会の後は,懇親会になりました。3年ほど前は50名近くいたのに,今は20名ほどです。ずいぶん減りました。その分,みな互いに親密な関係が築けたならば良かったと思います。幹事役を務めてくれた,3年生のゼミ長,副ゼミ長,その他メンバーに感謝いたします。
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