目指せ! 標高1122メートル

山の神にお供して歩きつづける、ある山のぼら~の記録。ネイチャー、冒険の本もとりあげるよ。

鎌倉アルプス

2011-05-02 | 山行~三浦・房総

鎌倉アルプスの最高点 太平山 標高 159m 神奈川県

2001年5月25日(金) うす曇 

メンバー 山の神と私

コースタイム 北鎌倉駅10:40頃--円覚寺--11:40建長寺--半僧坊--十王岩展望台--12:53天園茶屋13:40--14:20瑞泉寺--14:50鶴岡八幡宮

                     

朝ゆっくりめの出発で、観光も兼ねたハイキングの旅。
10:40過ぎに北鎌倉駅を出発。人出は多い。なぜか?それはこの年のNHK大河ドラマが「北条時宗」(主演:和泉元彌)で舞台が鎌倉だから。平日なのにねえ。

北鎌倉駅から湧いて出てきた人たちは、まず円覚寺に吸い込まれる。臨済宗の立派なお寺だ。建長寺はそこから歩いてすぐ。手前に名門鎌倉学園がある。建長寺の裏手に鎌倉アルプスへの取り付き点がある。石仏(上の写真)が登場すると、いよいよ上り開始だ。

02_003 03_004 半僧坊の烏天狗

階段を上がっていくと、まず半僧坊がある。目印は烏天狗の群れだ。大きいのが2体、お出迎えしてくれる。拝殿に着くと、お参り用の真言が書かれていて、バカらしいと思いながらも、真言「おんなんのちりちりそわか」を唱えて、願い事を心に念じる。ご利益あるんだろうか。

04_005 05_006
左:半僧坊の拝殿にあった真言 右:珍しくジーンズの山の神

半僧坊からも階段が上へ上へと伸びている。そして登山道になり、露岩が現れる。十王岩に到着。十王岩には、うっすらとレリーフのように十王像が彫られている。

ここからの眺めはなかなかのものだ。ただあいにくこの日はうす曇りで、遠く海のほうはかなり白くかすんでいた。一方で住宅街へ迫る森の濃い緑は印象的だ。こんな丘陵地帯が鎌倉にあるとは、山の神に言われるまでまったく知らなかった。鎌倉時代、この森が幕府を守護したんだろうね。

06_007 十王岩展望台より

 

07_008_2

登山道に猫が現れた。根方が張り出している道で、ハイカーからエサを期待しているのか、こちらの様子をじっとうかがう。歩いていくと、また違う猫が。多いのかね。この辺りは民家からも近いし、フツーに飼い猫なのかもね。

薄暗い道を歩いて、天園の茶屋には12:53到着。ここのおでんを目当てにがんばってきた。本日は車で来ていないので、さっそくビールでのどをうるおす。おでんもつまんで、大休止だ。鎌倉アルプスの最高点、太平山はこの天園から直登したところにある。

13:40天園茶屋を出発。岩壁を削ってつくられたやぐら群がところどころにある。明治の廃仏毀釈で破壊されたのか、首のない石仏がやぐらの下に並んでいる。ひどいお姿だ。

14:20瑞泉寺の横の細い路地から車道に出る。鎌倉アルプス終了だ。あっけなくもあったが、有名なお寺を見られたし、天狗がいたり、猫がいたり、岩場があったり、見晴らしがよかったり、茶店もあって、バリエーション豊か。十分楽しめるコースだった。

08_010 09_012
鶴岡八幡宮 源平池

そのまま車道を歩いて、鶴岡八幡宮へ移動する。缶コーヒーを買って、源平池の湖畔で休憩。老若男女が集い、思い思いにくつろいでいる。山の神は優雅にゆったり泳ぐ鯉を見ていた。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする