アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

迎春~2024

2024-01-01 18:00:00 | 日記
 穏やかな新年を迎えることができた。
年末は思うように自分の時間が取れず、趣味活動も休止状態だったから、年を越すこのタイミングは、何時にも増してゆっくり時間が流れている気がしている。かと言って、何からやればいいのか手が付けられないのは、いつもの事。全く困ったものだ。
 今年はブルックナー・イヤー生誕200年の年にあたる。まだすべてを把握していないが、おそらく世界中で数々のブルックナーの演奏が行われるはずだ。本場オーストリアでは、チクルスが組まれて全交響曲が演奏されるかもしれない。アントンKにとっては、夢のまた夢だが、いつかあの教会の長い響きの中で、ブルックナーを堪能してみたいもの。そんな夢物語をいつも思いながら日々過ごしているのであった。
 そんな記念すべき年2024年に向けて、昨年から数々のCD録音も発表発売され、せめてこのくらいはと、せっせと買い漁ってきたものを片っ端から聴き始めている。ティーレマン、レミー・バローやネルソンによる交響曲全集。ここまでが新譜で、朝比奈/新日本フィルの選集と、チェリビダッケ/MPOの選集は、今年改めてゆっくり聴き直そうと旧盤を買い直した。
 正直ここまで全て鑑賞すると、それなりの時間が必要で、いったい全て聴き終え、ある程度自分の感想を抱けるのはいつのことか。きっと年末までかかってしまうかもしれない。
 朝比奈やチェリビダッケについては、ここで何度も書いているから、その他の指揮者たちについて、少しだけ書き留めておく。
 レミー・バローは、チェリビダッケの教え子の一人だから、そこここに演奏解釈の類似ヵ所が聴き取れるが、アントンKにとっては、まずこの全集がブルックナーゆかりの地、リンツの教会で行われていることだけで購入意欲が沸いてしまった。所詮録音に過ぎないが、5秒とも7秒とも言われる残響の中で聴くブルックナーの響きは至福の時を演出するのである。またドイツ・グラマフォンに録音したネルソンスだが、ブルックナー演奏において新たな響きが見いだせ、昨年からアントンKが興味を持っている指揮者の一人。特に初期番号の演奏解釈は、今まで聴いたことがなく大変興味をもち、敢えて全集を聴いてみたくなった指揮者だった。
 最後にクリスティアン・ティーレマンのブルックナー全集。彼は昔からブルックナーを得意として、何回も演奏を積み重ね、同時に録音も数多い。今まで全集を含めて色々聴いてきたが、2024年のタイミングで録音し直したウィーン・フィル盤を今回購入した訳だ。ブルックナーをウィーン・フィルで聴くという、クラシック音楽鑑賞の中でも最上級の組合せ。さてどんな演奏が待っているのか、時間をかけて楽しみ、再度ここでも報告できればと思っている。
 


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