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全国にお座敷列車が走っていた時代、アントンKの知りうる当初は、81系列の旧型客車が当たり前だった。基本は6両編成にまとまり、全国で各地の機関車にけん引されたお座敷列車を見ることができた。がしかし、その81系も老朽化が進み、代替車両として12系客車を改造したお座敷編成が各地で登場することになる。12系客車のお座敷は、鳥栖の「山編成」と「海編成」が最初だと記憶しているが、定かではない。門トス編成のお座敷など、関東ではなかなか出会えず、少ないチャンスを物にしなければならず、結果大した撮影はできていない。12系の原色に太めのグリーン帯を巻き、それだけで当時は物珍しく感じたもの。今思えば、それから始まるジョイフルトレインの原石なのだろう。
関東でも80年代以降、お座敷の需要が高まったのか、それまでの81系に続いて12系改造車のお座敷編成が各地でデビューしている。アントンKにとって12系のお座敷編成では、高崎に配置された「くつろぎ」と「やすらぎ」が思い出深い。乗車こそ叶わなかったが、それぞれ個性的でカラフルな外観をまとった編成は、多種多様の機関車との組み合わせが実現し、バラエティに富んでいた。JR化後もしばらく活躍していたが、重要の減速とともにフェードアウトしていった。EF5861との組み合わせも何度となく実現しているし、地方線入線時にもよく出かけて行ったことを思い出している。
掲載写真は、後から増備された「やすらぎ」編成の12系お座敷列車。その当時、EF6019が専用機に抜擢されて、同一の塗装で走っていた時期があるが、やはりこの塗装のロクマルは頂けなかったと思う。耐寒型のゴハチけん引の姿は時間的に見られなかったが、後継機のロクヨンけん引による凛々しい姿は、幾度となく見ることに恵まれた。
1986-08-07 9731ㇾ EF641034 12系お座敷「やすらぎ」 上越線:八木原付近
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