マジョルカピンク

水曜どうでしょう。大泉洋。大谷翔平。大好き

4代目

2016-05-21 21:04:15 | どうでしょう

昨日の夜、イナダ組公演「亀屋ミュージック劇場(ホール)」を観に行ってまいりました。
ダイアリーで大泉さんが仰ってた通り、イナダ組の数々の作品の中でも「カメヤ演芸場物語」と並ぶ代表作ではないでしょうか。昭和のストリップ小屋を舞台にそこに集う愛すべきダメ人間たちが繰り広げる笑いと涙の人情物語です。
今回で4度目の上演とか。私も昔見たことあります。超懐かしかった。
基本的に群像劇ですが、物語の中心人物は売れない漫才師鶴松師匠。この役はかつて大泉さんが演じた役で、2代目がイレブンナインの納谷さん、3代目が森崎さんで、今回藤村さんが4代目として抜擢されたわけです。
近年すっかり演技に目覚め、テレビマンの傍ら舞台役者も勤めるというスーパーサラリーマンぶりですが、声がいいし堂々としていて舞台で違和感ないんですよねえ。森崎さん曰く(19日に見たらしい)、大泉さんに演技が似ているとのことらしく。まあ大泉さんの浅草芸人役というのは当たり役でして…当たり役つーかアテ書きだったらしいのでハマるの当たり前よね。以後この役をやる人は大泉さん演じる鶴松師匠の幻影に悩まされるそうな。
しかしながら藤やんの師匠役もなかなかのもの。歴代の鶴松師匠はダメ男ぶりが際立っていたけど、藤やんの場合はなんかハッタリがきいて妙なカリスマ性と貫禄のある師匠で、またそれも魅力的。
舞台がはねたあと武田さんも仰ってたけど、昨日はお客も演者もなんだか緊張していたのか固くって客席が温まるのに時間がかかるように思いました。でも舞台は本当に素晴らしくって、クスクスニヤニヤ、涙と哀愁がちょっと多めって感じ。イナダ組もすっかり役者の平均年齢が上がり、大人の渋い役者さんが多くなったからこそ、こういう悲喜こもごもの人情者なんかがしっくりくるようになったのではないでしょうか。昨日は客層も大人っぽくて、落ち着いた雰囲気でしたしね。
藤村さんだけでなく、刑事役の武田さん、年増のストリッパー役の山村さんはもう最高の演技。あとはローズ役の方のきっぷの良さ、ヤクザ役の3人組の間合いの素晴らしさなどが出色でした。
写真はアフタートークにて。宣伝にどんどんSNSに出して、と言われましたのでお墨付き(笑)

今回特筆すべきはついに嬉野さんまで舞台に登場しちゃったことですね。口上といいつつ、下足番のしのさんと、役名までついて。
嬉野さんも声いいですし、今回に味をしめて次回作以降も出演するかも。
帰りに出口のところで、嬉野さんが自身のエッセイ本「ひらあやまり」を売ってたので、握手してほしさに並ぶ私。人気でしたよ~女性にたくさん囲まれて。いやー嬉しい優しい(はぁと)そしてサービス満点。握手だけじゃなく名前入りでサインまでしてくれました。即席サイン会。嬉野さん以前より若く、素敵になったんじゃないでしょうか。ダンディーだわ~。
舞台は良かったし、アフタートークもあったし、サインはもらっちゃうしで良いことづくしの夜でした。









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