風雅遁走!(ふうがとんそう)

引っ越し版!フーガは遁走曲と訳される。いったい何処へ逃げると言うのか? また、風雅は詩歌の道のことであるという。

麺妖なハナシ……チャンポンメン

2005-02-23 00:04:27 | まぼろしの街/ゆめの街
nagasaki_champ「チャンポン」というのは沖縄方言の「チャンプルー」と同じで「ごたまぜ」という意味があるから、何が入っていても文句は言えない。沖縄の「チャンプルー」は炒め料理だが、「チャンポンメン」はむしろソーキそばなどの中華ソバの系統で、沖縄ソバが島津藩を通じて伝承したものではないかとオイラは、ひそかに疑っている。同じ具を片栗粉でとろみをつけて炒め、麺の上にかけたものは「皿うどん」と称されている(マレー語で「チャンポール」は「混ぜる」という意味があり、また「チャイナ」+「ジャポン」の合成語という説もあることを紹介しておこう)。

オイラは現在「チャンポンメン・闇鍋化プロジェクト」というプロジェクトをひそかにすすめており、かっての「冷やしラーメン」(全日本冷やし中華愛好会)にカウンターした一大ブームをつくろうと考えている。
つまりチャンポンメンのあのクリーム色のスープに隠れて、闇鍋のように様々な食材を、もっと加えようではないかというプロジェクトだ。ヘビを加えれば、精力が倍増するだろうし、赤アリを加えればもっと酸っぱい味付けが可能かも知れない!
それに、そもそもオイラの故郷は「ナガサキ」なのだ。郷土食と言われている「チャンポンメン」をもり立てることは、いわば郷愁に駆られた使命である。いや、故郷に錦が飾れないオイラの断腸の手術なのだ(?)。オランダ坂には今宵も雨が降るのだ! ナニか文句があるか?

(マジな話。チャンポンメンはオランダ料理と和食がチャンポンされた「しっぽく料理」の伝統と、中華料理の「チャンポン」なのですね。で、長崎でも各店ごとに味が違います。麺は独占なのでそれほど違いはなくとも、スープは秘伝です。これは、ラーメンも同じ。で、露地の裏の小さな店がまた絶品なんですよ。なにしろオイラが食べた時は、小さな虫の屍骸までチャンポンされていて、オイラはそのオイシサに感動したのですが、お店の配慮でタダになりました! チャンポンなのに! 面妖ならぬ麺妖なハナシです!)