目指せ! 標高1122メートル

山の神にお供して歩きつづける、ある山のぼら~の記録。ネイチャー、冒険の本もとりあげるよ。

楽チンコースで岩木山へ

2019-08-03 | 山行~東北

標高 1625m 青森県

2008年9月16日(火)快晴 

メンバー 山の神と私

コースタイム 11:50津軽岩木スカイライン8合目駐車場12:00--リフト--12:10--12:35岩木山山頂13:20--リフト--13:50駐車場

この日は暗門の滝を散策し、岩木山へ移動した。ふつうの山のぼらーなら、岩木山神社から登るのだろうけど、山の神がリフトでいいんじゃないのとぼそっという。いわゆる観光客コースで、その楽チンコースをたどることになったのだが、当然ながら今思い返してみても登った実感がない。

 
左:津軽岩木スカイラインの駐車場から 右:岩木山山頂をあおぐ

11:50九十九折の津軽岩木スカイラインを車であがり、リフト乗り場の駐車場に入った。すでにこの地点で岩木山の8合目になる。ここの食堂で昼飯にしようと思っていたのだが、なんと定休日だった。山の神とザックを背負わずに、ユニクロのトートバッグに水とお菓子とカメラ程度を入れて出発する。

 
左:クリアに日本海が見えていた 右:山頂手前で岩場を振り返る

ほとんど観光客然としてリフトに乗り込み9合目に着いた。歩き始めてすぐにトートバッグが邪魔になり、ザックで来なかったことを後悔する。

やがて岩場を越え、ジモティのおじいさんに話しかけられた。ほとんど意思の疎通ができなかった。北東北の言葉はいくら耳をそばだてて聞いても、ほとんどわからない。以前乳頭山近くの大白森で会ったジモティの方とも会話に苦労したことを思い出していた。ましてやここは津軽だ。山の神がなんとか話を合わせていたが、中身をすべて理解したわけではなかったようだ。

 
左:山頂の鐘 右:大町桂月の碑

12:35あっけなく岩木山の山頂に到着した。山頂にはどんな風雪にも耐えられるような立派な構造物のなかに鐘が設置されていたり、大町桂月の碑が建立されていたり、岩木山神社の祠が鎮座したりしていてにぎにぎしい。大町桂月の碑文を写すと以下のようになる。

四方八方の千万の
山を見下して
心にかかる
雲もなきかな

われわれ同様、天候に恵まれたのだろう。岩木山は独立峰なので、通常は雲がかかりやすいそうだ。 


山頂からは360度の大展望

山頂には、登山道を上がってきたトレッカーが何人もいた。やはり下から登らないと楽しみが半減するか。次回は嶽温泉とセットで訪れたいものだ。


白神の山々

周囲360度どの方角をとっても、大展望。岩木山ならではの眺めだ。

山頂でのんびりしつつも、明日の宿が決まっていないから今のうちにとっておこうと、十和田湖畔にあたりをつけて検索し予約を完了した。再びリフト乗り場に戻り、駐車場には13:50に到着した。


津軽平野を見渡せる

あとは今宵の宿泊地モヤヒルズに移動するだけだ。スカイラインから一般道に入ると道路沿いに「嶽きみ」の文字が踊っていた。「ほらほら、また嶽きみさんだ。おばあちゃんブランドか」とふざけていると、山の神が真に受ける。「きみ」といえば「とうきび」が転化して「とうきみ」になって、嶽(岳)という地名と結びついて、特産になっているのだろうとなんとなく察しがついていたのだが、果たしてそうだった。

嶽(岳)きみ地帯を抜けて、岩木観光物産案内所を発見。ここに立ち寄り山の神ともども昼食として山菜そばを食べた。

 
2点とも:モヤヒルズ。フリーサイトは狭い

モヤヒルズはカーナビがうまく誘導してくれずに困った状況だったが、あてずっぽうに移動しているうちに弘前市街地に出て、うまく幹線道路に出られた。コンビニで買出しをし、一路目的地へ。

16:30頃やっとモヤヒルズに到着した。フリーサイトは大人1人500円で今も変わらないようだ。平日だけにデイキャンパーが去るとまったくもって閑散とした寂しいキャンプ場になってしまった。今日の宿泊はわれわれのほかにライダーが1人だけ。でも太陽が沈むと、満月が輝きだし、青森市街の灯かりがきれいだった。

八甲田山へつづく
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