アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

夜行列車で新聞輸送!?~EF58 特急「北星」

2020-11-08 19:00:00 | 国鉄時代(カラー)

長年、趣味として鉄道車両を観てきて一番思うことは、最近の車両たちはどこか個性が無くなったということだ。関東では、特に通勤型と呼ばれる車輛達は、私鉄も含めて無個性に思える。車体の設計や性能そのものが共通化されているらしい。どうりで同じような走行音を耳にするわけだ。これらも時代の流れにのり、当然の成り行きという事なのだろう。すでに鉄道を趣味の対象にすることに無理があるのかもしれないが、年々鉄道ファンの総数は増加していると聞く。アントンKのような錆びついた考えをもったファンが減り、現状でも十分楽しめる新たなファン層が形成されているのだろうか。そう考えると、取り残された自分自身がどうにも切なく感じてしまうのだ。

国鉄時代には、個性的な車両たちが全国に走っていた。EF58や20系客車そのものだけでも十分個性的だが、新聞輸送の目的で20系客車に貨車を繋いで走っていた夜行列車を掲載しておく。特急「北星」がその列車であり、ダイヤ改正で急行から特急へと格上げされ運行し始めた夜行列車だった。連結する貨車とは、ワサフ8000型という貨車で、この列車のためだけに使用され外観をブルーに塗装して走っていた。20系客車といえば、当時は固定編成の豪華客車だったため、機関車との間に貨車の付いた編成をみると、いかにもに不格好に思えたものだが、逆に個性丸出しの列車だったのである。いつの間にか、こうした個性的な編成も消えてしまったが、定期列車で新聞輸送に当てる発想そのものが昭和の香りを感じてしまう。

酷い写真を掲載してお目汚しもいいところだが、今までの流れに乗ってしまおう。この当時は、アントンKも写真については若葉マークで、構図、被写体位置、それにピント、露出全てが不満足な画像ばかり残されている。大して現在と変わらない気もしているが・・・

1975-06-15    32ㇾ  EF58117   特急「北星」  東北本線:鶯谷にて



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1 コメント

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Unknown (コバルト)
2020-11-10 18:26:01
初見です。宜しくお願い致します。
ゴハチは米原区から宇都宮区に転属したばかりの美しい117号機じゃないですか!
まだEG改造もHゴム化もされていない原型小窓が美しい117号機ですねぇ。
その後Hゴム改造されEG改造もされてしまいましたからP型改造のみの美しい117号機を見れて、ありがとうございます。
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