先ごろ、新鶴見区EF652101号機が白プレートで出場し話題となっている。
一昨年、同区のEF652139号機が国鉄色化され、話題となってから早2年近くの月日が流れてしまったが、以降、次々と国鉄色化の波は押し寄せ、先週稼働を始めたEF652101号機で8台にまでになった。そのPF型2101号機が、今回出場した際、全面プレートが赤ではなくクリーム色で出てきたため、現在機関車ファンの標的となっているらしい。元来ブレーキ設備の識別の目的でプレートの色を変えていたはずだが、現在でもそのルールは生かされているのだろうか?よくわかってはいない。
懐かしい国鉄色の機関車が増え、アントンKも喜ばしい気持ちだが、本音を言えば全面窓周りのゴムの色が黒色のために、どうも人相が違って見えてしまい、今ひとつ中途半端に感じてしまう。最終的には、徹底的に旧来の形態にこだわった1台を作り、我々ファンを驚かせてほしい、なんて叶わぬ夢か。このまま検査入場のたびに国鉄色に変わって出場することは、車齢から言っても考えにくいことから、どの程度台数が増えていくのか興味津々なのだ。
掲載写真は、稼働して2日目で捕らえることができたEF652101号機。日没数分前でも、カラー写真が撮影できてしまう現代。随分と安直になったものだ。