目指せ! 標高1122メートル

山の神にお供して歩きつづける、ある山のぼら~の記録。ネイチャー、冒険の本もとりあげるよ。

鷲羽・水晶・雲ノ平・三俣蓮華・双六~プロローグ

2013-09-29 | 山行~北アルプス

001img_6901ここ数年、仕事や天候でなかなか実現できなかった雲ノ平計画をついに実行することになった。雨でもいく人は、行ってしまうようだけれど、どうせお金と時間をかけて行くなら、晴れていなければね。

台風18号が来て、今回も危うい状況になってはいたものの、9/16(月)には本州を抜け、安定した晴れの日が続きそうだと予報が出た。もうこれは千載一遇のチャンスだと、山の神と気分は盛り上がり、9/17(火)~9/21(土)の4泊5日の山行は始まった。

実際行ってみると、予報どおりの天気で、常に360°の大パノラマを毎日堪能できるという僥倖を得た。通常なら、景色の半分くらいは、雲のなかに没していたり、長くいればいるほど、雨に遭遇するものだが、うそのように毎日快晴で、雲すらあまり見ないという好天続きだった。

しかし、その好天のせいで、暑くてバテたり、日焼けしすぎたりしてしまったが、そんなことはたいしたことではない。とにかくサイコーの北アルプスだった!!

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鷲羽岳登高中に三俣山荘と三俣蓮華岳を振り返る

今回の山行で、印象的だったのは、水晶小屋で出会った人たちだ。
北アルプスに来てその日が10日目という人物がいた。ずっとテント泊で、明日竹村新道から下山。最後は山小屋でたらふく食って、ゆっくり寝ようと考えたようだ。それにしても10日とはね。夏山の装備なのにザックは25Kgもあるという。北アルプス11日間のお次は、白馬そして南アルプスも縦走。そのあとは、ネパールにも行く予定であると。自由人万歳だ。

もう一人は、初日の小池新道でちょっとだけ言葉を交わした人。再び水晶小屋で顔を合わせた。この方も長期縦走タイプの方で、読売新道を下り、そのまま移動して劔岳に登るといっていた。いったん下山したら普通はそこで終わるものだが、彼の場合そうではない。バリエーションルートもよく使うようで、道に迷って下山できず、ケータイ圏外で会社に連絡もできず、無断欠勤になったりもしたようだ。マッターホルンも登っていて、イッテQでイモトが登頂したため(下山はヘリ使用)、価値が下がったと嘆いていた。

北アルプスも深奥部、水晶小屋ならではの出会いだった。その後雲ノ平山荘でもユニークな面々に出会った。別の機会にご紹介しよう。

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水晶岳から立山方面を望む(早朝)

※冒頭の写真は、三俣山荘への巻き道で見つけたウサギギク

Part1~鏡平につづく
Part2~鷲羽岳・水晶小屋へとぶ
Part3~水晶岳・雲ノ平へとぶ
Part4~三俣蓮華・双六へとぶ
エピローグ~遭難考へとぶ


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