イメージ画像(トムラウシ山系、日本庭園からヒサゴ沼に向かう。2006年7月3日)
東京都の新型コロナウィルス新規感染者数は200人台が続いていて、とても嫌な感じだ。そんな状況下で東京都は「他の県への不要不急の外出は自粛してくだい」としていた。一方で国は市中感染が広がっているわけではないので、自粛は求めない方針を継続するという。まったく正反対の対応。さらに国にいたっては、観光庁主導で8月から予定していたGo To キャンペーンを前倒しで7/22スタートとした。
Go To キャンペーンの概要は以下のとおりだ。
- 国内旅行対象で、宿泊・日帰り旅行代金の1/2相当額を支援。
- 支援額のうち、7割は旅行代金の割引。3割は旅行先で使えるクーポンとして付与。
- 1日1泊当たり2万円が上限。日帰りは1万円。
- 連泊制限や利用回数の制限はなし。
いったいどうしろというのだろう。国と都のどちらの判断に従うのが妥当なのか。いま改めて東京都のサイトをみてみると、「自粛」の文字がいつのまにか消えているので、国の方針に従うことになったようにもとれる。ということは、経済優先で、感染リスクは新規感染者がぐっと減っていた頃とさほど変わらないという判断になったのか。
新型コロナの感染がどんなものなのか、だいぶわかってきたという自信にも似た対応であるけれども、信じていいのか。
7月4連休は、当初の計画どおり福島の山&温泉2泊3日にするか、それとも長野へ行って山中テント泊の1泊2日にするか、はたまたすべてやめて都内にとどまるか。今週の新規感染者の推移や有識者がなんといっているかその発言を参考にしながら判断することにしよう。