目指せ! 標高1122メートル

山の神にお供して歩きつづける、ある山のぼら~の記録。ネイチャー、冒険の本もとりあげるよ。

雨中山行となった安達太良山

2013-09-14 | 山行~東北

標高 1700m 福島県

2003年8月16日(土) 雨

メンバー 山の神と私

コースタイム 9:40あだたら高原スキー場駐車場 ゴンドラ10:00--10:15山頂駅--薬師岳--11:08休憩11:13--11:30安達太良山山頂(昼食)12:20--13:20くろがね小屋13:50--15:15駐車場

前泊は幕川温泉の吉倉屋旅館。ちょっと白濁の湯に浸かれる露天風呂は、なかなか風情があってよかった。山の神は、内湯で、このあたりの山にしょっちゅう来ているというおばさまと話し込んできた。近郊の温泉宿のおすすめや、吾妻山はいいとか、大量の情報を入手。次回の山行に役立てたいものだ。

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左:あだたら高原スキー場駐車場 右:ゴンドラからスキー場をみる

8:50宿をチェックアウトし、途中コンビニで買出しをし、安達太良山の登山口であるあだたら高原スキー場を目指した。9:40スキー場の駐車場に到着。何台も車が停まっているが、霧雨が降っていて、行くかどうか躊躇している人たちもいる。天気予報には、ものの見事に裏切られた。山頂のほうを見ると、厚く雲が垂れ込めている。

ひっきりなしにやってくるゴンドラに乗り込むと(片道¥900)、窓には水滴がびっしり付いていた。上は霧雨どころかフツーに雨が降っているのかもしれない。とりあえず上がってみようと、山の神とともにスキー場の草原を見ながら、どんどん上へ移動していった。

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左:薬師岳にはすぐ到着 右:祠と鐘

山頂駅についてみると、ガスは濃く視界が非常に悪い。しかも下界同様霧雨が降っている。でも、ガスははれてくるはずだと、勝手な期待をしながら、レインウエアに身を包み山の神と出発した。この時点では、まだ天気予報をわずかながら信じていたのだ。

薬師岳に到着するも、天候は一向に変わらず、好転のきざしはない。そのうち足元はぬかるみで、滑るは泥だらけになるはで、気分は萎えるいっぽうになる。

005p8161515 006p8161516 安達太良山頂

11:30安達太良山山頂に到着する。写真の後ろ側に乳首岩がある。山頂は濃いガスにおおわれていた。もちろん周りの景色はまったく見えない。ここで昼食をとる。登山者がまばらにいるが、天候がちっとも回復しないので、ほとんどの人がピストンを選択し、ゴンドラ乗り場のほうへ引き返していった。山の神と私は、予定どおり、くろがね小屋に下ることにした。

12:20山頂を後にした。何も見えない白い中を、ただ疲れて苦痛なだけの道を延々と進み、くろがね小屋に13:20にたどりつく。ガスはますます深くなるばかりだ。小屋の中で休憩をとらせてもらう。後から到着した人が小屋のなかの温泉へと向かっていった。ここに泊まるのなら、入ってもいいけど、まだだいぶ歩くからねえと、山の神と話しながら30分もここでまったりしてしまった。

007p8161517 温泉のある、くろがね小屋

13:50重い腰を上げ、くろがね小屋を出た。霧雨は降り続いている。結局駐車場まで止むことはなかった。何も楽しいことはなく、ただ山頂を踏んだというだけのせいか、足取りも重く、駐車場に着いたのは15:15だった。

冷えた体を温泉で温めようと、アットホームおおたまへ移動する。料金は当時も今も¥400。とにかく安い。肌がぬるぬるになる温泉だった。

宿泊は、フォレストパークあだたら。フリーサイトにテントを張る(料金は当時2人で¥2,700くらい)。天候が悪いせいか、ちょうどキャンセルが2件出ているといわれる。ここには温泉施設があった。事前に知っていれば、わざわざ途中で入らなかったのだが。残念。翌8月17日テン場で朝食をとって、帰路に着いたのだった。


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