ひところほどではないにしろ、私はいまだに腰痛に苦しめられている。なかなか完治しないのは、どうやら側坐核という脳の部位のはたらきが低下しているらしい。
5月9日(水)放送のNHK「ガッテン」で慢性痛をとり上げていて、そんな聞きなれない脳の部位を解説していた。
前にこのブログでもとリ上げたけれども、慢性痛のメカニズムは、長く継続して痛みを覚えると、やがてその痛覚が脳に刷り込まれ、実際には体が痛みを感じなくなっても脳から痛いよ~という信号が発せられてしまうというものだ。その間違った信号を抑えるのが、側坐核だ。厳密には痛みを和らげるはたらきをしているようだ。
では側坐核を活性化させるには、どうしたらいいのか。些細なことでいいので「達成感」を積み上げることであると番組では紹介していた。痛みがあってもできたという事実を増やしていくと、側坐核が目覚め、はたらきはじめるのだという。
番組では具体例として以下のようなものを紹介していた。しばらく慢性痛のために家族旅行に行けなかった人が、最初に取り組んだのが、書店へ行くこと。歩くのすら苦痛であったけれども、ガイドブックを見るために書店へ向かったのだ。そもそも脳が痛いと感じているだけで、実際には体はなんともないので、日常のことであれば達成可能なのだ。こうした試みの一歩を踏み出し継続することで、症状はしだに改善していく。こうした取り組みを始めた人たちの表情が一様に明るいのは、たしかな症状改善の実感を得ている証拠なのだろう。
ちなみに私もそのひとり。しばらくやめていた山歩きを再開!
参考:当ブログ
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