目指せ! 標高1122メートル

山の神にお供して歩きつづける、ある山のぼら~の記録。ネイチャー、冒険の本もとりあげるよ。

節刀ヶ岳・鬼ヶ岳

2014-06-27 | 山行~伊豆・箱根と富士山周辺

節刀ヶ岳 標高 1736m 鬼ヶ岳 1738m 山梨県

2005年5月15日(日) くもりのち小雨

メンバー 単独

コースタイム 7:20魚眠荘前駐車場7:30--8:18カラマツ林入口8:23--9:12雪頭ヶ岳9:24--鬼ヶ岳--金山--10:05節刀ヶ岳10:15--10:40鬼ヶ岳10:45--11:20鍵掛峠(昼食)11:55--12:50駐車場

もう事情はよく覚えていないが、山の神はお留守番だった。5:00起きして、ひとり自宅を出発した。コンビニで買出しをし、中央道を走り、いつものように談合坂SAで朝食。脱兎のごとく走りぬけ、河口湖畔、魚眠荘前の駐車場に車を滑り込ませた。

001_002 002_004
左:魚眠荘前駐車場。立派なトイレつき 右:登山口へいたる農道

駐車場はガラガラだった。昼食をどこかの山頂で食べようと計画すると、まだ早すぎるからだ。車を降りて山のほうを見ると、白い雲が山頂付近をなめている。明らかに山頂付近は雨が降っていそうだ。それでも身支度をし、7:30に駐車場をあとにした。

003_005 004_006
左:休憩したカラマツ林への入口 右:雪頭ヶ岳山頂

農道を進み、建設中の砂防ダムのところから登山道に入る。憂鬱な暗い杉林の急登が続く。そこを抜けると、明るいカラマツ林が眼の前に現れた。ひとまずここで休憩をとる。

歩き始めると、カラマツ林からブナの森へと樹相が変わる。青々とした新芽がすがすがしい。残念なことに下から見えていた白いガスがこのあたりから徐々に広がってきた。9:12雪頭ヶ岳山頂に到着。

 

 

005_008 006_009
左:鬼ヶ岳山頂 右:節刀ヶ岳山頂

ごつごつした岩場の鬼ヶ岳、金山を通過。なかなか気持ちのいい尾根を進み、10:05節刀ヶ岳山頂に着いた。ガスが一体を包んでいて展望はまったくきかない。山の神に山頂に着いたよとケータイでメールをうっていると、後からきた2人組のおばさんに写真を撮ってもらえますかと声をかけられた。あれっ!登高中に見かけ、追い抜いたおじさん2人組がおばさん2人組に化けたとギョっとしていると、もう一人いて3人パーティだった。当然まったくの別人だった。それにしても背格好や雰囲気が似すぎだ。

下山を始めると、当のおじさん2人組が先を歩いていた。節刀ヶ岳をカットしたようだった。

007_010 008_014
左:鍵掛峠 右:鍵掛峠から新緑の森を下る

7,8人のパーティとすれ違って、鬼ヶ岳に到着。そこから岩場を通って、雨がぽつぽつ降る中を鍵掛峠へ移動した。峠には3人パーティがいて、ちょうど出発するところだった。これ幸いと、そのスペースを占領した。さあ、メシだ。雨がやむのを見計らって、ラーメンをつくりはじめた。ところがストーブからはプスプス、シューという音。ガス切れだ。お湯が沸かないうちに火が消えてしまった。大失敗だった。こういうときに限って予備のガスカートリッジは持って来ていない。ラーメンは諦めて、コンビニ調達のおにぎり1個とサラダを食べた。さびしい昼食だった。ついでに告白してしまうと、家に帰ってから、さらに恐るべきことがわかった。袋麺の賞味期限がとっくの昔に切れていて、麺の色は変色しているし、わずかながら異臭も発していた。気づかずにこれを食べていたら、タイヘンなことになっていただろう。賞味期限はみなさんも気をつけましょうね!

昼食後そろそろ下るかとザックを背負っていると、ちょうど年配者のパーティが峠に上がってきた。これから王岳だといって、足取りは軽やかに元気に通過していく。私も王岳へ行きたい!とこのときに思ったのだが、実現したのは、2013年12月だった。だいぶ間があいたものだ。

下り始めると、雲が切れ、ガスもなくなり、スカッと青空がのぞいた。しかもきれいなブナの原生林が一帯には広がっている。最初からこうだったらよかったのにと思った頃には、もうほとんど下界だった。

王岳山行記録 http://blog.goo.ne.jp/aim1122/d/20131214


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 北アルプス大百科 | トップ | 春を背負って »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

山行~伊豆・箱根と富士山周辺」カテゴリの最新記事