アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

穏やかな海岸線をいくEF58

2018-07-19 20:00:00 | 国鉄時代(モノクロ)

なかなか行きづらかった紀勢本線。初訪問時はまだ非電化で、DF50の時代には何とか間に合ったが、気に入った写真は写せずその後電化され、EF58とEF15の入線となり、何度か撮影の機会を持った。

風光明媚な紀勢線だが、ここを走るEF58は、竜華区のゴハチ。ここに所属の機関車たちも個性豊かな機体が多かったが、ゴハチで一番先に廃車になった22号機や28号機には間に合わなかった。関東から遠いという理由は確かだが、最も出向く気を削いでいたのは、EF15をも含めて前照灯がシールドビーム2灯化されていて見栄えが悪いこと。現在とは違い、お昼間の走行では、点灯されないから余計に目立ってしまう訳だ。まあそれでも、潮風を受けながらの海沿いでの撮影は気分も良く、首都圏での撮影とはまったく違う時間が流れていたことを懐かしんでいる。

掲載写真は、岩代海岸沿いをのんびり走るEF58147号機。何往復か客車列車の設定があり、当然EF58の出番となる。その流れで夜行列車「はやたま」という名の付いた普通列車もあって、まだまだ活気のある時代だった。

1979-08-13   123ㇾ   EF58147      紀勢本線:岩代-切目