![scalaza](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/2b/d3242d4334cf73b1238e513c52fcd046.jpg)
そのせいかどうかは知らないが、新宿歌舞伎町店はなんというか丸いスロープ状のカウンターでかこまれた、どこかカフェ風の作りになっている。というか、入り口のチケットを買うところからして、ラーメン・アミューズメント(?)をめざしたのかと勘ぐりたくなる。どこか、遊園地をイメージしてしまうのだ。
いやいや、今日のテーマは「神座」ではなく、「スカラ座」の方なのだ。しかし、この共通の「座」は、たんなる偶然なのだろうか?
「スカラ座」は、1954年4月に開店した。今年、51年目になるところだったはずだ。
かっての「スカラ座」を知らない人には、ましてやそこがクラシック喫茶だったと言えば、興味がないだろうが、その店は嶽本野ばらの『カフェー小品集』の1編の舞台になってるよと言えば、興味がかきたてられるかも知れない。
実際、「スカラ座」の最後の日々にはゴシックロリータ風のウエイトレスがいて、きっと嶽本野ばらファンの娘さんだったんだろう。その黒ゴロリのファッションもなかなか良かったんだが、ボクは地味な修道女のようなコスチュームも好きなのだ……。と、どうも、そこまで言うとコスプレファンなのかい?と言われそうなので自分で突っ込むのもそこまでにしておこう。
実は、ここで明かしてしまえば「スカラ座」はなくなった訳ではなく西口の小田急エースの地下に移転したのだ。今年、どういう訳か(ま、閉店の時行って御亭主に住所を残してきたからだろうけど…)年賀状をもらったので、義理で(?)宣伝してあげることにします(笑)。
で、そこでも「50周年」をうたってますので、移転存続しているという風にお店でも考えてるようだ。しかし、なんだろう。移転休業していた2年間をどう計算して、今年50周年にしたんだかは、ボクにもわかりません(笑)。
(写真は最後の日の「スカラ座」)