こんばんは
山下和仁の無伴奏バイオリンソナタ1番の楽譜
昨日掘り出し物をてにいれたわけであるが、よく見ると編曲はイ短調だ。
先日、イ短調のソナタ1番の楽譜を探していたとき、ヤマハのチエ姉さんが仕入れ先に電話して確認したもらったときは、国内譜では無くて輸入物しか無いとのことだったが、じつは山下和仁がやってくれていたのである。
確かに山下の楽譜は絶版なので流通している楽譜としては国内譜には無かったのだろう。
結局、輸入譜のVladimir Mikulkaのほうが弾きやすく、さすが山下なのか運指もあまり書いてなく音も足してあって難しい。
山下の楽譜は、ぱっと見た感じでは♯が1個付いているのでイ短調とは思えないのであるが、よく見るとイ短調。
これは、バッハの自筆譜に原因がある。
自筆譜はト短調にも関わらず♭がBに一つしか付いてない。
途中、Eに♭が付いている段が1段だけあるがあとはすべてのE音に♭が付いている。
♭1つの楽譜を1音(ト短調→イ短調)あげると、どうしても今度はFに♯を付けざるを得なくなる。
バッハの時代には最初に調性記号によって調をはっきりと定義すると言った習慣ではなかったらしい。
そのまんま転調してFに♯を付けたのは山下の愛嬌か?・・・
・・・
無伴奏バイオリンソナタ1番アダージョ
まあまあ、になってきた。
が、音符のひげがあまりに多すぎて正確なリズムが分からなくなる。
ほとんど、勘・フィーリングで弾いている。
まあ、このタイプの曲は正確にリズムを合わせるより、思いっきりゆらいで歌わせる方がいい。
次のフーガは小気味好くリズミカルになるのでソナタ形式の特徴「緩急緩急」がはっきりとしてくる。
・・・
まあ、それにしてもいろいろと手をつけているので、どれもこれも中途半端でまともに聞けるものは一つもない。
まあ、いいか・・・
自己満足だもんな・・・