目指せ! 標高1122メートル

山の神にお供して歩きつづける、ある山のぼら~の記録。ネイチャー、冒険の本もとりあげるよ。

王岳

2013-12-14 | 山行~伊豆・箱根と富士山周辺

001img_7188標高 1623.4m 山梨県

2013年12月8日(日) 晴れのち曇り

メンバー 山の神と私

コースタイム 7:47西湖いやしの里根場(ねんば)登山者用駐車場7:57--(本沢川沿い)--8:47尾根8:54--9:28鍵掛峠--9:46鍵掛9:53--10:33王岳山頂(昼食)11:03--(西入川沿い)--12:11駐車場

山梨百名山の王岳へ行ってきた。前々から計画をしつつも、なかなか実現しなかった。というのも行程が6時間以上でタイヘンだと思っていたからだ。そこそこ山歩きをしているときで体力があるときに行かないと、途中でバテてキツそうだと敬遠していた。しかし、実際に歩いてみると、全然そんなことはなかった。西湖の湖岸ではなく、いやしの里根場に車を停めることで、多少距離を短縮したということはある。でもそれ以上に山地図やガイドブックに出ていたコースタイムがだいぶ多めにとってあったことに起因する。あっさり稜線に上がってしまい、拍子抜けしてしまった。

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左:西湖いやしの里根場駐車場(手前が登山者用) 右:いやしの里根場の横をすり抜けていく

5:35家を出発して中央道にあがり、談合坂SAで朝食をとった。河口湖ICから139号を走り、西湖へ右折する。いやしの里根場には、7:47に到着した。入口付近では、バスをチャーターしてきた登山者の団体が準備運動をしていた。嫌な予感がしていたものの、その後団体様ご一行には、いっさい会わなかった。精進湖方面へ抜けたのだろう。

さてトイレに寄って行こうと、駐車場奥へ向かう。トイレに着いて目を疑う。ここまで歩いてきたのに入口シャッターががっちりと閉まっていて、使用不能だった。ここの施設は9:30オープンなので、それまでは閉めているのだろう。まっいいかと7:57駐車場を後にする。

いやしの里根場のかやぶき屋根の古民家を右手に見ながら車道を進む。すぐに未舗装の道になる。

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左:最初の休憩ポイント 右:鍵掛峠の指導標

林道終点から山に取り付き、沢沿いに上っていく。落ち葉が吹きだまった冬枯れの道だ。8:47尾根に出て小休止をとる。休むとまたたくまに体が冷えてくる。

8:54腰を上げると、なかなかの急斜面が始まった。風も止んで、陽光がやさしく降り注ぐと、汗ばむほどだ。しかし、稜線の鍵掛峠に出ると、様子は一変した。北側斜面をなめてくるキンキンに冷えた風がほおを突き刺してくる。冷凍庫のなかを歩いているみたいだ。そういえば天気予報で寒気が南下してきますといっていたっけ。

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西湖。左端の山は、足和田山

9:46樹林帯の中の鍵掛で山の神が持ってきた行動食、カステラ切り落としをパクつき、再び歩き始める。天気は晴れのはずだったのだが、上空の雲はどんどん広がっている。甲府のほうを見ると、晴れているのだが、富士山側はまったくダメだ。このまま雲で覆いつくされてしまうのか。でもガスってはいないので、下界の眺めはいい。登山道からは西湖が望める。

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富士山は一度も姿を現さなかった。王岳山頂より

アップダウンを繰り返し10:33王岳山頂に到着した。年配の3人パーティと、単独者2名がいて、皆昼食中だった。山頂は風が吹き抜けて寒い。なるべく風が来ないところに陣取り、早々に食べて下ろうと、まずはお湯を沸かし始めた。おにぎりを食べ始めると、白いものがポチポチと来た。いわゆる風花というやつ。あまりに小さい雪の切片だから風に翻弄されながら、落下してくる。いやあ、寒いはずだ。

富士山は登りはじめから終始雲の中で、結局この日はその姿を拝むことはかなわなかった。

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左:カラマツとクマザサの中を下る 右:林道に出れば、すぐに駐車場だ

10:33下山開始。このころ、利発そうなお子さんを連れたお父さんが山頂に到着した。マイナーな山の印象が強かったのだが、予想外に登山者はいる。

クマザサとカラマツの気持ちのいい林を下っていく。そのうち砂防ダム群が出てきて、林道に出た。サクサク下って12:11無事駐車場に到着した。出発時には閑散としていた駐車場には観光バスや自家用車があふれ、観光客が練り歩いている。オフシーズンでも、こんなに人がいるのかと驚いてしまった。おみやげ屋でほうとうと南京豆を買って家路につく。時間が早いと中央道も渋滞なし。スイスイ走って家に着いた。

コメント
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