いわき鹿島の極楽蜻蛉庵

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第42回 詩祭の講演を聴く

2019-10-07 17:58:39 | Weblog
                               分類:催

             場所 : いわき市生涯学習プラザ(ティーワンビル内4階)   

   新藤涼子さんの 『心平さんと私の周辺』
 昨日(6日)は、福島県現代詩人会の第42回 詩祭(いわき地区)が開催され、ゲストに詩人の新藤涼子さん(本名:古屋涼子)を迎えての講演がありました。

            《草野心平を語り、熱が入る新藤涼子さん》

 いわき地区で行う、福島県現代詩人会の詩祭は、県南地区・会津地区・相双地区・県北地区・県中地区・いわき地区の順で開催されていくので、今年は一巡し「いわき地区」で7年目の開催になります。
 
 新藤涼子さんは1932年鹿児島生まれで87歳。 現在、宮崎在住。
 1961年に角川書店より草野心平に序をもらい 『薔薇歌』 を出版、同時に 「歴程」 同人に推挙されます。2017年から日本現代詩人会会長を務めることになり、日本文芸家協会の会員でもあります。
 
 新藤涼子さんは草野心平のエピソードをユーモアを交えて熱弁をふるい、12時を過ぎても終わる気配がないので進行担当からメモを渡され、時間がきたのに気付くというほどでした。
「心平さんと知り合った頃は、あんなに偉い人だとは思ってはいなかったが、中央官庁へ同行した時に出迎えた役人が平身低頭して〝 いやー、お待ちしておりました 〟の一言を聞いて、名のある人なんだ、と初めて知った」とか、「海水浴で溺れそうになった私を、心平さんは胃潰瘍でウンウン唸っていた身でありながら助けてくれたこと」、「生前は命名の天才だった」ことなど、聴いていて新鮮さを覚える話ばかりで、詩人・新藤涼子さんから見た『草野心平』。新たな発見がありました。。

 午後からはアトラクションとしてピアリコの演奏があり、会員の作品朗読があり終了したのは3時30分でした。
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