目指せ! 標高1122メートル

山の神にお供して歩きつづける、ある山のぼら~の記録。ネイチャー、冒険の本もとりあげるよ。

大菩薩嶺

2011-08-18 | 山行~中央線沿線・大菩薩

000img_5169_2大菩薩嶺 標高2056.9m 山梨県

2011年8月14日(日) 晴れのち曇り 

メンバー 山の神と私

コースタイム 6:40上日川峠(朝食)7:15--7:40福ちゃん荘--8:20介山荘8:35--9:20大菩薩嶺--9:30雷岩9:53--10:30福ちゃん荘10:36--10:53上日川峠駐車場

夏の縦走計画を前に先週、山の神の靴が崩壊したため、予定外の山の神靴ならし山行となった。行き先は、近場の大菩薩。お盆の時期だから帰りの渋滞をさけるべく、4:00起きでなる早移動を敢行した。

山の神は靴の新調とともに、Tシャツも山ガールふうなのを購入して、意気軒昂と大菩薩嶺を登ったのであった。

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左:上日川峠の無料駐車場。トイレつき 右:90年代の新築直後に2度泊まった懐かしのロッヂ長兵衛

4:00台後半に中央高速に上がったが、すでに交通量は多めで、予定どおり朝食は上日川峠の駐車場ということで車を走らせた。裂石から狭い林道に入り、こんなに長かったかこの林道と思いながらも6:40駐車場に到着。車はまばらに停まっている。昨日から停まっているのだろうかと思いきや、今朝着いたらしい人がトイレから車へ戻っていく。

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左:シラカンバと表示がついている 右:混みあっていた福ちゃん荘

朝食後、7:15ロッヂ長兵衛横の登山口から登り始める。薄暗いが、朝の陽光が差し込んでくるシラカンバの樹間をすり抜けていく。 隣に平行して林道が付けられていて、福ちゃん荘まで車でいける。7:40には福ちゃん荘に到着。玄関口からちらりと中を覗くと、登山靴がいっぱい並んでいた。さすがお盆だけあって、泊り客で満員なのだろう。歯磨きしている人が外にいるし、中から2,3人伸びをしながら出てきた。ここで軽く給水して、出発。

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左:峠の看板 右:介山荘を振り返る

親子連れを追い越して 、森から出る。明るい光につつまれると、そこはもう介山荘だ。改築したようで、きれいになっていた。われわれ同様の夫婦が先に大菩薩峠の看板を前に記念撮影をしていた。8:00台にして、日差しはもう強く、じりじりと照りつけてくる。

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介山荘から尾根を見る

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上日川ダム。富士山は雲のなか

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親不知ノ頭から大菩薩嶺を望む

介山荘から尾根を進む。小屋に泊まった人たちなのだろうか。もうところどころで休憩している。岩頭にいた単独のおじさんは早朝に来たのだろうか。この山は東京からアクセスがいいからね。

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左:賽ノ河原 中:コウリンカ 右:ハクサンフウロ

賽ノ河原に下ると、もう大菩薩嶺は間近だ。困ったことにドス黒い雲が湧いてきていて、嶺に黒い影をさし始めている。山容を覆うさわやかなライトグリーンが濁った色に見える。

ここで、以前訪れたときには決して目にしなかった(!?)、オレンジ色の花弁が垂れ下がった花を見た。上っていくと、大群落を形成していた。誰かがこの花の種を、ザックか靴にでもつけて持ち込んだのか? 家に帰って調べてみると、コウリンカというらしい。初めて見る花だ。ほかの高山植物は、この花に駆逐されたように、ちらほらしか見かけなかった。ハクサンフウロがさびしく、ぽつんと咲いていた。山の神は、お花がないねえと嘆きつつ登っていた。

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左:大菩薩嶺の標柱 右:コメツガの林を抜ける

雷岩付近を通過すると、登山者がだいぶもう休憩している。お盆だからか、夏だからかなのか行動時間が皆早い。家族連れを追い越して、9:20大菩薩嶺に到着。山梨百名山の碑が朽ち果てる一歩手前の様相でかろうじて立っていた。かたわらには、文字がもう判読できない木切れが横たわっていて、これは、おそらくここで15,6年前に山頂の碑として立っていたもののようだ。世代交代は続くのだ。

9:30雷岩に戻って休憩。凍らせてきたジュースは凍ったままで、缶切りで開けてスプーンですくって食べた。アルミ缶でしかも簡易缶切りときて、開けるのにひと苦労だった。その苦労のわりには報われず、凍らせると味は薄く感じてしまう。まあ、でも冷たくいからいいか。
長らく休んで、雷岩から岩ごろごろで歩きにくい唐松尾根を下り、なだらかな道になった頃、福ちゃん荘に着いた。これから登ろうという人がまだここにはいた。

あとはショートカットで林道を下り、10:53駐車場に戻った。こんなに早い下山であれば、寄り道するところなのだが、お盆だから高速の渋滞を見越して、そのまま帰途につく。そのおかげか、ほとんど渋滞なしで家に着いて、長い午後のひとときをゆったり過ごせた。早帰りは3文の得。

コメント
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