愛知学院大学青木ゼミのブログ

愛知学院大学商学部青木ゼミの活動を報告するためのブログです。

最後のゼミ

2008年01月11日 | 卒論
昨日,4年生最後のゼミを行いました。卒論は既に提出してもらっているので,新たに研究で取り組むことはなし。その日のテーマは各自ゼミ2年間を振り返ってもらうということになりました。

ゼミ生たちの意見によれば,2年間で最も良かった点は,ゼミ生間でコミュニケーションがうまく取れて,仲が良くなったことだそうです。確かにこれは教員の目から見ても良かったことだと思います。今,ゼミのような少人数の集まりでも,学生は2,3名づつの仲良しグループに分裂してしまい,その小グループ以外の学生とは言葉を交わさないばかりか,名前すら覚えようとしないという例があります。うちのゼミでも7,8年前にはそういう状況に陥ったことがありました。せっかく人間関係が広がるチャンスが与えられているのに,実につまらない。これじゃコミュニケーション能力が身につくはずはないと思い,ゼミ生同士仲良くすることに私自身気を使うようになりました。最近は例年皆ゼミ生は仲が良く,コミュニケーションが取れています。

卒論についての学生の感想では,最終段階でダメ出しされて苦しかったというのが最も多かったです。他のゼミではどんどん認められて提出しているのに,自分たちだけがまだやらなければならないことに不満を持っていたとも。他のゼミでどのような指導が行われているのかは分かりませんので,ゼミ生のその不満は受け止めようがないのですが,うちのゼミでは,考察や提言を重視し,そこの内容が薄い(分量がない,根拠がない,論理がない)場合は,ダメ出ししました。提出日2週間前から各自に4回ほどはダメ出ししました。しかし,これは必要なことなのです。ただ資料を引用する(写す)だけで,データを並べただけで,卒論にはなりません。それを基に自分なりに説を展開することが卒論の醍醐味なのです。そして,その訓練が思考力やコミュニケーション能力を養うことになるのです。そういう思いでダメ出ししました。

ゼミ終了後,夜は飲み会になりました。とりとめのない話で仲良く飲みました。とりとめないの話で何となく楽しげというのは好きな雰囲気です。また近いうちにとり止めのない飲み会が出来ればいいなと思った次第です。
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