goo blog サービス終了のお知らせ 

アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

東北を元気に~C58239復活!

2013-11-07 21:00:00 | 鉄道写真(SL)

先ごろ、来年から東北・釜石線を中心としたSL銀河号を運転との発表があった。使用される機関車は、現在大宮にて整備中であろうC58239というプレーリー型の蒸気機関車だ。整備の進行状況にもよりらしいが、来年春先ごろから運転開始になるのだろうか。廃止や、消滅ばかりの話題の中、実に楽しみな事だ。また、機関車だけではなく、専用の客車もDCからの改造とのことで、ディーゼルエンジンは載せたままなのか興味が湧くところである。シックな夜空をあしらった外観図は見たが、果たしてどうなるのだろうか。釜石線だけではなく、東北地方のさらなる復興を加速させるため、他線区にも出張運転されると言うから、これまた楽しみだ。大いに期待して待つことにしよう。

写真は、同じC58でも、秩父鉄道で現在も運転されているC58363による「みなかみ物語」号。EF5861との重連運転だ。正月明けに運転があったので、雪中で撮影できるかもと期待して気合い入れて遠征した思い出が甦る。そういえば、ロクイチも久しく見ていない。サプライズで来年あたり復活しないかな~このまま鉄魂の火を消したくないものだ。

##################

2001(H13)-01-07    9733レ C58363+EF5861  SLEL「みなかみ物語」  JR東日本/上越線:渋川-敷島

                             Nikon F5  AF-S 80-200mm f/2.8D  ED  RDP III

 


昨今のイベント列車事情

2013-11-06 21:00:00 | 鉄道写真(DL)

先日運転された秋田までの企画列車「天の川」の東京駅発車5分前の写真。

この写真の直後E5系が入線してきてしまいタイムアウトとなった。その間約2~3分の出来事。

この日、単純にDD51が東京駅を発車していく姿を見たくて、少々無理を承知で出向いてみた。DD51が発車をする10番線は、パニック状態で車両には近づけないことは、ある程度想定できていたから、迷わず隣の新幹線ホームの21番線へ上がる。しかしここも、撮り鉄がまるで今はやりのホームドアのように黄色い線の上へ1列に連なっていて肝心のDD51の姿は拝めなかった。ほとんどが手持ちで撮影していたが、こんな中でも三脚を立ててビデオか何かを廻している拝もいて、当然駅員ともめ事を起こしている様子だった。なんとも言えない殺気だった雰囲気は息が詰りそう。人影から2~3枚シャッターを切ってホームから早々下りた。それにしても、実際新幹線の乗客としてあのホームにいた方々は、あんな光景を目のあたりにしてどう思ったのだろうか。中には、何の関係もないのに、あの雰囲気に呑まれてカメラやスマホを向けているご婦人やサラリーマンの方々も見受けられたのには参ったが・・

さて、怖いもの見たさに行った東京駅、やはり想像を絶する状況だったが、逆に白けてしまい、気持ちが冷静になっている自分に寂しさを感じた。

##############

2013(H25)-11-02    9811レ  DD51842 「天の川」             東京駅


記憶の彼方へ~東海道線ブルトレ

2013-11-05 21:00:00 | 鉄道写真(EL)

昭和から平成の時代を今も変わらず走り続けている寝台特急「あけぼの」。

ついにこの列車にも廃止という現実が迫っているようだ。正式な発表ではないものの、これも時間の問題ということか・・

 

 

アントンKには、ブルートレインと言えば、東海道スジの列車達がまず目に浮かぶ。

東海道~山陽を走破し九州まで行く列車群は今思っても格調高い列車達だった。

今夜は何かやり切れないので、地元で撮った「富士・はやぶさ」の写真を!

ブルトレ 万歳!

########################

 

2008(H20)-05-05   2レ EF6649  富士・はやぶさ    JR東日本/東海道本線:蒲田-大森


チェコ・フィルの響き

2013-11-04 18:00:00 | 音楽/芸術

息子とともにチェコ・フィル来日公演へ行ってきた。

会場は、震災で1年以上閉鎖されていたミューザ川崎シンフォニーホール。Obを趣味としている息子にとって、世界中のオケの中でも、このチェコ・フィルは別格に写っているのだろう。あの土臭い響きでドヴォルザークを生で聴いてみたいとよく話していたから、今日はいつもとテンションが違ってすでに興奮気味のようだった。アントンKには、このチェコ・フィル、過去に何度か実演に接する機会を持つことができたが、弦楽器群の分厚い音色と、明るく柔らかな木管楽器の音色が印象的ではあるが、中々好みの演奏に出会うことが出来ずにいたから、そういった意味でこの日も期待をもって会場に向かっていた。

ツアーの後半、翌日で終了というスケジュールだからか、アンコールは、ソリスト含めて4曲。なかなかの大盤振る舞いとなった。今日のプログラムを聴いてみてまず言えることは、このオケには、やはりチェコという独特の音色、色合いが培っているということ。それを、現在の常任指揮者でもある、イルジー・ビエロフラーヴェクが、実に手中に収めてうまくコントロールしていた演奏であった。指揮者自身の個性を埋没させて、どちらかというと、この伝統あるオケに演奏内容も任せているのかと思えるくらい自己主張は見られなかった。それは、テンポ感においても、曲の解釈においても、ごく一般的でオーソドックス、言いたくないが、無難な演奏内容だった。特に、お国もののドヴォルザークの「新世界より」においても、その傾向は顕著だった。もちろん、各楽章のポイントのツボは押さえていて、圧倒的に綺麗な響きを堪能できたのだが・・・

自国のものゆえに「守りの演奏」になったのか?いや、これでは、このアントンKが満足するはずがない。もっと言えば、王道から少しはみ出して欲しかったのだ。自国のものだから、我々に「本当はこうだ!」と教えて欲しかった。先ほども言ったように、弦楽器群は恐ろしくピッチが合い揃っていて素晴らしい音色。木管楽器群も、それぞれ主張し合い際立っていた。Hrnも音色が「これぞチェコ・フィル」と言わんばかりの音で聴衆に迫ってきていて素晴らしい。しかし、TpとTbがどうしたことか。あまりに聴こえない。自分の座席の位置の関係かと終始感じていたものの、やはりそれは指揮者の解釈そのものであるという結論に至った。クライマックスでの、息を飲む緊張感の中の「合いの手」はいったいどこに行ったのか。終結部の懐かしく雄大なTpのコラールはどうした!と言いたくなる。こんな上品で大人しい「新世界より」聴きに来たんではないのに・・・

初めてチェコ・フィルに接した息子も、およそ同意見ではあったものの、日本のオケにはない民族的な音色に大満足のご様子。これはこれで良かったと少し安心して家路についたのである。

###################

グリンカ 歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲

ラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 op18

ドヴォルザーク 交響曲第9番 ホ短調 op95 「新世界より」

(アンコール)

ブラームス  ハンガリー舞曲第5番

ドヴォルザーク スラブ舞曲第3番

「ふるさと」~日本童謡歌

 

イルジービエロフラーヴェク指揮

チェコ・フィルハーモニー管弦楽団  

(P) 河村尚子

 

~ミューザ川崎シンフォニーホール


DD51牽引「天の川」

2013-11-03 15:00:34 | 鉄道写真(EC)

最近週末はやたらとイベント列車の運転が多い。先月からは毎週のように全国各地で何かと運転があるから、どれをどう撮ろうか嬉しい悩みの連続だ。ひと昔を思えば、まだ全国的に団体用の車輛、いわゆるジョイフルトレインが揃っていて、この行楽の時季を迎えると、普段走らない線区に色々入線して楽しませてくれたが、あのころを思えば、世の中まだ景気も良かった時代。それを考えると、この運転本数、団体列車とはいえ本当に景気が戻りつつあるのだろうか。そう願いたいものだ。

で、今週はというと、この三連休に、団体列車の「天の川」が運転された。何でこの時期に「天の川」?なんて思うものの、企画を聞いたら相当マニアック。24系寝台車6両は現在の常としても、列車自体東京駅から発車、しかも、DD51牽引という内容。それもHMまで取り付けるという凝りようだ。現在の鉄道ブームに乗った過去の列車シリーズの一端なのかもしれないが、昔の急行「天の川」のことを考えなければ、これもこれで受け入れられるというものか。電化前の羽越線のイメージでDD51の「天の川」となったのだろうが、だとしたら、企画した人はかなりの鉄チャンということになるのだが・・

都心のド真ん中にDD51が走る!このこと自体で相当な人数の鉄チャンが集まるだろうことは間違いないから、撮影に関しては、直前まで本気にはなれなかった。しかし、結局は時間に都合をつけて朝の回送を狙いに都心に出てみた。連休のまだ明けやらぬ渋谷へ着いたのが、通過30分前。すでに5~6人の方々がカメラを構えておられたが、どちらかと言えば拍子抜け、鈴なりになっているものかと思って向かっていたから返って気が抜けてしまった。天気予報は外れて今にも泣きだしそうな黒い雲が湧いている。昔のいうところの、山貨を走る団臨。友情出演でE231系の山手線にもご登場願いたかったが、それも叶わず、ゆっくりとした足取りで回送「天の川」はやってきた。後追いだから仕方ないが、機関士の後ろ姿が見えているのは何とも・・・

#################

2013(H25)-11-02   回9842レ  DD51842 「天の川」      JR東日本/ 渋谷-恵比寿